特別委員会の現地視察

2011-10-31 | できごと
 本日、県議会の自然の環境・資源対策特別委員会で現地調査を行いました。日田市天ケ瀬町に向かい、五馬地区環境対策協議会の役員の皆さんから今年10月18日に県議会議長あてに提出された陳情書について説明を受け、意見交換を行いました。
 陳情の内容は、塚田団地の環境汚染対策についてです。協議会は「同地区は筑後川の源流地域であるが、牛飼育施設の建設計画とともに牛糞堆肥が多量に投入された結果、水質が汚濁している。早急に汚染原因を取り除いてほしい」と主張しています。これまでも県等の関係機関に働きかけてきたけれど、満足できるようなものではなかった、とも。
 委員会ではこの意見を持ちかえり、次回の委員会で関係機関に経過説明を求め、併せて意見を聴くことにしました。




白山地区公民館祭・三重町文化祭・役の行者まつり

2011-10-30 | できごと
 今日は雨。ご案内をいただいていたイベントやお祭りのうち大野町の雪舟祭りが中止になりましたが、その他は予定通り行われました。
 9時30分から白山振興祭・公民館祭りに伺いました。この催しは今年で16回を数えます。三重町の山あいにある過疎・高齢化が進むいわゆる小規模集落ですが、公民館活動を中心にして地域振興の意識が高く、当地区に流れる白山川(中津牟礼川と奥畑川の総称)が名水100選の一つになっていることもあって、年間に名水ホタル祭り、しぶき上げ大会などの川にまつわる手作りイベントなどを行っている地区です。今日は廃校になった清川東小学校の体育館で開会式が行われました。地区公民館に展示された写真、盆栽、草木染めなどを拝見しました。公民館活動の中で地域の皆さんが創意工夫を重ねて仕上げた作品です。どれも素晴らしい作品でした。
 10時30分からはエイトピアおおので行われた三重町文化祭にお邪魔しました。会長が主催者あいさつの中で東日本大震災にふれて「互いに出来ることがあれば、出来る範囲でいいから力を貸してほしい」と訴えました。私も機会をいただいたので「ここでの文化発表を通じて地域の絆を確認してほしい。そして放射能被害に遭っている福島の子どもたちにも思いをはせて欲しい」旨のご挨拶をしました<写真>。
 お昼から旧三重町立南小学校で行われた役の行者祭に伺いました。この地域も少子高齢化が進んでいますが、大分県の乾椎茸日本一の原動力となっている主な地域で、住民の皆さんが廃校になった旧南小学校の木造校舎を拠点にして様々なイベントを行っています。役の行者祭は本来は佩楯山頂で行われるのですが雨のためこの場所での開催となりました。
 私が着いたときは、地元の松尾神楽が終わっていましたが、地域の方々と久しぶりにゆっくりとお話しすることができました。「政治は何をやっているのか。もっと議会が頑張らないといけない」「シカの被害を何とかしてほしい」など皆さんから意見をいただきました。
 このような場面でいただくご意見が私の政治活動を支えてくれていることを改めて思います。


TPPをテーマに国政報告会・討論会を

2011-10-29 | 私のスタンス
 今朝の地元紙(大分合同新聞)1面に『賛成 広瀬氏ら6人』という大見出しで、TPPに対して共同通信社が都道府県知事に対して緊急アンケートを行った結果を掲載していました。6人の知事が賛成と見出しにはありますが、よく読んでみると「賛成4人(静岡、愛知、大阪、大分)」「条件付き賛成2人(埼玉、広島)」となっていて、広瀬大分県知事は条件付き賛成ではなくて「賛成」と言うことです。
 九州の県知事で賛成しているのは広瀬知事一人。福岡、長崎、沖縄の3県知事は「どちらとも言えない」、佐賀、宮崎、鹿児島の3県知事は「反対」、熊本県知事は「その他」と言う回答になっています。この「その他」と言う意味がよく分りませんが、回答保留と言うことでしょうか。
 広瀬知事の立場はこれまでの一般質問の答弁などから考えると、私には違和感はありませんでした。
 ちなみに私はTPP参加に反対しています。その理由は少子高齢化、過疎化が進む農業を基幹産業とする豊後大野市にとって、この問題はあまりにも大きなマイナスの影響が予想されるからです。これは大分県内の地域でも同じことが言えると思います。
 記事は、「大多数の知事が交渉参加に賛意を示さなかったのは、TPPが地元経済や県民生活にどう影響するかについて十分な説明や議論がなく、政府が『地方置き去り』で結論を急ごうとしていることへの不満の表れといえる」と解説しています。
 政府が地方に対して十分な説明を行って議論をすれば賛意が広がるかどうかは分かりませんが、政府(国)の地方への説明不足という指摘はその通りだと思います。反対者が多い私の周りでも「もっと具体的な説明が欲しい」という声を聞きます。では誰から聞くのが良いかと考えると、それは地元選出の国会議員から聞くのが一番だと思います。
 大分県選出の国会議員は早急に、TPPをテーマにした国政報告会と討論会を行うべきだと考えます。


10月28日のできごと

2011-10-28 | できごと
 10時から大野川漁協主催の第31回水に感謝する日・豊漁祭に出席。大野川にウナギなどの放流も行いました。機会をいただいたので、春から初夏にかけての渇水、梅雨時の大雨による増水のことなど大野川のこの一年の出来事を振り返りながらご挨拶させていただきました。
 「水に感謝する日」ですが、私にとっては漁協関係者をはじめ農業水路、森林や水源地の管理などを日ごろから行っていただいている皆さんに感謝する日でもあります。
 少子高齢化や過疎化が進む山間地や中山間地の住民が、普段の生活の中で水を守っていることを、もっともっと多くの下流域の都市に住む方々にも知ってもらいたいと思います。

 めぶき園の20周年祝賀会にお招きいただきました。漁協の行事のためお祝いには、遅れての出席になってしまいました。ご挨拶の機会をいただきました。ここ数年、自閉症者生活療育施設・めぶき園の活動を垣間見ていますが、地域社会の住民として社会との交流によって自立を目ざしていくという理念とそれに根差した活動gが素晴らしいと思います。

 午後からは県議会第3回議会議論活性化協議会で常任委員会のあり方をテーマに、開催回数、事務調査、任期等について議論しました≪写真≫。
 現行制度上でも様々な運営ができるけれど十分に活用できていないところに問題の核心があると思います。私からは閉会中に開催している現在の商工労働企業委員会の運営(まず委員だけで議論して、その結果をまとめて執行部と議論していくという方法)と委員から積極的な意見が出されていることについて報告して意見にしました。
 
川澄化学工業株式会社の川野幸博社長にお会いしました。今年度から大分県は東九州メディカルバレー構想に積極的に取組んでいますが、その具体的な取組みの一つとして、産学官連携による医療機器の研究開発体制の整備を行うこととしていますが、このほど大分大学医学部に大分県と川澄化学工業株式会社が共同で寄附講座を設置する運びとなりました。今日はその調印式で県庁においでになりました。
 豊後大野市選出の県議として、まず地元三重町に主力工場を立地していただいていること、そして従業員の皆さんに地域活動等も積極的に行っていただいていることなどにお礼を申し上げました。
 世界に冠たる企業が、大分大学に研寄附講座を設置する。地元を大切にするという企業の姿勢に感謝します。そしてこれがきっかけに東九州メディカルバレー構想が広がり、地場産業に良い影響をもたらし、そのことで地域産業が活性化していくことを期待します。


県道緒方高千穂線整備促進期成会の皆さんと一緒に要望活動をしました

2011-10-27 | できごと
 県道緒方高千穂線整備促進期成会(三代泰司会長ほか6人)が大分県庁を訪れ、梅崎建設部長に県道緒方高千穂線の整備について要望活動を行いました。
 私も地元県議として同席しました。
 この路線は豊後大野市と宮崎県高千穂町とを結ぶ、県境をまたいでいる幹線道路で、観光や産業の振興に重要な路線です。しかし山岳特有の急峻な地形のために幅員が狭くまたカーブも多くあり、道路改修が地域住民から切実な声があがっています。
 席上、三代会長は「地域は高齢化が進み小規模集落が点在している。日々の生活のため車の運転は不可欠だが、道路改修が進んでいないので高齢者にとって車の運転が年々厳しくなっている。ふるさとを離れて市内の中心地に住む人も出ており、人口の減少が止まらず、このままでは集落の機能が維持できない」と道路改修の必要性を訴えました。
 これに対して梅崎部長は「この路線の大分県側の改良率は33%で、県内の主要県道の改良率76%と比べると遅れている。地形等の理由から予算がかかる。しかし地域の実情を考えると道路改修は必要だと思う。要望区間すべてとはいかないがルートを検討するなどして可能な区間は新規事業に盛り込みたい」と回答。前向きな回答に期成会役員一同、明るい顔になりました。
 ここは幅員が狭くカーブも多い路線です。そして地域は高齢化が特に進展しています。また災害で寸断されると代替道路がありません。救急搬送のことなどを考えると命の道を確保するという視点からも早急に道路の改修が求められていると思います。