チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
地味に更新中^^;

お知らせ

2009-10-01 12:40:55 | その他 全般
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます

10月より当ブログは下記へ引越しすることになりました。
タイトルも内容も全く変わらず、相変わらず進歩はありませんが、
変わらず覗いていただければ嬉しいです。
よろしくお願い致します



http://ameblo.jp/tendollor/

チャウ子のそれでも本を読むのだ

あるキング

2009-09-30 12:46:28 | 小説 単行本
今回ご紹介するのは
「あるキング」
伊坂幸太郎著
徳間書店刊です



私は特別伊坂幸太郎ファンというわけではないので、
伊坂さんの作風がどんなものか
あまり理解しているとは言い難いのですが、
書店のPOPなどを見るとこの作品は
これまでの伊坂作品とは少し趣きが違うようです。

本書は山田王求というひとりの少年が
プロ野球選手となる過程を描いた物語です。

こう書くとどちらかと言えば
清々しいお話を想像されるかも知れませんが、
そういう系統の物語ではありません。

ドロドロさとまでは言いませんが、
決して明るさに満ちた物語ではありません。

私が今まで感じていた伊坂作品は、
テーマは明るくなくても
ところどころにクスッと笑える箇所がありましたが、
この作品はそういう箇所がなかったように思います。

しかしいつもの伊坂作品の軽やかさは健在。
私は野球が好きなこともあって
山田王求の両親の地元の弱小球団・仙醍キングスに対する
尋常ではない熱狂ぶりも手にとるようにわかりました。

この作品に伊坂ファンの方が
どういう評価を下すのかとても興味があります。

仕事ができる人の読書術

2009-09-29 14:01:48 | 新書
今回ご紹介するのは
「仕事ができる人の読書術」
藤野紘著
KAWADE夢新書です



読書というのは人それぞれいろんな楽しみ方があり、
そういうのを聞いたり読んだりするのは楽しいものです。

私の友人に小説でも西村京太郎と内田康夫しか読まないという人もいます。

今回ご紹介する本書は「仕事ができる人の」とありますので、
仕事に活かす読書というのがテーマですが、
私は読書を考える上での大前提は
本を読むのが好きになれるかどうかだと思っています。

そのためには本書にもあるとおり
「まず乱読をして読書の習慣をつける」ことに尽きると思います。
これによって本を読むって楽しいことなんだと感じるかどうか。

本を読む習慣がついたら次は「目的を持って本を読む」こと。
ここからが仕事に活かすための読書ということになります。
そして考えながら疑問を持ちながらと読み進めていきます。

仕事に必要な読書というのは、
量をこなすということが重要ですので、
部分的な拾い読みをするというのも大切。

私個人は拾い読みができなくて本は最初から最後まで読みます。
これは私がまだまだ読書に関して初心者で
本とは通読するものという固定観念に縛られているからです。
まだしばらくは拾い読みはできそうにありません
(本の肝の部分がわかっていないので)が、
いつかはパッパと拾い読みができ、
読書日記ではなく書評が書けるようになることを
夢見て(?)います。

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか

2009-09-28 12:28:38 | その他 全般
今回ご紹介するのは
「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」
美崎栄一郎著
Nanaブックス刊です



究極のノート術を紹介している本書。

考えてみれば学生時代からノートとは
切っても切れない縁がありますが、
私個人はあまりノートを有効活用できたという記憶がありません。

社会人になってからもノートによって
仕事がスムーズに捗ったという経験も残念ながらありません。

そもそも本書によると
「学生のときのノートと社会人のノートは考え方が正反対」
なんだそうです。
「学生は覚えるために、社会人は忘れるためにノートを使う」
というのは納得させられます。

ノートの取り方について会社で教わることはないので、
自分で工夫すべきというのも言われてみれば当然のことなのですが、
なかなかそんなことは考えないというか‥
(私だけなのでしょうか?)。

詳しいノート術については本書をお読みいただくとして、
私がノートのようなアナログ物がいいなと思うのは、
道具に凝れるということがあります。

本書に付箋の話も出てきます。
それもなんと「オリジナル付箋」を作るという斬新さ!
私も付箋の愛用者です。
私の場合はハワイ雑貨の付箋を使っています。
これは見てるだけでもキレイで楽しいです。

このように道具に懲りながらノートを充実させていくと
仕事も楽しくなるかも知れませんね。

アカデミア・サバイバル

2009-09-27 10:13:51 | 新書
今回ご紹介するのは
「アカデミア・サバイバル」
水月昭道著
中公新書ラクレです



もう10年以上前のことになりますが、私が目の当たりにしたのは、
新卒を採用するために中高年を他部署に異動させ、
退職に持っていくようにするという現実でした。

「リストラ」という言葉が普通に聞かれるようになったその頃、
このままでは中高年は益々雇用の場を奪われる。
なので雇用のパイを増やさなければ大変なことになると感じていました。

あれから月日が流れ、現在は全く逆の現象が起こり、
若年層の雇用が特に厳しさを増しています。

これは一般的な企業の問題だという気がしていましたが、
もっと深刻な世界が本書に描かれている「大学・大学院」という所です。

大学院を出ればもれなく学者になれるというのは幻想で、
本書によると「いま大学院に行くと、
もれなくワーキングプアになれる」そう。

これが今じわじわと問題になっている「高学歴ワーキングプア」です。

しかし、本書にもありますが「高学歴ワーキングプア」に対しての
世間の風当たりは強い。
それは好きで勉強してきたくせに今更就職できないと言われたって‥
というのが世間一般の認識ではないでしょうか。

私個人もどちらかと言えばそういう認識でしたが、
本書を読むとこれは本人たちの問題というより、
やはり社会構造の問題なのではないかという気がしました。
「大学」という世界での椅子とりゲーム、
学歴さえつければ「勝ち組」になれるという幻想。

本書には「大学」という世界で生き残る方法も伝授されています。
一言で言えば「出る杭になるな」。
私は高等教育の場は実力の世界だと思っていましたが、
本書を読む限りそうでもなさそうで暗澹たる思いになったのですが

中小企業経営のダイナミズム

2009-09-26 17:55:41 | その他 全般
今回ご紹介するのは
「中小企業経営のダイナミズム」
大島邦夫著
幻冬舎刊です



昨日に引き続き経営者の方の著書です。
著者の大島邦夫さんは大阪の此花紙工株式会社の会長の方です。

中小企業の経営資源と言われる
「ヒト」「モノ」「カネ」について語られている本書。

昨日ご紹介した著書には
会社経営に基本的に無借金はありえないとありました。
大島さんは借金するか無借金経営を貫くかは
経営者の判断との考えですが「上手に借金すること」で
会社をダイナミックに成長させることができると説いています。

「上手に借金すること」とは
つまりどれだけ銀行と上手く付き合えるかということです。

それにはほんとに資金繰りが苦しくなったときに
銀行に駆け込むようなことは論外です。

常日頃銀行の支店長と腹を割った付き合いが
できているかということも経営者の資質だそう。

正直言うと私は銀行に対してあまりいい印象を抱いていません。
特に大銀行は個人や中小企業に対して冷淡なイメージがあります。

今回の本書の大島さんは銀行のうわてをいってるような気がします。
銀行の論理を逆手に取りながら
銀行と賢く付き合っている経営者ではないかと。

しかし、銀行とそういう付き合いができるようになるには
「信用」が必要です。
信用の築き方については本書を読んでいただくと
勉強になると思います。

経営の見える化

2009-09-25 12:50:06 | その他 全般
今回ご紹介するのは
「経営の見える化」
小山昇著
中経出版刊です



株式会社 武蔵野の代表取締役社長の小山昇さん著作の本書。
小山さんは中小企業の経営者向けのセミナーも
多数開催されています。

本書は経営に関する提言を広範囲に渡って述べられている書ですが、
なるほど~と思った箇所をいくつか。

・社員は社長に聖人君子であることを求めてはいない

・自分の会社を知るために経営計画書をつくる

・会社経営に「無借金」は基本的にありえない

・マーケットは「最頻値」で判断すべき

・自社に影響を与える先行指標を見つけておく

・「利益目標」の数字は適当でよい。早く決めることが優先

・「攻めの経費」と「守りの経費」を区別する

・「人」ではなく「事」を叱れ

実際に会社経営をされている方はこれらについて
どのような感想を持たれるか興味深いところでありますが。

他にも小山さんならではの提言もありますので、
本書をお読みいただきたいと思いますが、
私は読んでいてこんなワンマンな社長は
苦手だなぁと思う箇所が正直ありました。

只、小山さんにはこのワンマンさを凌ぐ緻密な戦略や
繊細な心配りがあるのではないかと。

中小企業の経営者というのはある程度
ワンマンなのは当然だと思うのですが、
ワンマンなだけでは人はついてこないでしょう。

かと言って人が好いだけでも
経営の荒波は乗り越えられないという気がします。
このバランスの取り方が経営者の資質といったところでしょうか。

空飛ぶタイヤ(上)(下)

2009-09-24 12:45:41 | 小説 文庫本
今回ご紹介するのは
「空飛ぶタイヤ」(上)(下)
池井戸潤著
講談社文庫です



面白かったですよ、この小説!

ストーリーの構図は
中小企業の運送会社VS大企業の自動車会社。

ある日赤松運送のトレーラーが走行中、
タイヤが外れそのタイヤが歩道を歩いていた主婦を直撃し、
主婦は即死します。

その事故の調査結果は「整備不良」。
しかし、赤松運送の整備は完璧に成されており、
赤松運送の社長・赤松徳郎は立ち上がります。

赤松の再調査の依頼に剣もほろろのホープ自動車。
そこにはホープ自動車の官僚的大企業病が蔓延しており、
我関せずという様子がありあり。

赤松運送が会社一丸となって真相を究明しようとする姿勢に対して、
ホープ自動車は出世欲や自己保身の塊の輩ばかり。

そのホープ自動車の片棒を担ぐグループ企業の東京ホープ銀行。
財閥系のホープグループ(モデルがバレバレですね)にとっては
自分たちのやり方が絶対で、
町の中小企業のことなど歯牙にもかけないのと同時に
消費者や社会に対しての責任感のなさに
腹立たしい気持ちがいっぱいでした。

赤松運送の従業員と一緒に闘いながら読んでいました(笑)

この小説のように正義は勝つ!と信じたいのですが、
実社会では果たして通じるものなのでしょうかね

幸福の方程式

2009-09-23 14:50:49 | 新書
今回ご紹介するのは
「幸福の方程式」
山田昌弘+電通チームハピネス著
ディスカヴァー携書です



本書の副題は「新しい消費のカタチを探る」となっています。
「幸福」と「消費」の関係性を探るというのがテーマでしょうか。

これまでの時代は新しいモノを買い続けることが
「幸福」と思われていました。

しかし将来に対する不安もあり、
モノを買い続けることイコール幸福という図式が描けなくなりました。

消費=幸福という方程式が通用しなくなった今、
本書には幸福を解く鍵として
「自尊心」「承認」「時間密度」「裁量の自由」「手ごたえ実感」
の5つが上げられています。

そして意外なことにこの5つの要素を満たすのは
「仕事」なんだそうです(働くことがなぜ消費なのかと
いうことについては本書をお読み下さい)。

これは頷ける説なのではないでしょうか。
確かに面白いと思える仕事は「時間密度」が濃いでしょうし、
やり甲斐のある仕事は「手ごたえ実感」があり
「自尊心」も持てます。
相手に感謝されると「承認」の欲求も満たされ、
仕事を続けていれば「裁量の自由」も得やすくなります。

私は常々幸福とは個人個人によるので、
これが幸福だと言い切るのは難しいと考えています。
只、これまでの経験上思うことは、
やはりモノを買うことだけでは幸福は感じられません。
本書にあるように「フローの幸福」は感じられても
「ストックの幸福」は感じられません。

最近モノが売れなくなり、経済的に見ればこの状況は
好ましいことではないのでしょうが、
消費が幸福を呼ぶという考えを見つめ直すには
いい機会だと思うのは私だけでしょうか。

領収書1枚で経理センスが身につく本

2009-09-22 17:29:26 | その他 全般
今回ご紹介するのは
「領収書1枚で経理センスが身につく本」
梅田泰宏著
東洋経済新報社刊です



私は税金や社会保険のことを学校教育で
ほとんど教わった覚えがありませんが、
最近はどうなんでしょうか?

例えば会社勤めなどすると、
自分が納める税金でさえ会社任せ。
なのでまことしやかな「都市伝説」に
惑わされてしまうことも多いのではないでしょうか。

本書はそういう「都市伝説」についての解説もあります。

例えば
「領収書の宛て先が上様は無効」
「レシートは領収書にならない」
「収入印紙が貼ってない領収書は認められない」
これらはすべて×。
間違いなんだそうです。

これらは個人レベルの話ですが、
企業の話として「企業会計」と「税務会計」は
微妙に異なるということがあります。
そもそも呼び名も違います。
「企業会計」で収益・費用・利益と呼ぶものを
「税務会計」では、益金・損金・所得と呼びます。

そして「交際費」の取り扱いも
「企業会計」と「税務会計」ではちがうので
「企業会計」の『利益』と税務会計の『所得』は
イコールにはなりません。

こういう話は税金を勉強されたり、
仕事で経理や財務をやっている方にとっては
常識中の常識かも知れませんが、
一般的な知識として知っていて損はないと思います。

本書は広範囲に経理や税金が学べ読みやすかったです。