チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

ゲゲゲの中秋

2007年09月28日 | 日々のつれづれ
      
 昨日のお月見は少々おどろおどろしかった。
雲の切れ目からたまに白く光った月が見える。
こういう日、猫は集会を開いたり、妖怪もどこかで集っているのだろう。



←ここんところ急激に増えている裏山のきのこ
どんどんはえてくる。食べれそうでこわい。

焼成テスト

2007年09月26日 | 作品
      

少し前だけど、愛知県小原の友人から教えてもらった粘土屋さんに行った。
前に通っていた粘土屋さんが店じまいしてしまい困っていたので渡りに船だった。

わたしが今までに購入してきた陶土屋さんの数など少ししかないけれど、大方「信楽のちょっと荒めの白10タマください」「はい」てな具合でとてもシンプルなものだ。

例外が一件あったっけ。瑞浪にあるカネリさん。
ここは社長さんがすごく凝り性でまず自宅の左官仕上げがすばらしかった。それにも増して「事務所」なる建物もすごい。
洞窟のような形状で外壁も内壁もでこぼこ。遊びいっぱいの事務所の中で話をして土を選んでから土を購入する。聞いた話によるとここはすでに掘り尽くされて希少になった上質の長石を持っていて、普段はなかなか見せてくれないらしい。事務所には有名陶芸家の作品がわんさか置いてあった。オモシロイ粘土を数玉買ってきたけれど、一玉が高いので購入し続けるのは難しく断念したっけ…。

さて今回行きました山内粘土。
社長さんに自分の作品と今使っている粘土を持ってって見てもらった。
わたしは3種類を混ぜて使っていて、そのうち2種類は店じまいした粘土屋で買っていたので今後手に入らない。山内粘土で扱っている土の中からどの土とどの土を混ぜたらこれに近くなるか、という混合比をいくつか上げてもらい、一度家に帰ってそれをテストし、後日また購入することになった。それにしても相当な数のテスト用の土をもらってきてしまった。わたし「いいんですか?」社長さん「テストピース上がったら見せてくれればいいから」。
こんな粘土屋さん初めて~。価格としてはそんなに安くはなく普通なんだけど、価格以上のものがあって、この出会いに感謝感謝!
焼き物屋だけでなくモノ作ってる人はみんな原料をどこから入れるか、ということがとても大きいと思う。原料一つが次の仕事を大きく変化させるから。


つつ、また次の新しい釉薬をやりたくてテストピースの数もたくさん増え増え。釉の比率計算もにえにえ。「あんたひとつのものをもっとじっくりやってみてはどうかい?」という昔大先輩の陶芸家先生(Y氏)から言われたことがどこ吹く風~。


ケガはやってきた

2007年09月17日 | 読む見る聴く&思う
 金曜日にひどく足をひねった。
朝、さあ仕事しようと仕事場の前にひょんとジャンプしたら
そこが段差になっていて右足が外側へぐわんと曲がった。
脂汗をかくくらい痛くて、夫にレメディーを取ってきてもらった。
そのうちくるぶしがジャガイモのように腫れてきた。
うちは敷地内に段差が多く、歩くのも時間がかかる。
いつもやっている家事にも時間がかかる。


ちょうど読んでる本
細野晴臣「アンビエント・ドライヴァー」にケガのくだりがあった。
細野氏はYMO時代、超過密スケジュールをこなす日々の中いきなり足を骨折し、半年の静養を余儀なくされる。
氏はそれについて「無意識のうちに何かが整うと、よかれあしかれ何かが起こる法則があるようだ。その準備が整った状態を『受けができる』というらしい。」と書いている。

わたしは今回ねんざしたことで、スローに家事、仕事をやることになり反って自分に余裕ができた。ケガが必要だったのかもしれないし
自分で招き入れていたのかもしれない。

    
多肉植物みたいにゆっくりと育っていきたいもんです。


さてその「アンビエント・ドライヴァー」から
「横尾忠則さんによると、転ぶことは先祖のお知らせなのだという」。
横尾忠則氏も若い頃賞などとって大忙しの最中に足の骨折をしていたっけ。それも何度かやってたような。
わたしは今回のねんざがなければ次の日近所の材木整理の手伝いに行く予定だった。
重い大きい材木なども運んだりして、頭にゴツーンと当たったりしていたかもしれない。行くな、ということだったのか。



7年越しのリユース

2007年09月14日 | 廃材利用


イマドキのはやりをマネてモノ入れをつくる。
もともと巻物(掛け軸のような?)が入っていた桐の箱で
それをずーっと7年近く捨てられずにとっておいた。
とっておくものだなーと思った。

しかしそういうモノが増えて増えて困ったりもする。
亡くなった母方の祖母は「もったいにゃー」が口癖で(名古屋ですから)孫のわたしたちにからかわれていたけど、血筋だろうか。
傷んでいるかもしれない食べ物も一度は口にする。

 
祖母がやっていたようにいらなくなった服を裂いてヒモにしたり、掃除用の小切れをつくる。
布ヒモは貯めて草履を編んでみたい。
今まではなかなか小切れなどは作れなかった。
それまでは裁ちバサミを持ってなくて工作ハサミで布を切ってたから、切りにくくてこんな作業はできなかった。
裁ちバサミひとつで豊かな気分!(と思った時点でうちが世間から遠いところにいるのでは…と思った)





一時は寿命か?と思われていたi pod shuffle
すかすかさんのアドバイスにより交換電池を購入(安値!)。
夫、苦心してなんとか復活!でももともと分解して直すように出来てなかったようで、プラスティックを割ることになったみたい。直す人って少ないのかな。復活したi pod-sはなんとなく小汚く(失礼)y pod-s ってかんじかな。

夏の終わり~

2007年09月12日 | 日々のつれづれ
      
♪な~つのお~わ~り~(甲高い声で鼻に抜けるように歌って下さい。)
このサイダー手のひらに納まるくらいのかわいいサイダー。
常滑の「ソノリテ」で購入。
余分な甘みはなく、量も「ああ、おいしかった」って思える量。
秋の日差しは痛いけど(空気のよいところ=紫外線もつよい)
空気は乾いていてきもちいい。午前中の休けいは外でサイダー。

ゴーヤの季節も終わり。
というか、うちでは収穫はなかった。見物で終わり。
これまた親指大のゴーヤ。ゴーヤ姫。
肥料が少ないんだろうな、と分かっていても化成肥料はいやだししょうがない。
いつかは土が肥えて大きい収穫物が採れるのだろうか。





秋風がここちいいのか寝てばかりチー。しかし遠目に何のどうぶつだかわからない。葉巻?


うちのモノの価値観

2007年09月07日 | 日々のつれづれ
 東山動物園に行ったついでに数ヶ月ぶりに大須に足を伸ばす。
ここ最近足が遠のいていたのは、好きだったフランスの古着屋が
店を様変わりしてしまったことと、「米兵」(中古なんでも屋)の
カジュアル服が面白くなくなってしまったから。

 
とかなんとか言ってても行けば眼が光り、手は服をかきわける。
今回は量り売りの古着屋だけだけど。
左のパンツ(丈を短くしてヒモを替えました)1円/gコーナーで
275円。左タンクトップ3円/gコーナーで240円。
こちらはこのメーカーのもので、これはわたしが
20代前半の頃よく買っていたところ。シンプルなデザインで生地もよかった。まだあるのかな。この生地は麻。少々色落ちしてる。
わたしや夫は仕事柄、服がよくくたびれる。
古着の、それもデパートやセレクトショップで売ってるようなものがうちでは一番需要がある。ユニクロはどうも性に合わないらしく、下着くらいしか買う気にならない。もう1000円超えると買う気が失せる。でもたまに「これは長いこと着れる」というものを買う。たまーに。一点高価主義、なんつて。

  
 先日、夫からもらった i pod shuffleの反応がなくなった。
壊れたみたいだ。一ヶ月使ったくらいなのに。
どうやらバッテリーが死んでしまったらしい。
これを交換すると6000円以上かかる。(それは元値を超える)
うーむ。修理に出すのか出さないのか、考えてる最中。
家電、パソコンって買って壊れないうちに次の新型を買うという
そういう流れが今の一般的な考え方みたいで、うちはついていけない(経済的にも)。できれば直し直し使っていきたいんだけど
メーカー側がそれを阻むような製造方針をとってる。
くるしい。うちはくるしい。経済的にもだけど気持ち的にも。

←大須、仁王門湯の犬(デブ)

今も昔も東山動物園

2007年09月04日 | どこかへでかける
  
 名古屋市東山動物園に行って来た。
ここはわたしが記憶に残ってないくらい幼い頃からよく来ていて
小学校の遠足だのグループ交際だの(なつかし)、思い出の多いところ。中学からのともだちとと大学生になってから来たりしたことも。
今も変わらず健在。売店や遊園地なんかは昭和のかほりプンプン。
(写真右の人さらいと子どものような二人が父ちゃんと我が子です)


  
 カンガルーって仰向けで寝るのか  中に人が入っているかの
                  ようなクマ 
 大滝秀治似のシロクマ
 みんな暑くてだらだらだら。 
 

前から気になっていたモノレールにも今回初乗り。

外の風景から分かると思いますがかなり高いところを走ります。
マンションの4階くらいの高さかな。
子どもは怖がりなので父ちゃんの太ももをつねるようにつかむ。
うちらも実は手に汗握る。
座席の下がメッシュになってて下が見えるのが怖。

モノレールっていうんだからレールは一本。それも細いよ!
がったんごっとんと左右にかなり揺れるし、ヘタなジェットコースターよりも違う意味で怖い。作りが「おさるの電車」っぽくて
ほんとは地上を走ってなきゃいけないんじゃないだろーか、これ。
父ちゃんがこれに乗る前に「そういえば先週韓国でさ、観覧車の一台が外れて落ちて家族が乗っていて…」みたいな話をしてて
寒気倍増。
「ほんとはこの電車、運転手が足でこいでるんじゃ…」
父ちゃん失言多し。


景色はいいです。
ペンギンや象、サイなどを遠く高いところから眺められるし
「カップルでボートに乗ると別れる」という言い伝えがある池も
見下ろして。

怖い、怖いんだけどエアコンももちろんなくて(うちわが車内にぶら下がってる)とてもシンプルな作りのこのモノレールは今どき貴重な存在。お願いだからメンテはしっかりしてもらって、出来るだけ長いこと、この動物園でお客さんをたくさん乗せてほしい。
(ああ、でもたくさんの乗客が片側に寄っかかったらヒックリ落ちそうだー)