横須賀
風物百選めぐり。今回は明日、6/9(土)に西浦賀の為朝神社で行われる『虎踊り』です。
以前から見てみたいと思っていた“虎踊り”なのですが、残念ながら今回も見れそうにありません。
それならば!と、“虎踊り”が行われる「為朝神社
」へ行ってきました。

実際に「為朝神社」へ来てみると、鳥居、狛犬、拝殿、手水舎と実にコンパクトにまとまった、
それでいてまったく無駄のない神社です。浜町(西浦賀4丁目)の鎮守で、
その名のとおり源為朝を祀っています。創建は文政期(1820年代)。
もとは寛政12年(1800)浜町の漁民が、海に漂流していた
鎮西八郎為朝(源為朝)の木像を引き上げ、地蔵堂に安置したことから始まります。

鬼顔の狛犬

以下横須賀風物百選ガイド“虎踊り”について
『西浦賀の浜町に伝わる郷土芸能で、獅子舞も一種といわれ、県指定民俗文化財である。
下田奉行が浦賀に移ったときに伝られたといわれる。
踊りは、虎2体と和藤内や唐人衣装の子供大勢、唐人踊りの大人3人が、三味線、太鼓、笛のはやしに合わせて踊る。
叶明神の威徳で虎退治をするのが筋書である。毎年、西叶神社の祭礼に奉納される。』
※ガイドが古いものなので、現在西叶神社で虎踊り
が行われているかは不明。

(左) 浜町 地名の由来
私が訪問した時にちょうど、舞台を組み立てていました。
『為朝(ためとも)神社』
★場所 横須賀市西浦賀4-12
★電話 なし
★アクセス 京急浦賀駅から「千代ヶ崎経由久里浜」行きバスで西浦賀四丁目バス停下車
★祭礼 毎年第2土曜日 虎踊り奉納
(残念ながら私は“虎踊り”の画像をもっておりません。下記サイトを参照くださいませ。)
google検索→
横須賀 為朝神社
google画像検索→
横須賀 為朝神社
Wikipedia→
源為朝
源頼朝のおじさんにあたる為朝の、暴れっぷりがもの凄く、読んでいて面白いです。
江戸時代、享保5(1720)年に浦賀奉行所が設置されてから、浦賀の町も急速に発展しました。
経済的な事だけではなく、こういった文化的なものも、奉行所設置によって伝わり、
その伝統が現在にも受け継がれている事を思うと、面白いなと思うと同時に、
さらに歴史への興味が湧いてきます。いつの日か必ずや“虎踊り”を見てみたいと思っています。
お時間のある方は、ぜひ「神奈川県指定重要文化財」そして「横須賀風物百選」に選ばれている
“虎踊り”を見てみてくださいね。

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追記 2007.1118に横須賀民俗芸能大会での「虎踊」です。
虎踊は、獅子舞のように虎の頭をかぶった虎が暴れるように踊る踊りです。
浦賀の虎踊は、享保5(1720)年に伊豆下田の奉行所を浦賀に移した時、町人も共に
伝えられたといわれます。
昭和51年10月に県指定重要無形民俗文化財に指定され、平成16年2月には野比中村の
虎踊と共に国の「記録等の作成を講ずべき無形民俗文化財」に選択されました。
踊りは、近松門左衛門作の国性爺合戦の主人公、和藤内の虎狩りを題材とします。
和藤内は男児が演じ、女児による「唐子踊り」の後に、大小二頭の虎が登場します。
大虎は成人男子、小虎は未成人男子が扮し、笛、三味線、太鼓、鉦に合わせて
「一本杉」「虎返し」「鶴の飴拾い」「しっちょい」といった芸が披露されます。
やがて、和藤内が叶明神の木札をかかげ、虎を退治して幕となります。
(※パンフレットより)
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