水徒然

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紫外線と崩壊放射線の作用の違いに係る記載(その3-2:崩壊放射線の海水温上昇に及ぼす試算2)

2011-05-12 | 日記

                        '11-05ー10投稿、追加・更新強調
 既報(その3)に引き続いて、既報(その2)に記載した別の前提条件を引用して、海水中に沈積した放射性物質からの崩壊放射線エネルギーが海水温度の上昇に全て消費されたとして、その熱エネルギー量と昇温効果を個人的に試算してみました。

<今までの被曝エネルギーと温度変化の試算結果>
1.紫外線(その2:1.の結果から抜粋)
 温度変化(℃)
発熱量:1.9×10+13(cal/日)÷海水量:1.4×10+1518乗(g) 
 ≒1.4×10-2 5
 
0.014 0.000014(℃)/日



2.崩壊放射線(試算1) その3の結果から抜粋
 ・前提条件:Bq→Sv換算係数=0.02×10-6 を引用
 温度変化(℃)
発熱量:2.0×10+12(cal/日)÷海水量:1.4×10+1518乗(g) 
   ≒1.4×10-36
 
0.00140.0000014(℃)/日 

* 海水量≒1.4×10+1518(g)
  (370km四方×10m深さ)

 <崩壊放射線による昇温効果>
 (試算2)
1)前提条件:  六号通り診療所所長のブログ<<詳しく見る>>
  放射性セシウム137  Bq→Sv換算係数
 吸入で3.9×10-8(Sv/Bq)を引用 
→1Bq=3.9×10-8 VS 2×10-8(その2で引用)
2)海水中の崩壊放射線量の熱エネルギー換算
・海水の吸収放射線量(Sv)への換算
 =5×10+15(Bq)×3.9×10-8  
 =19.5×10+7 (Sv) ≒2.0×10+8 (Sv)
・熱エネルギーへの換算(J/日)
 =2×10+8 (Sv)×(24時間×60分×60秒)(秒)
 =2×10+8 (Sv)× 86400(秒) 
 ≒1.7×10+13(J/日) =1.7×10+13(W/日)
→1.7×10+13(W/日)のエネルギーを熱量(cal)換算すると、
・発熱量=1.7×10+13(W/日)× 0.24(≒1÷4.19)
      ≒0.4×10+13(cal/日)
 温度上昇は、海水の比熱≒1として、 
 水量(g)×温度変化(℃)=熱量(Cal)から、
・温度変化(℃)
=0.4×10+13(cal/日)÷(1.4×10+1518)(g)
 ≒2.9×10-26
 
0.0029 0.0000029 (℃)/日 
 
⇒今回の試算によると、熱エネルギーへの変換は紫外線と比較して、約20%となりました。計算式は既報(試算1)と同様。 単に、実効線量換算係数によって、その発熱量、温度が変わりましたが、検算しました。
換算式が間違っていたらコメントよろしく願います。 


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