向日市の中部防災拠点が完成 資材備蓄、対策本部に

2013-12-01 17:51:24 | 災 disaster
 京都府向日市が本年度、市内3カ所に整備する災害対策拠点のうち、同市寺戸町の市役所に隣接する「中部防災拠点」が完成した。災害対策本部を設ける機能を持たせ、防災資機材を備蓄する。

 市は、東日本大震災や府南部豪雨など想定を超える大規模災害が多発していることを受け、災害対策拠点の整備を決めた。市役所の隣接地のほか、北部のキリンビール京都工場跡地の一部(寺戸町)、南部の市営住宅跡地(上植野町)にも拠点を設ける。

 中部防災拠点は、災害発生時に道路通行の支障となる障害物の除去や復旧作業を行い、早期に通行を確保するための資機材を収納する。道路防災倉庫(鉄骨2階建て、270平方メートル)と風水害資材倉庫(プレハブ1階建て、40平方メートル)があり、動力ポンプや発電機、バリケード、土のうなどを置く。道路防災倉庫には情報管理室や待機室もあり、対策本部を設けたり、設計図面を保管したりする。

 27日に式典があり、市職員や設計・施行業者らが完成を祝った。久嶋務市長は「防災拠点の整備で職員の危機管理意識がより徹底する」と話した。

 一時避難所としても使う北部と南部の各拠点は年度内に完成予定で、テントやアルファ米、保存水、紙おむつ、組み立て式トイレなど避難者受け入れに必要な物資を備蓄する。

【 2013年11月28日 11時09分 】


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