松浦市鷹島沖の水中遺跡「鷹島神崎遺跡(たかしまこうざきいせき)」で、鎌倉時代の元寇船とみられる沈没船を調査している松浦市と琉球大・池田教授(考古学)のチームは26日、船底の背骨に当たるキール(竜骨)のものとみられる漆喰の破片を発見したと発表した。
調査は18日から、船の規模などを確定するため、昨年10月に発見した船体の一部の東側で南北5m、東西6・5mにわたり実施した。キールの木材は確認できなかったが、接着剤として用いられたとみられる漆喰の破片が、キールの先端から約1・5m先まで2列に点在して見つかった。
破片の分布範囲や中国や韓国で発見された同時代の船の形状から、キールはこれまでの調査より約1・5m長い約13・5m、船の全長はキールの約2倍の約27mと推定した。
周辺では木材も見つかったが、調査した地点が船首か船尾なのかは、発見した木材の浸食が激しく確認できなかった。
ほかに、中国製陶磁器の破片やレンガも発見された。
[参考:共同通信、西日本新聞、産経新聞、毎日新聞]
過去の関連ニュース・情報
2011.10.20 松浦市鷹島町沖 海底から元寇船の底部を発見
調査は18日から、船の規模などを確定するため、昨年10月に発見した船体の一部の東側で南北5m、東西6・5mにわたり実施した。キールの木材は確認できなかったが、接着剤として用いられたとみられる漆喰の破片が、キールの先端から約1・5m先まで2列に点在して見つかった。
破片の分布範囲や中国や韓国で発見された同時代の船の形状から、キールはこれまでの調査より約1・5m長い約13・5m、船の全長はキールの約2倍の約27mと推定した。
周辺では木材も見つかったが、調査した地点が船首か船尾なのかは、発見した木材の浸食が激しく確認できなかった。
ほかに、中国製陶磁器の破片やレンガも発見された。
[参考:共同通信、西日本新聞、産経新聞、毎日新聞]
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