Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ドスを差し出す男気を

2008年09月13日 | 日々、徒然に
新宿ロフトプラスワンのイベントに行く。
月乃光司さん率いる「こわれ者の祭典」の公演だ。
生きづらさを抱える人たちのための癒しイベントであり、
似た悩みを持った人たちが共有しあえる場となっている。
今回は特別ゲストとして、
元モー娘。の加護亜依さんが出演。
20ほどのメディアが来ており、
加護さんが登場した瞬間、フラッシュの嵐となった。

ロフトプラスワンで、しかも
超がつくアイドルだった人が出演とは。
しかも「こわれ者」で。これはかなり凄いことかと。
生きづらさと、そこからの回復を
よどみのないトークで場面をさらっていた。
緊張感のある場を乗りこえてきた人の強さを感じる。

3年ほど前、熱狂的なモー娘。ファンである杉作J太郎さんに
インタビューしたことがあったのだが、
「後藤真希さんは高倉健さんにしか見えないですね。
 加護亜依ちゃんは小林稔侍さんそっくり!」
と話していたのを思いだした。そうなのか。

高倉健と小林稔侍と言えば、『冬の華』である。
倉本聰が脚本を書いたこの映画で、
小林稔侍は寡黙な板前役で、確かセリフがまったくなかったと思う。
そんな稔侍が、これから殴り込みに行く健さんに
そっとドスを手渡すシーンがある。
この名場面のおかげで稔侍は脚光を浴びるのだが、
そうなのか、そんな男気のある人なのか、加護さんって。

杉作さんいわく、
「モー娘。におけるポジショニングが、
 東映仁侠映画の俳優さんのそれと一致するんですよ」とのこと。


健さんが寡黙なキャラになったのは、この映画と『幸福の黄色いハンカチ』からですな。
コメント (2)
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