a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

“ユーモア”に生きる

2013-02-26 20:04:05 | 東京公演
アフタートークのお知らせ

3月6日(水)19時開演終演後 かとうかなこ(音楽・クロマティックアコーディオン)
3月7日(木)19時開演終演後 高橋啓祐(映像・nibroll)
3月8日(金)19時開演終演後 富沢真理(福島県双葉町にあった富沢酒造店の娘さん)

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ルーカス役=竹口範顕(たけぐちのりあき)


だいたい最初のイメージはまじめな人だな、という感じだった。
ぼくが劇団に入ったころだから、
もう、15年以上前だ。
第一印象というのは、あながち大きく外れないことが多い。
まじめというよりも、
誠実、
その言葉のほうがぴったりだな。

物事に夢中になると、
すごく熱心になる。
社会のこと、
山のこと、
農業のこと、
たくさんのことをぼくは教わった。

さて、そのイメージを変えたのは、
こどもの劇場『ちゅうたのくうそう』。
ちゅうたとともにこの芝居の主演、ねこさん。
この芝居で、たけちゃんのファンになった人は多い。
ネズミのちゅうたが、空想の世界で、
ねこさんをいじめる。
これがもう、いいやられっぷり。
笑顔がもうたまらないのだ。
後半では、誤解と分かり、
今度はちゅうたはねこさんにお礼をするのだが、
これも結局、極端すぎてうまくいかない。
その時の悲しい顔もまた、嬉しくなっちゃう感じ。
(余談だが、ユーモアがあるからこそ、
『ちゅうたのくうそう』は抜群に面白いのだ)



あれからたけちゃんへのイメージは、
ガラッと変わったかもしれない。
ユーモアなしでは生きられないぼくとしては、
尊敬する俳優だ。

今回の公演では、
彼のその魅力が思う存分に発揮されている。
彼自身が、作品に描かれたユーモアを読み取り、
それを舞台に再現している。
言うほど簡単なことではない。
観る人の笑いを誘うというのは、
その人自身の人柄が大切だと思う。
そして、たけちゃんがより魅力的に舞台にいる。
今度の芝居は見逃せないんですよ、
ねこさんファンのみなさま!!



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東京演劇アンサンブル公演
忘却のキス -赤色のガラスケース-

作  ボートー・シュトラウス
訳  大塚直
演出 公家義徳
音楽/かとうかなこ
舞台美術/池田ともゆき
照明/大鷲良一
映像/高橋啓祐
衣裳/稲村朋子
音響/勝見淳一
宣伝美術/本多敬+奥秋圭
舞台監督/入江龍太
制作/小森明子 太田昭

2013年3月1日(金)~10日(日)
ブレヒトの芝居小屋
全席自由(予約時に整理番号発行)

3月1日(金)19時
3月2日(土)14時
3月3日(日)14時
3月4日(月)19時★
3月5日(火)19時★
3月6日(水)19時☆
3月7日(木)19時☆
3月8日(金)19時☆
3月9日(土)14時
3月10日(日)14時


前売一般:3800円
前売学生:3000円
当日:4500円

★=4日・5日=Low Price Day = 2500円

☆アフタートークあります。
詳細はwebにて

【PC】http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/kiss/kiss.html
【携帯】http://www.tee.co.jp/tee-mobile-new.htm
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