Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ベストでトホホな

2021年01月26日 | 日々、徒然に
「映画秘宝」でトラブルがあったらしい。
編集長が「映画秘宝」に批判的な意見を呟いた女性に悪質なDMを送り、
恐怖を感じたその女性がメールをさらして明るみに。

よくわからないことだらけというか。

なぜ編集長は、いち読者個人に向けてわざわざ
相手を嫌な思いにさせるメールを送ったのか。
メディアを持つ側の人間が、その看板を背負って
個人を攻撃するようなことをするとは信じがたいのだけど。

そもそもこの女性の批判は、
「映画秘宝」が持つ男性的な価値観
(マッチョイズムとかパターナリズム)
に苦言を呈するもので、そのあたりは
批判されても仕方の無い部分だと思う。
編集長は痛いところを突かれたのかもしれない。
だからといって、DMを送るのは論外だけど。

さらに、その編集長は謝罪を伝えるために、
女性に直接電話をしたらしい。
どうやってその電話番号を知ったのだろう。

関連するツイートを読む限り、
女性が版元の双葉社に問い合わせ(抗議?)をしたようで、
編集長は双葉社から女性の連絡先を聞き、
謝罪の電話をしたらしい。

双葉社が編集長に連絡先を伝えたことは
大問題だけど、双葉社はオフィス秘宝という会社に
「映画秘宝」の制作を委託していることから、
オフィス秘宝に丸投げし、自分たちで解決してね、
という双葉社の態度が見えてくる。

今朝、公開された謝罪文には、
双葉社の関与は一切ない、としているけれど、
そのあたりはどうなのだろう。もしかすると
双葉社とオフィス秘宝のあいだで、
そういう契約になっているのかもしれない。

「映画秘宝」の人たちは、
何よりも雑誌を守らなければならないし、
洋泉社がなくなり、せっかく双葉社で復刊できたのだから、
休刊とか廃刊だけは避けたい気持ちが伝わってくる。

最新号の秘宝では、
2020年ベスト&トホホ10という恒例企画を
楽しく読ませてもらっていただけに、
今回のトラブルには驚いたけれど、
雑誌は生き物なので、いくらでも方向修正とか、
血を入れ替えたりすることはできるのではないだろうか。
キネ旬などの高尚で権威ある映画雑誌へのアンチとして
突き進んできたアウトローの原点に立ち返って
これからも頑張ってほしいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする