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左ハンドル・ドライビング

2015年03月15日 | 英語生活ノおト
英語生活ノおト 第1巻> 英語のバックグラウンド(1)> 左ハンドル・ドライビング


世界では左ハンドルが主流、右ハンドルはイギリスとイギリスの旧植民地くらいしか残っていません。アメリカやヨーロッパで初めて車を運転する場合、右ハンドルから左ハンドルに慣れるにはだいたい1日は必要だと思います。慣れるためには走って見るしかない。車通りの少ないところで練習して見ましょう。管理人の経験では、アメリカで初めて運転したのが、レンタカー、車置き場から出ると、いきなり町の中心街、どうなるかと思いましたが、要は車の流れに乗っていけばよい。約半日で慣れました。ただ、これはアメリカで車を運転してもう1、2年も経ったときですが、高速道路への進入路を逆走したことがあります。路があまり空いていたので、うっかり左の方の進入路を出口と勘違いしてしまったのです。

教訓は大きな交差点やランプでは要注意!ということ。特に大きな交差点を左折した場合、つい小回りになり、反対車線に入ることが、よくあります。(右側通行では左折が大回り、右折が小回りとなります。)なお、すべて逆ですからウインカー(英語ではフラッシャー)もハンドルの左側、これは、日本に戻っても習慣になっているため、よくウィンカーを出そうとしてワイパーを動かしてしまいました。ロータリー(ラウンドアバウト。サークルという場合もあります)も左まわり、ロータリーの中の車が優先。車社会のアメリカではロータリーが数多くあります。

なお、アメリカでは基本的に赤でも右折はオーケーとなっています。もちろん左から走ってくる車を妨げない限りですが。例外的に

NO TURN ON RED
赤信号での右折禁止

という、標識が出ている場合、赤での右折は禁止です。この標識の無視は結構つかまります。

さて、最後に用語をすこし、まとめておきましょう。

Jump start
バッテリーを直結させ、エンジンをかけるこ

Jump cable
ブースターケーブル

Pull off
停止。この表現は覚えておかないと見当がつきません。無理やりに解釈すれば車を右側に引き寄せ(pull)、スピードを落とす(off)、となりますが、よく使う表現なので覚えておいてください。

Back up
後退

Steering(スティアゥリング)
wheel
ハンドルのこと。英語でハンドルとは自転車のハンドルのように棒状のものをさす。

Violators will be towed(トウド:牽引される、原型はtow)...
違反者はレッカー移動させるという意味。この標識は要注意。

さて、アメリカの幹線道路(ハイウェイ)ドライブの注意事項をいくつか。まず、制限速度は州によって違います。遅い州では55マイル位、早い州で65マイル位。最低速度を設けている州もあります。さて、どこまでが一般道でどこからがハイウェイか?全てのハイウェイに料金所(toll gate)があるわけでは、ありません。むしろ、無料のハイウェイのほうが多いので、はっきりしません。どちらかといえば、州をまたがる道路(interstate highway)などを総称した呼び方として用いられるのが一般のようです。別段一般道路と制限速度もたいして変わりません。言葉から「高速道路」とイメージしないように。

ハイウェイの中央分離帯はうっそうとした林であることが、よくあります。こういった分離帯の場合、双方の車線を結ぶ公用の小道があり、パトロールカー(police cruiser)が、よくそこに隠れています。どちらの車線にも進入できますから。一般車は厳禁です。

これは走ってみて結構便利ですが、ハイウェイなどで行き先案内が大抵I-95 South(またはNorth)のように、通常北向きか南向きかが明示されています。このおかげで膨大な道路網の中、自分がおおよそどちらの方角に走っているのかが、わかります。

また、ハイウェイを走っているとモーテル群と、車販売会社群が目にはいることがあります。これは街に近づいた証拠、たいていモーテル群と、車販売会社群は街と郊外の境目あたりに集中します。

地続きでもカナダはキロメートル表示。国境などで「この先はキロメートル表示なので注意?」といった意味の標識がまさに、乱立しています。約1.6倍違うのですから、間違えると大変危険。

アメリカでパック旅行というと、通常飛行機、ホテル、そしてレンタカーがセットになったもの。あとはご自由に、というわけで、いかにも車社会です。

(初出2005年3月6日)