拳四朗さん初防衛戦、地元熱く 京都・城陽

2017-10-23 11:20:17 | 賞 prize
 京都府城陽市出身のプロボクシングWBC世界ライトフライ級王者、拳四朗さん(25)=BMB=の初防衛戦を22日に控え、城陽の住民らでつくる「拳四朗後援会」(183人)が盛り上がりを見せている。衆院選の投開票日と重なる「想定外」もあったが、当初の目標を超える約130人が両国国技館(東京)へ向かう。後援会の石田實会長は「会場に行けない人の分まで応援したい」と、拳に力を込める。

 地元に住みながら世界の舞台に立つ拳四朗さんをサポートしようと、後援会は昨春に発足した。世界王者に上り詰めた5月以降、後援会サイトへのアクセスは急増した。会員も約80人増え、地域的な広がりも見せる。

 「えらいこっちゃ」。9月下旬、衆院選の投開票日が初防衛戦と同じ日に決まり、自治体の議員や職員ら約30人の応援遠征がキャンセルになった。だが会員らは、充実してきた後援会の態勢を生かして参加者の募集をてこ入れ。当初掲げた目標の80人を大きく上回る130人が決戦の舞台に赴くことになった。

 前回、観客席で後援会員同士がバラバラになってしまった反省を生かし、応援に一体感が出るよう、まとまった席を確保した。既に東京で調整している拳四朗さんも、「地元の支援は本当に力になっている」と感謝を忘れない。

 石田会長は「拳四朗は、今や城陽だけでなく広い地域を結びつけてくれる存在。しっかり応援して、勝利の感動をまたみんなで分かち合いたい」と期待している。

【 2017年10月18日 11時12分 】


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