英語生活ノおト 第2巻(補)> 英語のバックグラウンド(3)> Let me finish.
ところ変われば人変わる。日本人に取って常識であることがアメリカでは常識でない、日本人にとって非礼であることがアメリカ人にとってはそうでない。そのいい例が、授業やディスカッション。
日本の大学での講義など、質問は後でまとめて受け付けるなんてことが多いですね。講師としては名調子(迷調子)の独演の腰を折られたくない、という所でしょうね。ところが不躾(ぶしつけ)さでは世界に冠たるアメリカ人、講師の話をさえぎって質問するのは、これは当たり前の世界。講師はそのたびに話を中断、質問に答えます。
ある日本人学生がアメリカ人の友達に聞きました、話の腰を折って失礼じゃないの?いや、そうは思わない、僕が質問するということは、多分みんなその所もっと聞きたいに違いない、話の腰を折るどころか、ディスカッションを深くするためである、というどうどうたる返事でした。
ただ、講師にとってもここは邪魔されたくない、もう一言しゃべらせてくれたらきっと理解してくれるに違いない、と思うことはありますよね、その時の表現がこれ、
Let me finish.
基本的には話し手、聴き手が分かれている講義でさえこれですから、ディスカッションになったらそれは凄まじい。人の発言を最後まで聞くほど辛抱強くない国民ですから、人の話遮るわ、さえぎるわ。一度に2,3人発言しているなんてこれは普通。聞き取りにくいったらありゃしない、ネイティブじゃあない人にとっては大変つらいひと時。それでもどうしても自分の発言を最後まで聞いてほしいときは、やはり、
Let me finish.
であります。本音のところ、アメリカ人も遮られるとイラつくんだろうなあ、とも思います。アメリカ人も結構大変です。
さえぎる表現と断る表現。May I Interrupt?と対で覚えましょう。
(初出2012年6月7日)
ところ変われば人変わる。日本人に取って常識であることがアメリカでは常識でない、日本人にとって非礼であることがアメリカ人にとってはそうでない。そのいい例が、授業やディスカッション。
日本の大学での講義など、質問は後でまとめて受け付けるなんてことが多いですね。講師としては名調子(迷調子)の独演の腰を折られたくない、という所でしょうね。ところが不躾(ぶしつけ)さでは世界に冠たるアメリカ人、講師の話をさえぎって質問するのは、これは当たり前の世界。講師はそのたびに話を中断、質問に答えます。
ある日本人学生がアメリカ人の友達に聞きました、話の腰を折って失礼じゃないの?いや、そうは思わない、僕が質問するということは、多分みんなその所もっと聞きたいに違いない、話の腰を折るどころか、ディスカッションを深くするためである、というどうどうたる返事でした。
ただ、講師にとってもここは邪魔されたくない、もう一言しゃべらせてくれたらきっと理解してくれるに違いない、と思うことはありますよね、その時の表現がこれ、
Let me finish.
基本的には話し手、聴き手が分かれている講義でさえこれですから、ディスカッションになったらそれは凄まじい。人の発言を最後まで聞くほど辛抱強くない国民ですから、人の話遮るわ、さえぎるわ。一度に2,3人発言しているなんてこれは普通。聞き取りにくいったらありゃしない、ネイティブじゃあない人にとっては大変つらいひと時。それでもどうしても自分の発言を最後まで聞いてほしいときは、やはり、
Let me finish.
であります。本音のところ、アメリカ人も遮られるとイラつくんだろうなあ、とも思います。アメリカ人も結構大変です。
さえぎる表現と断る表現。May I Interrupt?と対で覚えましょう。
(初出2012年6月7日)