認知症カフェの在り方考える 京都・長岡京で催し

2017-03-25 11:07:43 | 護 help
 認知症カフェについて考える催しが18日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。市民ら約60人が、実践報告や専門家の講演に聞き入り、患者への接し方や国ごとのケアの違いを学んだ。

 長岡京市から委託を受けて市内でカフェを運営する長岡記念財団のオレンジルーム(認知症対策推進室)が主催。運営を始めて4年が過ぎ、これまでの活動を振り返り、カフェと認知症患者や家族、行政との連携を深める方法を探るのが狙い。

 東京都目黒区でNPO法人の代表理事を務める竹内弘道さんは、区内10カ所で展開する「Dカフェ」を紹介した。患者への接し方にも言及。「5分前に食事したことは忘れるが、そのことをガミガミ言われた嫌な感情は残る」とし、患者が話し掛けてきたら3秒の間を置き、否定せずに返事して安心感を与えることが大切と指摘した。

 また、同推進室長の今堀幸弘さんは、2025年に認知症患者が730万人に達するとの見込みを示し、長岡京市内で増えつつあるカフェの取り組みを解説した。このほか、ジャーナリストの浅川澄一さんが「欧州と日本の認知症ケア」をテーマに講演した。

【 2017年03月19日 11時48分 】


最新の画像もっと見る

コメントを投稿