光山鉄道管理局・アーカイブス

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フライッシュマンピッコロのDB120-2形電気機関車

2023-05-13 05:36:37 | 車両・電気機関車
 帰省の戦利品から
 今回入線の外国型電機をば。

 物はフライッシュマンピッコロのDB120 0形です。
 120形は1979年から1989年にかけて製造された西ドイツの客貨両用型の交流機です。

 中でも今回入線させたのは初期の試作型とされるもので前の型である103電機と同様のTEEカラーなのが特徴だそうです。
 (後の量産機は朱色の単色)
 実車は103に比べて武骨さが目立つデザインで性能面でも特に高速走行で見劣りした事から103形やその後継の101形に比べると影が薄く、現在では2線級の運用がメインになっているとのこと。

 事前の期待ほど活躍できなかったという意味では理由こそ違え、ドイツのEF200みたいな存在かも知れません。

 ですが模型としての120形は日本のED級機関車に比べると伸びやかなプロポーションで特にTEEカラーは良く似合っていると思います。
 もしこれが現行の赤一色だったら多分手を出さなかったでしょう。

 交流機特有の屋根上配線も碍子を含めて金属パーツを奢っているのも端正な印象に一役買っています。
 
 恐らくモデルとしては40年以上前のものと思われるのですが、最初こそもたつくもののギアの当たりが付いて来ると独特の滑らかさを感じさせる走りを見せてくれます。

 ただ、架線集電を想定したと思われる「異様に高く跳ね上がるパンタグラフ」は外国製Nゲージの電機に共通した弱点。
 うちのレイアウトで跨線橋や立体交差をくぐらせようとすると必ずパンタがぶち当たってしまうのには聊かストレスを感じてしまいます。

 とはいえそれでも模型としての魅力が感じられるのが欧州型Nゲージなので多少の事には目をつぶってしまうのですが。貨車が日本型でもチキやタキ43000みたいなやつとなら相性も良さそうですね。

 純粋にデザインの(個人的に感じる)魅力で外国型を走らせるというのも模型ならではの面白さと思いますし、それと同じ観点で「外国型機関車に似合う日本型の客車や貨車をセレクトしてみる」のもコーディネートの楽しさを感じます。


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