3月25日のできごと

2012-03-25 | できごと
 今日は9時から、第55回三重町さくらロードレース開会式に顔を出しました。この大会は、大分県で最初に始まったロードレースで歴史があります。旭化成陸上部など数々の名選手が走った大会でもあります。最近は、参加者が減少気味ですが、それでも今年も300人を超える申し込みがありました。また先日、全国大会で9位になった三重町陸上クラブの選手たちも参加。開会式ではこのクラブの大里キャプテンが選手宣誓を行いました。選手の皆さんにはそれぞれの自己ベストの更新を目ざして頑張って欲しいと思いました。
 さくらロードレースの開会式から三重町内山で開かれた真名野長者祭りの開会式に向かいました。このお祭りは今年で22回目。真名野長者伝説は、三重町内山を発して、山口県、愛媛県、奈良県などで言い伝えられている伝説です。ここ数年は、韓国にも同様の伝説があると言うことで、日本と韓国の大学教授などによってその関連も研究されています。
 2012年度に大分県は、関西からの観光客誘致に力を入れるという方針ですから、私はこの伝説も観光資源に、それも広域の観光資源にできるのではないかと考えています。
 例年ですと、さくらロードレースや真名野長者祭りが行われるときは、桜が満開なのですが、今年はまだつぼみも固く、開花までもうしばらくかかりそうです。
 10時過ぎには、市内の保育園の卒園式に伺いました。今年は18人が巣立って行きましたが、卒園証書を受け取る姿や、先生が卒園生の一人ひとりに声をかける場面を見ると、改めて一人ひとりが持つ個性に気づかされます。個性が生かされて、スクスクと育って欲しいと思います。そして教育環境、子育て環境に格差があってはならないと強く思います。
 12時過ぎには、千歳町で今年から始まった白鹿まつりに伺いました。開会式に先立って午前9時から行われたウォーキング大会に400人を超える方が参加したと聞きました。白鹿山や大迫磨崖仏などの史跡を巡ったそうです。道中では琴の演奏やお茶がふるまわれたとか。また甘太くんの焼き芋のサービスもあったそうです。ウォーキングと史跡と地元の食を組み合わせたイベント。大成功だったと思います。
 また隣の会場では、大分アジア彫刻展関連事業として「どんどこ!巨大紙相撲 豊後大野場所」が開かれ、多くの子どもたちで大賑わいでした<写真>。
 夕方には、「ありがとうプロジェクト」が宇目町で行っている「大自然リフレッシュキャンプ」の前夜祭(?)の様子を覗いてきました。低線量被ばくの危険性がある地域から短期疎開を希望する親子10組を受け入れて、明日(26日)から31日まで行われるそうです。
 さて、明日は午後から会派の会議。27日に予算特別委員会が開かれるので、上程された議案を議論する予定です。また29日が最終日なので、予算議案のほかに議員提出議案についても議論します。
 


3月22日、23日の県議会

2012-03-24 | 県議会定例会
 3月22日は予算特別委員会の各部局からの説明を求めて質疑を交わす最終日でした。この日、最後に教育委員会の審査を行いました。
 私の所属する会派・県民クラブの小野団長が、3月14日に私が一般質問で取り上げた原子力教育の件で、教育長が「2012年度も変更なくやって行く」旨の答弁をしたことに対して、①教育の事業名から「原子力」の名前を外していたのはなぜか、②教育を行っていた県立高校6校については、6校からの要請があったのか、③福島第一原発事故の影響で、文科省がこの事業のいわゆる3割縛りを解くと報道されているがそれについての見解は、④中学生の放射能教育にどのように取り組むか、とさらに深める質問をしました。
 この質問にまず、教育長が答弁に立ち「3月14日の答弁は、この事業は原子力エネルギーに特化して教えているのではなく、他のエネルギーも教えている。貴重な財源の800万円を有効に使いたいと言う趣旨でのものだった」と述べました。その後、個別の質問には担当課長が答えましたが、3割縛りが解かれたことについて、「国からの正式通知はまだないが、いずれ来ると思う。ありがたいことだと思う」と歓迎する答弁でした。また中学生への教育については、副読本を活用して教えたいという答弁でした。
 この課題は、23日の常任委員会でも取り上げられる予定です(3月22日現在)。今日現在、その結果は聞いていません。

 3月23日は、予算特別委員会の分科会として各常任委員会が開催されました。私が所属する商工労働企業委員会は、全議案を可決すべきものとして決定しました。
 総務企画委員会は、県立美術館関連予算の審査を3月26日(月)に持ち越しました。また福祉保健生活環境委員会で審査された、震災がれきの受入れについて「慎重な対応と、がれきの受入れと焼却処理は周辺住民の合意を得ることを前提に」という趣旨の請願は、採決の結果、採択1、不採択2、継続審査2で委員長が不採択と決し、不採択になりました。県民クラブとしては、継続審査としていましたが、残念です。
 また、前回から審査されている放射能から給食の安全性を確保して欲しいと言う趣旨の請願が文教警察委員会で審査されましたが、これは継続審査になりました。

 さて、明るい話題をひとつ。豊後大野市犬飼町に佐伯市の株式会社山忠が立地表明をしました。山忠は、ひじき、わかめ、海藻サラダ等の乾燥海藻及びレトルト・ソフトひじき、プチマリン等の海藻加工品の製造販売を行っている会社で、犬飼町では株式会社山忠豊後大野工場(仮称)として、ひじき、わかめ、海藻サラダ等の加工、原料・製品の保管を行うと言うことです。投資予定額は3億円で、気になる雇用は、当初20人から将来的には50人規模にしたいと。
 私自身、商工労働企業委員会に所属していることもあり、この時期に何とか地元に企業誘致を成功させたいと、担当課長ともお話しさせていただいていましたが、年度の最後に吉報を聞いて本当にうれしく思いました。立地表明の記者会見を終えた山城代表取締役社長と山城常務にお会いしてご挨拶をしました。山忠の進出で地域活性化に弾みがつくと思います。



緑の奨学金贈呈式

2012-03-20 | できごと
 11時から「緑の奨学金」の第2回贈呈式が市教育会館でありました。「緑の奨学金制度」は、緑の奨学会(佐藤裕一郎会長:会員56人)が農林業を志して高校に進学する生徒に対して、奨学金を贈るものです。
今年の奨学生は8人。三重中学校2人、緒方中学校2人、大野中学校4人それぞれに佐藤会長から奨学金が渡されました。会長のお話では、「奨学生の枠は5人。8人の応募者の熱意を思うと、5人に絞ることができなかった。それで今回は、全員を奨学生にした」とのことでした。
会長や来賓の激励を受けた後、8人それぞれから力強い決意表明がありました。まだまだ15歳の少年です。今は、期待と不安が入り混じっていると思いますが、奨学金を役立てて、今後、高校で農業をしっかり学んで、将来は豊後大野市内で就農して欲しいと思います。

3月14日の一般質問(その4)

2012-03-19 | 県議会での一般質問と答弁
 3月14日に行った一般質問の2つ目の柱は、原子力教育についてでした。
 今年1月22日の朝日新聞に「原発教育条件に交付金 文科省新年度も3億円」という見出しで、「原子力・エネルギー教育支援事業交付金」が福島第一原発事故後も、各自治体に交付されていると言う記事が書かれていました。この交付金は、原子力の研究、利用の推進を目的に学校教育を支援する国の交付金で、各校からの交付申請を市町村、都道府県の各教委がまとめて文科省に申請して、採択を受けて事業が行われるもので、その財源は電源開発促進税が充てられていると言うことです。
 大分県内には原子力発電所が設置されていないのですが、2011年度には800万円の交付金を大分県は受けています。この交付金はどんなことに使われているのだろうか、原発推進の教育をしているのではないだろうか、と言うことを質問の柱にしたものです。

≪質問≫
「文部科学省の原子力・エネルギーに関する教育支援事業は、「原子力やエネルギーの問題について、正確な理解の下に考え、判断するために、学校教育において、原子力やエネルギーについて正確な知識を提供し、生徒自らが考えていく力をつけることができるような環境の整備」を目的とし、その財源が電源開発促進対策特別会計の「原子力発電施設等が設置されている地域等における放射線監視施設の設置に必要な事業費等に充てるための都道府県等に対する交付金等」であることから、原子力推進のための教育を学校現場に持ち込むものではないかと考えている。本県が平成18年度からこの交付金を受けるに当たり、教育委員会は、どのような教育方針のもとで、原子力、放射能について、生徒に教えて来たのかこれまで原子力の危険性は説明してきたのか。また、1年で1校、800万円の交付金を受けた学校のみが原子力について学ぶのはおかしくないか」。
 
 この質問には教育長が答弁に立ち、「まず、教育方針について。原子力、放射能についての教育では、学習指導要領に則り、児童生徒の発達段階に応じて、社会科や理科、公民等の各教科において、エネルギー資源としての利用やその安全性の問題等について指導しており、エネルギー問題に関する正しい知識を持ち、主体的に判断できる人材の養成を図っている。次に、危険性の説明について。原子力エネルギーは発電の過程で二酸化炭素が発生しないなどの利点がある一方で、その安全性に対する心配も指摘されており、放射能汚染事故や放射性廃棄物の処理問題などについても各教科の中で学習させている。次に、国の交付金の活用について。これまでに6校の工業系高校の電気科などでこの交付金を受け、原子力発電の模型や風力・太陽光発電実習装置等の教材を購入して、発電の仕組みや原理についての理解を深めることに活用している」と答えました。
 答弁は、事実関係が中心で、判断は避けています。そこで私は、「福島原発事故を受けて、この交付金に対する認識は変わったか。来年度以降も申請をする予定はあるか」と質問しました。教育長の答弁は「行う」と言うものでした。
 私は、「岩手県の教育委員会では『原発事故で原子力に対する県民の厳しい目がある。これまでの取組みに理解が得られないと判断した』、仙台市の教育委員会も『原発への理解を求めるような交付金の活用は、保護者の理解が得られない』として2012年度は行わないとしている」ことを伝え、この事業についての詳細は、常任委員会での質問につなげていくことも伝えました。
 この問題は、もっと掘り下げて質問したかったのですが、時間が足りませんでした。引き続き常任委員会で、会派のメンバーが掘り下げてくれると思います。


三重総合高校剣道部壮行会、三重町陸上クラブ全国9位

2012-03-18 | できごと
 18時30分から市内のホテルで、三重総合高校の女子剣道部の大分県高校剣道全国選抜予選大会優勝祝賀会・壮行会がありました。
 開校6年目ですが、剣道の強豪校として着実に歩みを進めていると思います。これも高校での先生方の指導ももちろんですが、このことに加えて小中学生段階での地域での指導もあると思います。市内で多くの剣道の先生方が熱心に指導されていることが、この結果につながっていると思います。
今夜の壮行会にも錚々たる方々が出席していました。激励のあいさつの後、仲宮主将が「感謝の気持ちを忘れず、先輩方の築いたベスト8を超えるように頑張りたい。自分達らしい試合をしたい」と決意を述べました。本当に、頑張って欲しいと思います。
そして今日、全国大会に出場した三重町陸上クラブが全国9位と言うニュースも飛び込んできました。素晴らしい結果だと思います。
市内に1校しかない県立高校の三重総合高校剣道部の活躍が、地域の子どもたちの目標となって欲しいと思います。また高校の中での、他の部活動にも好影響を与えて欲しいと思います。