ふっふっふっふ。
邪悪かつ下品な笑いが止まらない。
上から目線で、高飛車な笑いをするのが
これほどの快感とは。
うなぎである。
貧乏で小市民の自分には、
まったく縁のない高級メニューなのだけど、
いつも行く、それはそれは昭和感丸出しの
やさぐれ食堂に「日替わりランチ/うな丼700円」
とあったではないか。
ふっふっふっふ。
うな丼につくのは肝吸いではなく、
ただのワカメの味噌汁だけど。
「山椒ありますか?」と聞いたら、
食堂のおばちゃんは七味を差し出し、
これでガマンしなさいよという目をしたけれど。
ふっふっふっふ。
700円で天下をとった気分になる安上がりな自分。
高慢ちきな俗物に成り果てたという。
悔しかったら食べてごらんなさいな。
って、もっと高いの食べてますか。そうですか。