6月28日、第7回すずかけ公開講座を行いました。講師として三重総合高校校長の小畑先生をお招きして、『楠学の志高く -三重総合高校の誕生と発展-』という題でお話をしていただきました。
三重総合高校は、豊後大野市内の3つの県立高校(三重高校、三重農業高校、緒方工業高校)と竹田市の1校(竹田商業高校)の4校を統合し、2006年に開校した県内初の総合選択制の新設校です。小畑校長はその準備を中心になって進めた後、初代校長を務めています。
この日の講演では、制服のデザインや校歌の制作など準備段階での苦労話や、第1期生を送り出した今の心境、そして将来に期待することなどをお話しいただきました。
三重総合高校のシンボルは楠(クスノキ)。新校舎の建設地に、三重農業高校時代に植えられていた楠の大木がたくさんあったことに由来するそうです。その木を伐採するときには心が傷んだとか。しかしそのうちの数本は今もなお校庭に残っています。
小畑先生は、三重総合高校ではシンボルの楠のとおり「楠(クスノキ)学問」という考えを大切にして生徒たちを育てたいと話します。これは、楠が成長は遅いけれど確実に根を張って大木になることから、歩みは遅いけれど着実に成長して大成する学問という意味。総合高校の生徒たちもかくあって欲しいと話します。そういえば、私の母校・三重第一小学校の校庭の真ん中にも3本楠という大木があって、今も児童に親しまれています。
しかし新設校が故の悩みも。特に伝統校には「実績で対抗するしかない。近い将来、伝統校をしのぐ高校になって欲しい。その礎を築くべくやってきた」と。
そして「校長は、1校に4年は在職し、4年目に過去3年の評価を行って次の高校に移るべきでは」とも話しました。
講演後、参加者した皆さんとの意見交換に移り、会場から「新設された三重総合高校のこの3年間の評価を学校なりにまとめて、地域の皆さんと一緒に三重総合高校の将来について考える機会を作るべきではないか」という意見が出ました。また「学校区が全県1区になったことをプラスに転じて、学生が県下から集まって来るような学校を作って欲しい」というエールも贈られました。
私は豊後大野市内に1校になったこの高校を地域全体で盛り上げていくべきだと考えます。そのためには、県内で真っ先に再編が行われた豊後大野市にあって、三重総合高校のこの3年間の検証を市民と一緒に行うべきだと考えます。このことで地域に根ざし、地域に愛される学校づくりを進められると思います。
最後に、今年中にもう一度、今度は新設校3年間の評価について意見交換していただくことをお願いして、第7回の講座を終わりました。
三重総合高校は、豊後大野市内の3つの県立高校(三重高校、三重農業高校、緒方工業高校)と竹田市の1校(竹田商業高校)の4校を統合し、2006年に開校した県内初の総合選択制の新設校です。小畑校長はその準備を中心になって進めた後、初代校長を務めています。
この日の講演では、制服のデザインや校歌の制作など準備段階での苦労話や、第1期生を送り出した今の心境、そして将来に期待することなどをお話しいただきました。
三重総合高校のシンボルは楠(クスノキ)。新校舎の建設地に、三重農業高校時代に植えられていた楠の大木がたくさんあったことに由来するそうです。その木を伐採するときには心が傷んだとか。しかしそのうちの数本は今もなお校庭に残っています。
小畑先生は、三重総合高校ではシンボルの楠のとおり「楠(クスノキ)学問」という考えを大切にして生徒たちを育てたいと話します。これは、楠が成長は遅いけれど確実に根を張って大木になることから、歩みは遅いけれど着実に成長して大成する学問という意味。総合高校の生徒たちもかくあって欲しいと話します。そういえば、私の母校・三重第一小学校の校庭の真ん中にも3本楠という大木があって、今も児童に親しまれています。
しかし新設校が故の悩みも。特に伝統校には「実績で対抗するしかない。近い将来、伝統校をしのぐ高校になって欲しい。その礎を築くべくやってきた」と。
そして「校長は、1校に4年は在職し、4年目に過去3年の評価を行って次の高校に移るべきでは」とも話しました。
講演後、参加者した皆さんとの意見交換に移り、会場から「新設された三重総合高校のこの3年間の評価を学校なりにまとめて、地域の皆さんと一緒に三重総合高校の将来について考える機会を作るべきではないか」という意見が出ました。また「学校区が全県1区になったことをプラスに転じて、学生が県下から集まって来るような学校を作って欲しい」というエールも贈られました。
私は豊後大野市内に1校になったこの高校を地域全体で盛り上げていくべきだと考えます。そのためには、県内で真っ先に再編が行われた豊後大野市にあって、三重総合高校のこの3年間の検証を市民と一緒に行うべきだと考えます。このことで地域に根ざし、地域に愛される学校づくりを進められると思います。
最後に、今年中にもう一度、今度は新設校3年間の評価について意見交換していただくことをお願いして、第7回の講座を終わりました。