いい加減社長の映画日記

ウダウダのいい加減社長の映画鑑賞の感想などを載せていきます。

わたし出すわ

2009-11-01 20:14:03 | 映画(ワ行)

土曜日のレイトショーにしようかとも思ったけど。日曜日が映画サービスデーということで、200円をケチって、「わたし出すわ」を日曜、朝一の回で鑑賞。

UCとしまえん」は、日曜の映画サービスデーの割には少なめ。「わたし出すわ」は、小さめのスクリーンで、6~7割。

【ストーリー】東京から生まれ故郷に戻ってきた山吹摩耶は、久々に高校時代の同級生たちと再会する。世界の路面電車巡りに憧れる市電の運転士、練習中にケガをしたマラソンランナー、箱庭協会の会長になりたい男の妻、養魚試験場で働く研究員――彼らの夢や希望の実現のために、彼女は次々に「わたし、出すわ」と大金を差し出す。どのように稼いだお金なのか、友人たちは勘ぐりながらもその大金を受け取ってしまう。

【スタッフ&キャスト】監督:森田芳光出演:小雪、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子、仲村トオル

森田芳光監督の、久々のオリジナル脚本の作品。予告編で、お金をばらまく(?)映画のようには思えたが、その狙いが知りたくて・・・東京から函館に戻ってきた山吹摩耶(小雪)。5人の同級生と会いながら、それぞれの夢のためへのお金を提供する。その意図と結末は?批評家さんたちのコメントを読んでいると、「ありえない」みたいな感じを受けたけど。私は、結構この作品好きかも。もちろん、久しぶりに現れた同級生が、いきなり「私出すわ」なんて言われたら。怖くて、受け取れなかったりするだろうし。そういう意味では、こういうシチュエーションは、非現実的なのかもしれない。でも、この作品が描きたかったのは、そこではなく、お金が人の心に、どういう影響を与えるのか、ということなんだろうと思う。摩耶は、おそらくは投資で大金を稼ぎ、気がついたときには、「お金」というものの意味がわからなくなってしまった感じ。そして、高校時代(たぶん)に聞いた、同級生たちの夢のために、そのお金を提供したい、と考えたのでは、なかろうか。お金と夢、それがこの映画のテーマなのかもしれない。だから、受け取らなければ、この作品自体が始まらないのである。大金を受け取ったことで、身を持ち崩す人。これまで、「お金がないから」と諦めていた自分の夢を思い出し、なんとしてもそれを実現しようと動き始める人。そして、大金なんて、自分には不必要なもの、自分にとって大事なものは他にある、と知っている人。人によって、お金との付き合い方はさまざま。今の世の中、お金を稼ぐことが夢になってしまっている人間たちも、たくさんいそう。それは、あまりにも寂しい人生。たぶん、自分の夢を実現するためには、必ずしもお金ではないはず。と思いながらも、お金がないと始まらないことも・・・^^;私にも、摩耶みたいな友達、いないかな。

【関連ニュース】映画インタビュー:「わたし出すわ」森田芳光監督に聞く 主演・小雪が函館の風景と絶妙にリンク(毎日jp)「コンセプトは題名に出ている」 映画「わたし出すわ」 森田芳光監督インタビュー(MSN産経ニュース)小雪「わたし出すわ」初日で「明日の幸せを掴む秘策」を披露(eiga.com)小雪らがしあわせ指南 森田芳光監督は万馬券予想? 映画『わたし出すわ』初日(cinemacafe.net)小雪がイカール星人と“共演” 31日公開の映画「わたし出すわ」が函館市とコラボ(MSN産経ニュース)映画『わたし出すわ』試写会で、辻詩音熱唱(BARKSニュース)小雪さんからの豪華プレゼントに感激!スタッフ全員に…(ZAKZAK)わたし出すわ」が炙り出したのは、生々しい人間の本質(ハリウッドチャンネル)「わたし出すわ」で対照的な役を演じた小雪と黒谷友香、それぞれの思い(ハリウッドチャンネル)『わたし出すわ』で小雪が森田芳光監督を鋭く分析!(Walker plus)映画『わたし出すわ』話題作を世に送り続ける森田芳光監督インタビュー(CINEMA TOPICS ONLINE)『わたし出すわ』小雪&黒谷友香 インタビュー(MSNムービー)東京国際映画祭:『わたし出すわ』舞台挨拶(CINEMA TOPICS ONLINE)小雪は「ミステリアスな存在」。森田芳光監督が印象を語る(eiga.com)小雪を独占インタビュー!! 女性向けウェブマガジンenvy(エンビー)に初の単独主演作への想いを告白(News2u.net)小雪はミステリアス!「プライベートが見えない女優」と森田芳光監督絶賛!!【第22回東京国際映画祭】(MSNムービー)小雪と黒谷友香がホンネをポロリ!デートで食事代を払うのは彼と自分どっち?(シネマトゥデイ)究極の投資ははたして幸福を生むのか?(55点)(映画ジャッジ<激映画批評>)友人の前に突然現れ、夢の実現のためにカネを出す女。映画は彼女の目を通し、人間の謙虚さと愚かさを抑制のきいたタッチであぶりだす。悲喜こもごもの結末が、カネの可能性と人とのかかわりあいの難しさを寓意たっぷりに描く。(50点)(映画ジャッジ<見映画批評>)小雪インタビュー 「いまは、ものを捨てに捨ててる。わたし、出してます(笑)!」(cinemacafe.net)成熟に背を向ける森田芳光監督が語る「お金と映画」にまつわる本当のところ(前編)(日刊サイゾー)『わたし出すわ』黒谷友香インタビュー(MOVIE Collection)

【関連ブログ】『わたし出すわ』(@「シネマのすき間」)(ラムの大通り)『わたし出すわ』 試写会鑑賞(映画な日々。読書な日々。)映画 「わたし出すわ」(ようこそMr.G)試写会「わたし出すわ」(流れ流れて八丈島)「わたし出すわ」お金を提供し続けたさきにみた幸福と転落の結末(オールマイティにコメンテート)わたし出すわ(とりあえず、コメントです)



【告知】
まだまだ応募者募集中です。
一緒に映画情報サイトを作ってくれる方、探してます^^
http://www.moviepal.jp/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。