みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ピアノ弾き合い会

2017年05月27日 | ピアノ会
この時期、恒例の、仲間とのピアノの弾き合い会だった。
10名ちょっとの皆さんと共に、曲を披露しあう。
会場のスタインウェイ・フルコンは、いつも以上に、音が気持ちよく感じる。
指に感じるタッチも心地良い。砂金が煌めくような感触! 素晴らしい!
爽やかで、真っ青な空が広がる好天のせいかな?

今回は2曲だけに絞ったこともあって、いつもよりも、出来は良かったと思う。
まぁ、音もかなり外したし、先生のアドバイスがすっ飛んでしまった点も、いろいろあったけれど・・・。
とにかく、両方とも、大惨事が勃発せずに、胸を撫で下ろした。
今の先生について、独りよがりでなくて、自信を持って、弾けるようになったのも大きいかもしれない。

自分の場合、2曲ぐらいが、よいのかな・・・。
人前で何曲も弾くのは、消耗するし、通勤時間が長くなって、ますます練習できなくなるし・・・。

今回、アマチュアとしては、別格に上手な方がみえて、ヴィルトーゾな演奏を聴けたのだった。
あれは、確かに、刺激になったのだけど、残念ながら、凄い!としか感じられず・・・。
長らく、ピアノを練習していると、ついつい、超絶技巧の凄い曲は、技術的な難易度にばかり、関心がいってしまい、肝心の音楽を、純粋に聴けなくなってしまってるみたい。
中途半端なピアノ歴に、毒されてしまっているかな?
結局、「凄い!」と感じさせる以外、あの音楽は何を言わんとしていたのかな???
聴き手を、ただ圧倒させるために、作られているのかな???
何と言うか、まさに、猫に小判で。頑張って弾いて頂いたのに、申し訳ないですね・・・。

自分の弾いたことのある曲は、聴いていると、いろんな個性が分かって、面白いのだけど、
音が多すぎる曲、手が届かない高みの音楽は、どうも理解できず、消化不良・・・。
(心の中で、うぁ~!難しそうだ!!!と叫んでいて、思考能力停止・・・。(笑)

自分で、弾けるようになれば、「凄い!」以外のことも見えてくるだろうに・・・。
いろんな違い、景色が見えて来るだろうに・・・。
なので、やはり弾ける方が羨ましい。

そして、改めて、集まってもらえた、仲間の皆さんに、感謝!

=====
<弾いた曲>
・レハール/メリーウィドウワルツ(全音ピアノピース)
・バッハ/管弦楽組曲3番エア(G線上のアリア)(ジロテイ編)

@扶桑町文化会館

どちらの曲も、とても愛着があるので、レパートリーとして、弾き続けて、大事にするとしよう。
コメント (6)
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ピアノレッスン ハイドン50番 2回目

2017年05月21日 | ピアノレッスン
珍しく中2週間でのレッスン。
人前演奏を翌週に控えているので、予定曲のG線上のアリアを数か月ぶりに診て頂いた。
あと、ぐんぐん弾けるようになってきたハイドンのソナタ50番も。
極小の練習で、どうにかこうにか、レッスンに漕ぎつけた感じ。
(ハイドンをやっている場合ではない気もするのだけど・・・。)
ふう~、忙しい!

=====
<レッスンメモ ハイドン50番>
◎音符の長さと音量の関係(基本ルール)
音符の多い小節(16分音符が続く小節)
1つ1つの音は抑えないと、音量のバランスが悪くなる。
16分音符は、すべて装飾と心得よ。
フォルテ小節でも頑張り過ぎない。重くなってしまうので。
大切なところだけフォルテでOK。

逆に音符が長くなるほど、音量は上げる(8分音符<4分音符<2分音符)

◎特徴的なリズム
その曲の特徴になっている音型、リズムの部分は、強調して弾くことで、その曲の個性をうまく表現できる。
この曲の場合、8分音符の動きは強調していい。
第2主題の1,3、4拍も。

◎終止
長めに弾くことで、終止感がはっきりする。
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バイオリンレッスン ビバルディ・ト短調協奏曲3楽章3回目

2017年05月20日 | ヴァイオリン
名古屋も30度越えで暑い日だった。
前日が飲み会だったので、ややだるい中、レッスン。
珍しくビールが美味しく感じられたのがいけなかった・・・。
小さなグラスに数杯だったのに・・・。
あれは、何やら名古屋限定の銘柄だったなあ・・・。

先生の都合で、前回のレッスンから1週間だけしか開いてなくて、
平日は、練習らしい練習ができないので、あまり進展はないのだけど・・・。
(15分程度、ちょびっと音階を弾いて、要修正・苦手の数小節だけ、数回ずつ練習するのが、関の山)
その割には、有意義なレッスンだったかな・・・。

=====
<レッスンメモ>
・音階
 固い音にならない。柔らかく初めて、ほとんど瞬間的にMAXの音量まで持って行く
 (後膨らみにはならないように)
・2,3,5,6小節目
 タイの後の16分音符のリズムが崩れる ⇒メトロノーム練習
・17小節目の16分音符
 中弓で。フォルテは、必ず元弓で弾かなくはいけないわけではない。
・18小節目2拍目のアクセント
 頭をはっきり出すために、素早く移弦して、置いて、止める練習。
・99小節目の2拍目のレ
 曲の雰囲気が変るところなので、きちんと出す
◎難所を越えて、音程が不安定になるカラクリ
 左手の押さえ難い半音 ⇒ 力が入る ⇒ 親指付け根が上に上がって、手の形が崩れる
⇒音程が不安定になる
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ギタリストたちの饗宴コンサート

2017年05月14日 | ライブ&コンサート
日本のギター界を代表す4人のギタリストのコンサートへ。
 荘村清志
 鈴木大介
 大萩康司(おおはし・やすじ)
 朴葵姫(パク・キュヒ)

すごい顔ぶれではないか!
このところ、ギターの音色に、とても惹かれるものがあって、これは行くしかない!とお思い、足を運ぶ。
実はクラシックギターのコンサートは人生初で、ギターは音が小さくて、ちゃんと聴こえるかな?と不安もあったけれど、そんな心配は杞憂だった。

はじめ、アンサンブルは、もぞもぞしてて、ん?と感じることもあったけれど、コンサートが進むにつれて、奏者によって、音色が全然の違いが、分かってくると、面白くなってきた。

大萩さんの弾かれた、ヴィラ=ロボス「バッハへの讃歌」が一番印象に残った。
情感豊かで、厚みのある温かな音色で、心に訴えかけてくるものがある。
聴き惚れた。

朴葵姫さんは、柔らかい音色で、ピアノで言うと、ウナコルダのような音色。
荘村さんのアルハンブラ宮殿は、えっ?音を忘れたのでは?と思うくらいの長い間だったのが印象的。
鈴木大介さんは、クールな印象。
奏者によって、音がかなり違うものなんだなあ・・・。
四重奏は、そういう個性も考慮して、パート分けされていたのだろうか???

終演後、サインも頂いた。
大萩さんは、温かい音色そのままの、素敵な方だった。
握手を申し出てくれて、なんだか、すっかりファンになってしまった!
次は、アンサンブルよりも、ソロを、もう少し小さな箱で、じっくり聴いてみたいなあ・・・。

ギターの音色にどんどん惹かれ中・・・。
豊穣の世界が広がっていると思う。
好きなものにいろいろ出会えそうで、楽しみだ!


大萩さん、朴さん、鈴木大介さん、荘村さん、素敵な方々だった。
朴さんのFaceBookから頂きました。


アンコールは、禁じられた遊びと、ディアハンターのテーマのメドレー。
ディアハンターのテーマは、いつかピアノでも弾いてみたい、大好きな曲なので、
聴けて、嬉しかった。



@岐阜サラマンカホール
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バイオリンレッスン ビバルディ・ト短調協奏曲3楽章2回目

2017年05月14日 | ヴァイオリン
8月の発表会に向けて、ビバルディ/ト短調コンチェルト3楽章(鈴木教本5巻-3)の2回目。
このところ、業務多忙で、連休中も外出ばかりで・・・、ほんとうに練習不足であったけれど・・・。

=====
<レッスンメモ>
◎左手3と4の指独立、くっつかないように
◎ダウンのアクセント
 ⇒元弓で
◎移弦を伴う新しいフレーズ
 ⇒早めに準備
◎P(ピアノ)のドルチェ
 ⇒弱く弾くよりも、歌わせること
◎D⇒G線 移弦を伴う細かなパッセージ
 ⇒肘が置いてけぼりにならないように
◎楽器を弓に当てる。下げない。

面白くなってきたけれど、指摘事項が山盛りすぎて・・・。
平日はほとんど練習できないので、次回、1週間後のレッスンまでにどこまで、直せるかな・・・。
丁寧にゆっくり練習したいなあ・・・。

=====
レッスンの後、軽く近くの里山(尾張富士山)へ。
雨上がりで、緑が瑞々しく、アオアオしてきた!
空気が爽やかで、そよ風も心地良く、往復1時間弱、いい気分!
途中滑って、転んで、危なかったけれど・・・。(笑)
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ピアノレッスン ハイドン!

2017年05月06日 | ピアノレッスン
今日は、レッスン。

・メリー・ウィドウ・ワルツ
数ヶ月、取り組んで来たけど、ようやく終了。
指摘頂いた点は何十か所にも及ぶ。
(今までの、自分のワルツは、本当に適当だったのだ!)
おかげで、人生でこれ以上に愉快なことはないだろう!と言うぐらい楽しく弾けるようになった。
問題は、この曲で学んだ定跡を他の曲にも応用できるか?だけれど・・・。

・ハイドン/ソナタ50番ニ長調 Hob37 1楽章
初レッスン。かねてからの憧れの曲なので、取り組めるのは嬉しい。
日々、少しでも明るい気持ちで過ごしたいので。
弾き難さを感じている箇所は、皆、指使いを伝授される。矯正するのは、ヤレヤレ・・・・

<メモ>
・弾きにくいところ
 指だけではなくて、手首と腕(肘)も使ってみる。
・はっきりした音が欲しいところ
 敢えて、スムーズではない指使い・離れた指を使う指使いにしてみる。
 逆に、滑らかに弾きたいところは、スムーズな指使いで
・歯切れの良さの演出
 左手ノンレガート

Haydn - Sonata Hob XVI:37 in D dur - mov.1

幾つか聞いてみて、自分としては、これが、一番しっくり来る。
Lydia Maria Bader

Ilya Yakushev - Haydn's Sonata in D major (part 1/2)

Ilya Yakushev
遊びすぎ・・・。
赤子の手を捻ると言うか、お茶の子さいさいと言うか・・・。
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モラゲス五重奏団

2017年05月04日 | ライブ&コンサート
モラゲス木管五重奏のコンサートに行ってくる。
素晴らしかった!
5人中4人は、フランスの著名なオケで首席奏者を務める、最強の木管アンサンブル!
の触れ込みは、本当にその通りだった。

哀切のオーボエも、お茶目なクラリネット、澄んだ音色で囀るフルートも、遠く・懐の大きな大らかなホルンも
みな、温かく柔らかい音色の中に溶け込んで、幸せなひと時だった。
何もかもが、素晴らしくまろやか。
5つの楽器は、皆、兄弟のように感じられるのが不思議だった。

個人的に、圧巻?傑作?なのは、顔を真っ赤にして、吹いて、吹いて、
吹きまる体格のいいファゴッティスト?氏(ジョルジオ・マンドレージ氏)。
あの、熱演を目の当たりにすると、熱くならないずにはいられない。
木管の技術のことは、チンプンカンプンだけれども、凄いんだろうな・・・。

アンコールでのファンサービスも、さすがは、エンターティメントの国、フランス。
芸術性の高い本編とは別に、楽しませてもらえた。

木管の音色に惹かれるようになって、ようやく意中のアンサンブルに出会えたなあ!

前半が終わって、すぐ、CDを購入に走る。2枚、連れて帰ることにする。
こういうことは、終ぞ無かったのだけど・・・。
木管アンサンブルと言うことで、吹奏楽をやっていると思しき女の子たちが多く、
いつもの宗次と比べると、若々しい感じ。サイン会も、すごい列だった。


リハーサルの様子だけど、宗次ホールさんのTwitterから頂きました。
皆さん、姿勢が良かったなあ。




昨秋、オケで弾いたウエストサイドのマリアも!


今回は、サインも頂いた。
フランス語は、「メルシー」しか言えなかった。
英会話学習の成果は、ほとんど発揮できなかった。

@宗次ホール
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広重展

2017年05月04日 | 絵・写真・美術館
歌川広重の東海道五拾三次がすべて見られるとのことで、出掛けてみる。
風景の版画は好きなので。

どの絵も、親しみやすくて、人気があったのも、なるほどなあと思う。
描かれてる人物が、けっこうユーモラス。

東海道五拾三次に、保永堂版、行書版、隷書版などあること知らなかった。
保永堂版が色も深く、構成も味わい深く仕上がっている。
意外と富士山が描かれいない。
縦方向は強調されているのかな??

傑作とされている「蒲原 夜之雪」「庄野 白雨(Driving Rain)」は、頷ける。

「三島 朝霧」も好き。朝霧に消えゆく旅人がいい感じ。
「日本橋 朝之景」は、さぁ始まるぞ!という扉が開く感じが、いい。
「原 朝之富士」で、富士山の頭が、絵から飛び出ているのが、いい。
 こういう逸脱は、全53次の中で、唯一この絵だけ。

一昨日の山梨にくらべると、何十倍もの人出だった・・・。
知らないことを、知ることは、人生の糧になりますね。





@名古屋ボストン美術館

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イエルク・デームス リサイタル

2017年05月03日 | ライブ&コンサート
この日の夜は、名古屋、栄でピアノを聴く。
イエルク・デームス氏、齢88。
プログラムが興味深く、ウィーン三羽烏の高名のピアニスト氏なので、聴いてみることに。
(ピアノソロのコンサートは実は、随分久しぶり)

舞台に、登場されるや、なんだか、ふわっとした足取りで、
演奏は大丈夫なのかな?と思わないでもなかったけれども、
そんな心配は、杞憂だった。

音の多くて複雑な、バッハとフランクは難しかったけれど、
(もっと予習しておけばよかった・・・。)
全体、美しい音の世界に浸れて、幸せだった。
特に、ドビュッシーは素晴らしく、別天地にいる心地がする。
月の光は絶品だった。
息を飲むような美しさだった。

いろんな音で、いろんな音の世界が広がっていた。
モーツァルトも、よく歌われていて、好みの表現だった。
ベートーヴェンの最後のソナタの2楽章も、たいへんな美音だった。

今回、大きな収穫は、自身が今、先生から教わっていること(音楽の文法)は、
間違っていないと、確信できたこと。

ピアノのコンサートもいいものですね。
いい演奏には足を運ばねば!と改心。(笑)

@宗次ホール




アンコール
 ショパン:ノクターン5番Op15-2
 デームス:夕べの鐘
=====

余談・・・。
しかし、朝4時起床して、2000メートルの山に登って下り、250キロをダッシュで走り、
コンサートに向かう馬鹿は、この日のコンサートでは、自分だけに違いない。
(興味深かったので、眠くなることはなかったです。
 高速の運転も、時間が気になり、気合が入った! いつもみたいに睡魔に見舞われず(笑)
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毛無山

2017年05月03日 | 
富士山の西側に連なる天子山地の主峰、毛無山(けなしやま)へ。1946メートル。
この山も、一応、200名山の山なので。
日本にたくさんある毛無山の中で、最高峰の毛無山。富士山、展望の山ですね。


早朝、朝霧高原にて
今日も天気は良さそう!


今回、とても驚いたのは、麓のオートキャンプ場の混雑ぶり
入口の道は、朝の5時半にして、渋滞で、びっくり仰天。
どうして、人は、そんなに群れたがるのだろうか?


稜線の展望岩から、南アルプス
樹林が発達した山なので、遮ぎるもの一つないという訳にはいかないけれど、満足。


農鳥岳、間ノ岳


山頂は広々。
富士山方面は、一応、展望あり。


ん~、どうやって撮るのがいいのだろうか???


絶海に浮かぶ?


あと少し


あと少し


撮るべきものは富士山だけ?


リンドウ発見!


上は枯木立だったけども、下に下りると、ようやく新緑。

=====

番外編
帰りに汗を流すために立ち寄った、田貫湖畔の休暇村施設にて。
なんというロケーションの良さ!
ここからの富士山は素晴らしい!
ここに辿りつくまで、田貫湖畔の道がとんでもない路駐が続き、行きつけるのか不安だった・・・。
ここは11~14時だけ、日帰り入浴できて、この山域は意外と温泉がないので、ありがたい存在だった。

<ルート>
5:45 登山口(有料駐車場)スタート
 不動の滝見晴台経由
 この3時間の上りは、急登に次ぐ急登!
9:10~9:25 山頂
 地蔵峠経由
12:20 登山口駐車場
====
<アクセス>
甲府昭和~登山口:1時間
登山口~名古屋 :3時間半
 新東名渋滞無し(昼間だったから・・・。)

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