水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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地震(含む津波)予知・予兆に係る記載を調べました。(その3:環境中の水の変化)

2011-04-16 | 日記

'11-04ー16投稿、強調
 gooニュース2011年4月15日(金)13:26によれば、
「東日本大震災の津波が、岩手県宮古市の 重茂 ( おもえ ) 半島で38・9メートルの高さまで達していたことが、東京海洋大学の岡安章夫教授の調査で分かった。・・・明治三陸地震(1896年)の記録を初めて抜いた。明治三陸地震では、同県大船渡市の 綾里 ( りょうり ) 地区の38・2メートルが最大記録。東日本大震災では、宮古市 田老 ( たろう ) 地区の小堀内漁港近くでも37・9メートルの遡上高が確認されている。・・・」
 既報の「地震と水」に係る防災メモで記録した津波高さを超えて、史上最大になります。
 三陸地震では、震度3での津波であったことを考慮すると、単に、陸地における震度だけでは津波高さは予測できない現状であります。これからは想像を絶する津波を少なくとも事前に予知することが重要と思われます。

 TVニュースによれば、震度5以上の事前の緊急地震速報を報道し始めましたが、こと大津波に関しては、既報にも記載しましたが、震源の位置にもよりますが、特に、海底で発生した地震においては、震度3(陸地)でも安心していられません。
 3月11日の震災後、4月16日、午前の地震を含めて震度5以上の余震は連日のように、東日本を中心に数多く発生していますが、幸い大津波による人災被害および大きな原発事故などに至ってないことは不幸中の幸いであります。
 緊急地震速報のたびに、万全を期すなら、誤報を是認して、海抜50m以上への早期避難しなければなりません。地域毎に、海抜レベル(m)の標識は至急とりつけて、日頃からの心構えが必要と思われます。

 話は変わりますが、4月15日のTVニュースによれば、宮城県の一部の地域で、地盤沈下が進行して、満潮時には堤防を乗り越えて、道路の冠水どころか、民家の1階部分まで浸水しているとのことです。如何に、地震による日本列島へのダメージが大きかったかを物語っています。
  既報(その1)で記載しましたように、突発的なマグニチュード7以上、震度5以上の地震、および30m余の大津波に対して、予知が科学的に的中できない現状であります。「宏観異常現象(大規模な有感地震の前兆現象) 」、「地震占い」など空、海などの自然現象の変化を3現(現場、現物、現認)主義に基づいて調査して、収集した予兆情報、因果関係を集大成して広報化するシステムを期待しています
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  既報(その2)でも記載しましたが、今回の地震による広範囲に及ぶ異常な高さの津波による災害と昨今の世界各地で発生している局所豪雨による大洪水とは、無関係ではない?と個人的には想っています。
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 3年前オーストラリアと米国の気象研究チームがこのような研究結果をまとめ、英科学誌「ネイチャー」で発表したものですが、
 世界の海水温度は予想の1.5倍の速さで上昇(2008年06月20日)・・・その結果、小さな島国は水没し始め、人口が密集する低地のデルタ地帯も世界各地で壊滅する恐れがある。・・・
本文を読む
⇒以上、既報を整理して、改めて感じることは、津波、豪雨による洪水など加害者は「水」であることです。今回の地震発生前に地球環境に存在する「水」の変化に着目して、すなわち、上記の宏観異常現象に記載されている「・・・地下水、温泉、海水の水位変動、水質の変化、動物の異常行動、天体や気象現象の異常」を中心にして、TPOにかなった地震予知に係る記載を調べたいとは思っていました。

 個人的には、水が蒸発して形成される誰もが観察できる異常な「雲」の種類、形状、発生状況に着目していきます。


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