往路の上海から西安への機中でのこと。
座席は3列で、私の座席は通路側、真ん中に男性客、窓席も男性だった。
離陸後しばらくして、キャビンアテンダント(男性)が食事を配りに来た。国内線なので、ほとんどの客が中国人だと思う。
そのキャビンアテンダントは、私が一言も発していないのに、「ごはん?、麺?」と聞いてきた。真ん中の男性にも同じように「ごはん?麺?」と聞いたが、窓席の客には中国語で「・・・・」と聞いていた。
日本人と中国人、韓国人は、欧米人から見たら見分けがつかないというけど、私は日本人と中国人は見分けがつかないことが多い。
どうして日本人と分かったんだろう。
ということで、隣席(真ん中の席)の人が日本人だということが分かった。
食事が終わった頃を見計らって、私は隣席の人に話しかけた。
私:どちらからですか?
隣席:名古屋です。
私:西安へは観光ですか?
隣席:いいえ、彼女に会うためにお盆休み(12日間)を取って西安に行くところです。
私:お仕事は?
隣席:自動車の部品を塗装する会社です。私の会社には、外国から技能実習生が何人か働いています。一番多いのは、インドネシア、次がフィリピン、中国、ベトナムの順です。彼女(西安に住んでいる中国人、27歳)は、3年間働いて西安に帰国しました。彼女と結婚するつもりで、彼女は今年11月に名古屋に来ます。
私:失礼ですが、お歳は?
隣席:何歳に見えますか?
見た目、ずいぶん落ち着いていたので
私:40歳ぐらいですか?
隣席:いいえ、25歳です。今、毎月の手取り(30万円)の中から3万円を彼女に仕送りしています。今日は西安空港に出迎えに来ているはずです。今年のゴールデンウィークにも彼女に会いに行きました。
私:会社の人達は彼女と交際していることを知っていますか?
隣席:はい、彼女が働いていた時からつきあっていましたので、社長、部長はじめ、みんな知っています。
私:よく、12日間も休みが取れましたね。
隣席:この休みを取るために、土日も休まずに働いてきましたから。
私:国際結婚は、いろいろと手続きが煩瑣だと聞いていますが・・
隣席:そうなんです。これからが大変です。
このような話をしていたら、あっという間に西安に到着しました。フライト時間(2時間40分が短く感じられた)。
「鼓楼」のライトアップ
昨日も、西安夜市に出かけました。土曜日の夜ということもあって、前日よりはるかに多くの人出でにぎわっていました。この夜市が今回の旅の一番の目的なので、嬉しくてたまりません。
しかし、中国人民は声が大きい。そんなにわめかなくてもと思うんだけど。
たぶん、これは求人票。店長などの役職に応じて、給料とその他の勤務条件が掲示されているんだと思う。