県立橿原考古学研究所は24日、天理市喜殿町(きどのちょう)で実施した県道51号(天理環状線)の拡幅工事に伴う道路の東側560㎡の発掘調査で、古代の幹線道路「中ツ道」の東側溝が幅6・5m以上、深さ1・4m、長さ約30mにわたって見つかったと発表した。
溝は南から北へ傾斜し、砂が堆積していることから、水がゆるやかに流れていたと想定される。 側溝は調査地の西側にさらに広がり全幅8~9mあり、道路部分は確認されていないが、溝の規模から幅は約23mと推定される。
溝からは飛鳥時代の瓦や奈良時代の須恵器、平安時代の黒色土器などが出土。これらから11世紀まで溝が存続したと考えられるという。また馬の歯や骨が多数出土した。
現場は藤原京と平城京の中間部に位置。藤原京内で中ツ道の東西側溝と指摘される調査成果例があるが、京外で側溝が見つかったのは初めて。
この日は地元向けの現地説明会があった。現場はすぐに埋め戻すため、一般向け説明会は行われない。
[参考: 共同通信、奈良新聞、朝日新聞、読売新聞、産経新聞]
溝は南から北へ傾斜し、砂が堆積していることから、水がゆるやかに流れていたと想定される。 側溝は調査地の西側にさらに広がり全幅8~9mあり、道路部分は確認されていないが、溝の規模から幅は約23mと推定される。
溝からは飛鳥時代の瓦や奈良時代の須恵器、平安時代の黒色土器などが出土。これらから11世紀まで溝が存続したと考えられるという。また馬の歯や骨が多数出土した。
現場は藤原京と平城京の中間部に位置。藤原京内で中ツ道の東西側溝と指摘される調査成果例があるが、京外で側溝が見つかったのは初めて。
この日は地元向けの現地説明会があった。現場はすぐに埋め戻すため、一般向け説明会は行われない。
[参考: 共同通信、奈良新聞、朝日新聞、読売新聞、産経新聞]
折畳自転車で奈良をサイクリングするのも好いですね。
飛鳥・奈良時代に平城京から発した古代の道は、思った以上に広く都の周囲では24m~42mもあったそうです。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1242d83e85c42e5475365c33c370a305
春日大社から岩清水八幡宮までの木津川ルートのサイクリングを想っています。
岩清水八幡宮の手前には古山陽道がありましたね。
今回の「中ツ道の東側溝遺構」を取り上げていた新聞社は5社ほど。その中で、簡単な地図を載せていたのは朝日新聞だけでした。
また、朝日新聞は『長さ30メートル、古代の幹線道「中ツ道」が出土 』のタイトルでYou Tubeにも載せています。けれど、これでは正確な位置はわからないです。
新聞報道での地図は、いままででもこの程度と思います。
やはり、市町村、あるいは今回は橿原考古学研究所の報道発表資料ないし現地説明会資料の公開をして欲しいですね。期待しています。