カウンセラー高木裕樹ココだけの話

『自分を好きになる本』(PHP研究所)の著者が語るプライベートセミナー

「しあわせ人生の法則3(1/3)

2009-01-30 | 魅力ある人間関係の処方箋
     「しあわせ人生の法則③」

「言霊」と言われるように、言葉には力があります。

魔法の言葉「ありがとう」を1日1000回21日間言い続けることによって、

あなたの人生に必ず奇跡が起きはじめ、

あなたの人生にしあわせをもたらすのです。

大阪で心理学の世界的権威ある先生のセミナーに参加させていただきました。

そのときに、教えていただいたことでした。

ある女性が、交通事故で骨折をして全治6ヶ月の重症になり入院となりました。

ベットに寝たままの状態になりました。

何でこんなことにならなければならないのかと嘆いたそうです。

お見舞いに来た友人が、毎日1000回「ありがとう」と21日間

言い続けるといいよ。と勧めてくれたのです。

しかし、「こんな状態で、そんなことしても」と思って最初は、

半信半疑だったそうですが、そうすることがないし、

何もできない状態なのではじめてみたそうです。

なんと続けていくうちに、不思議なことに骨折した骨のつき具合が良くどんどん

回復していったのです。

結果的に、6ヶ月の入院が3ヶ月で退院することになったのです。

まさに「ありがとう」は魔法の言葉です。(つづく…)

「しあわせ人生の法則2(3/3)

2009-01-27 | 魅力ある人間関係の処方箋
英語で「現在」のことを「present」と言います。

つまり「プレゼントとは、贈り物」と言う意味があります。

今、ここ「現在」は、神様があなたに送った最高のときなのです。

何かが起こることを期待することも大切ですし、

何かを求め続けることも大切です。しかし、何かが起きたら、何かを手に入れたら

しあわせ何ではなく、しあわせの本質は「今、ここ」にあるようです。

今、このとき、この与えられているこの状況を感謝し歩んでまいりましょう。(完)



「しあわせ人生の法則2(2/3)

2009-01-26 | 魅力ある人間関係の処方箋
わたしは、かつて3度の入院を経験しました。

1度目は、右肩じん帯切断のため手術を約1ヶ月の入院でした。

右手がまっく使えずに大変不自由しました。

そのときばかり、右腕が動くことが当たり前だったことから、右手が動くことの

ありがたみを身にしみて感じました。

また、2回目の入院は尿管結石で同じく約1ヶ月間、結石の破砕のために

入院しました。

なった方はお分かりだと思いますが、この結石の痛みは、今まで体験したことの

ない痛みで、この世のものとは思えないものであることを体験しました。

このように、痛みがないことの日常の些細なことですが、

改めて感謝することができました。

人は、体験しないとなかなかわかりえないことが多いようです。

いかに、「平凡な毎日の中にしあわせが詰まっているか」わかるまでは、

時間もかかりますが、このように人は、何らかの病気や事故災害などにあったとき

はじめて、いかにじぶんがしあわせのただ中で生きていることを知るのではない

でしょうか。

知るばかりではなく、感謝して生きることの大切さを学び最高のチャンスをいただ

いていると思えるようになるのです。(つづく…)




  

「しあわせ人生の法則2(1/3)

2009-01-24 | 魅力ある人間関係の処方箋
「しあわせ人生の法則②」

「あれもこれも欲しい、手に入れたい」と思い求め続ける人がいますが、

しあわせは「今、置かれているここ感謝して生きること」にあるようです。

「非凡は平凡から生まれる」とありますように、毎日の平凡な生活の中に

実はしあわせがたくさん詰まっているようです。

しあわせ、『何か特別なことが起きたらしあわせではなく、

しあわせの本質は何事も起きないことがどれほどしあわせかという」ことです。

多くは、「どこかにしあわせがあるに違いない」と言って

しあわせの青い鳥を捜し求めたり、自分の努力によって手に入れるものと

思っていることがあるようです。(つづく…)

「しあわせ人生の法則1(2/2)

2009-01-23 | 魅力ある人間関係の処方箋
ではどのように考えたらよいのでしょうか?

「こうであらなければ」と考えず、

「こうあったにこしたことはない・・・なったらいいのになぁ~」と考えてみては

どうでしょうか。人は、無意識のうちに自分自身を縛って生きているからです。

カウンセリングでは、執着といいます。

「こうでなければ」強い思いに執着してしまうのです。

アフリカでは、チンパンジーの生け捕りをするためには、

木に穴を開けてバナナや木の実をいれておくのです。

チンパンジーは、食べ物を見つけると穴の中に手を入れてとろうとします。

しかし、その穴は、食べ物を持ったままでは引っ張り出すことができない

大きさになっているのです。

ですから、手を離せばいいのですが、食べ物を手に握ったままでいるうちに

生け捕りにされてしまうからです。

手を離せばすぐに逃げられるのですが、1度つかんだものを手放そうとせずに

捕まってしまうのです。

笑える話ですが、これは人事ではなくまさに自分のことであることを

実感する話です。

「1度つかんだものを放そうとしない」つまり、

自分自身に執着しているからです。

しあわせ人生の第1の法則は「握っているものを手放すことによって自由になる」

です。(完)

「しあわせ人生の法則1(1/3)

2009-01-17 | 魅力ある人間関係の処方箋
私のところに来られるカウンセリングの90%以上は、人間関係に問題です。

「自分と価値観や考え方が合わない人とどうしたらよいのか?」

「会社で受け入れられない人がいるんですが?」

「親子関係、夫婦関係がしっくりいかない」

「子供が不登校、引きこもり、摂食障害など・・・・」さまざまです。

すべてのことに共通しているのは、すべて自分の思い通りにならないことから

生じる人間関係にあるのです。

つまり、人は誰でも自分の思い通りに人をコントロールしたいという

基本的欲求があるからです。

しかし、「思い通りにならないこともすべて受け入れることができれば、

問題は解決に導かれるからです」。

受け入れることで、問題の95%以上は解決に向かって進んでいくからです。

「夫がいつも仕事で帰宅が遅い!」「子供が不登校になってしまった!」

「隣の住人がいつも文句を言って来る!」などいずれの問題も、

「自分がどう生きるか」ではなく、「人をいかに自分の思い通りにするか」

ということが、「悩み」になってくるからです。(つづく)

「こころの反応と対応について シリーズ3 (2/2)」

2009-01-15 | 魅力ある人間関係の処方箋
このようなコミュニケーションスタイルは、「あまりにもいつも周りに

気を使いすぎるために、何か問題がある場合は自分のせいにしてしまう」と

反応しやすいのです。

なぜなら、相手の言葉一つ一つに揺れ動く、傷ついてしまうという

反応になってしまうからです。

では、対応的なコミュニケーションをするためにどのようにしたら

よいのでしょうか?「お母さんが、うちの子学校に行きたがらないんです」と

言う相談に対して、自分に問題があるのでもなく、相手に問題があるのではなく、

その言っている背後に何があるかを察することが対応です。

その背後に、「子供は行きたいけど行けない」「本当に嫌がっている」

「お母さんが無理無理行かせようとしている」のか、

「お母さんが困っている気持ち」に焦点を当てることにより、

お母さんの求めることに対する確かな対応ができるからです。

そのために大切なことは、自分自身が常に主体的人生を生きていることです。

他人任せの依存的人生ではなく、自分の人生をしっかりと生きることに

尽きるからです。(完)

「こころの反応と対応について シリーズ3 (1/2)」

2009-01-12 | 魅力ある人間関係の処方箋
ある学校の教職員カウンセリング研修の中で、特に大切な学びは、

コミュニケーションについてです。生徒とのコミュニケーションであり、

親御さんとのコミュニケーション、先生同士のコミュニケーションなどです。

そこで、「お母さんから、うちの子学校へ行きたがらないんです」と相談をされた

先生はどう感じるか?という問いの対しての答えは、

「言葉の背後に学校に対して批判があると感じる」

「自分の不十分さを責められているように感じる」と言う、

反応が多かったのです。では、どのように対応したらよいのかという質問に

対して、「お母さん何か思い当たることがありませんか?」

という答えが多かったのです。

そういわれたお母さんは、どんな気持ちになるのか?

相手の気持ちになって考えてみることが大切になるのです。

その時「お母さんは自分の家庭に問題があるのでは」、言って責められている

ように感じると反応するのです。

このように出来事に対する反応的コミュニケーションを続けていくことにより、

先生と親のお互いの関係が思わしくなくなるのです。

つまり、お互いに相手を責めたくなる気持ちが強くなり、

親は「学校は子供に対して何もしてくれない、うち家庭に問題があるとは

何事だ!」怒りをあらわにし、

先生は「お母さんが何を求めているのかわからない」というようになり、

お互いに被害的な受け取り方をしてしまうのです。(つづく…)

「こころの反応と対応について シリーズ2 (3/3)」

2009-01-09 | 魅力ある人間関係の処方箋
第2は、その感情を大切に扱うことです。そんな気持ちを

今までは切り捨ててしまってきたからです。

切り捨てられるような感情が大切な感情だからです。

切り捨てることなく大切に扱うことです。

人は大切にされると嬉しい気持ちになります。

第3は、その感情と向き合うことです。

つまり、自分の感情を客観的にみることです。

そのことを、精神科医の高橋和巳先生は、「こころを離れて」と表現しています。

主観的に感情を見ていると、冷静に自分の感情と向き合うことが

できないことがありますが、自分から離れてみることによって

「今、わたしはこんな感情を持っている」

「どうして、こんな気持ちになったのかな?」

「きっと上司の言い方が上からものの言い方に抵抗を感じている」

「それは、親子関係の中で父親的なものの言い方とダブってついて

抵抗したくなる自分がいる」と気づきが深まっていくのです。

気づくことにより、「反応から対応」できるようになれます。(完)

「こころの反応と対応について シリーズ2 (2/3)」

2009-01-06 | 魅力ある人間関係の処方箋
「対応」と「反応」についてですが、職場ではできるかぎり私的な感情を

持ち出さず、どんな時も動揺することなく問題解決することができるように

「対応」することが求められる中で、相手の言ったことに

「反応」してしまっている自分に気づくことが何よりも大切です。

だれでも、頭では良き対応をしようと思いつつも、つい反応してしまうものです。

感情にとらわれないようにと思えば思うほど、とらわれてしまうので

私的な感情を切り捨てて「仕事」をしてしまい、自分の心に起きている

本音の感情を抑え込んでしまって感情を悪者扱いとし

「反応」をしてしまうのです。

効率が求められる社会の中で何よりも大切にされることは、

仕事をテキパキとこなしていくことによって効率を高めることだからです。

ですから、感情は、仕事を妨げ効率を低下させる悪者扱いされるので、

「仕事に感情を持ち込むな」とビジネスの現場では当たり前のように

なっているのです。

しかし、人間にとって大切なものは「感情」と言われています。

その感情をいかに「対応」するかによって人間的成長をすることができ、

その結果、仕事の成果もついてくるのです。

そのためには、3つのステップで、感情に対応していくことです。

第1は、今まで抑え込んできた本音の感情を知ることです。

人から何か言われた時に、反応している感情があります。

その感情を知ることです。

例えば、上司からの指示で「これやってくれ!」といわれた時に、

「腹立たしい気持ちになった」という感情を知ることです。

「腹立たしい気持ち」が悪いことではないのです。(つづく…)