今回ご紹介するのは「演じられた白い夜」近藤史恵著 実業之日本社刊です
ストーリーは…
小劇場界の著名女優、神内麻子は、
夫の演出家、匠に呼ばれ雪深い山荘へやってきた。
そこには今回の推理劇に出演する出演者たちが集合していた。
出演者のひとり、柏田日登美の自殺が始まりとなって事件が起こり出す…
近藤史恵さんは「サクリファイス」で今年度の本屋大賞の2位に輝いた作家。
というわけで最近俄然注目を浴び出したのでしょうか?
昔の作品が結構店頭に並んでいます。
前にご紹介した「カナリヤは眠らない」や「茨姫はたたかう」も昔の作品。
今回の「演じられた白い夜」も10年前の作品だそう。
この雪深い山荘が舞台というのは、
ミステリーにはわりとよくあるパターン。
確か東野圭吾の作品にもあったと思います。
ストーリーもそんなに奇抜ではなく平凡。
要は誰が犯人で、動機は何か?というのが焦点ですから。
ただ、近藤さんの場合、そんなことよりも人間ドラマが
書けているような気がします。
「サクリファイス」もそうでしたが、近藤さんは人間を見る目が温かい。
犯人にも救いがあるように感じられます。
悪意に満ちていて、ドロドロしたような作品もそれはそれで面白いのですが、
やはり読後感は近藤さんのような作品の方が断然いいですね。
ただ、この作品はちょっと薄味という感じで
あまりあとを引く感じではありませんでした。
それはちょっと残念かな。
ストーリーは…
小劇場界の著名女優、神内麻子は、
夫の演出家、匠に呼ばれ雪深い山荘へやってきた。
そこには今回の推理劇に出演する出演者たちが集合していた。
出演者のひとり、柏田日登美の自殺が始まりとなって事件が起こり出す…
近藤史恵さんは「サクリファイス」で今年度の本屋大賞の2位に輝いた作家。
というわけで最近俄然注目を浴び出したのでしょうか?
昔の作品が結構店頭に並んでいます。
前にご紹介した「カナリヤは眠らない」や「茨姫はたたかう」も昔の作品。
今回の「演じられた白い夜」も10年前の作品だそう。
この雪深い山荘が舞台というのは、
ミステリーにはわりとよくあるパターン。
確か東野圭吾の作品にもあったと思います。
ストーリーもそんなに奇抜ではなく平凡。
要は誰が犯人で、動機は何か?というのが焦点ですから。
ただ、近藤さんの場合、そんなことよりも人間ドラマが
書けているような気がします。
「サクリファイス」もそうでしたが、近藤さんは人間を見る目が温かい。
犯人にも救いがあるように感じられます。
悪意に満ちていて、ドロドロしたような作品もそれはそれで面白いのですが、
やはり読後感は近藤さんのような作品の方が断然いいですね。
ただ、この作品はちょっと薄味という感じで
あまりあとを引く感じではありませんでした。
それはちょっと残念かな。