Life is Beautiful

            by Takashi Kubota

事業仕分け

2009-11-14 10:58:21 | Weblog

 昨日、初めて事業仕分けのネット中継を生で見てたのですが、これは本当に凄いし聞いてるだけで面白いなと思いました。今まで密室で政官民の利権が絡んで決まっていたものが全て公になると言う点において革新的だし、準備や時間の短さや仕分け人の選定などで文句をつける人も多いと思いますが、振り返れば政権交代してまだ2ヶ月位ですし、今回、初めてやった事ですからね。来年度以降は今年の反省も生かして、きちんと準備をして挑めばいいと僕は思います。出来れば来年度は全ての事業を仕分けにかけるべきじゃないかと思います。
 やはり今までコストに対するプラスのベクトルはあってもマイナスがなかったので殆どの事業で高コスト体質になってると感じました。そこに国民の前で仕分け人が切り込んで行くと言うの良い事だと思います。ただ仕分け人の態度が明らかに高圧的でした。逆に省庁側は仕分け人に対して言葉を選んで敬語で発言しなければならないので、どうしても口論すると不利ですね。例えば周りにいる口喧嘩が上手い人を思い返してみてください。必ず高圧的ではないですか?。そして相手の意見を尊重しないので言葉を遮り畳み掛ける。事業仕分けでも、そういう態度の仕分け人と高圧的になれない省庁側では討論の場としてはフェアな状況ではないと思います。もっと仕分け人も省庁側に敬意を持ち相手の意見を尊重して、もちろん敬語を使って話さなければ同じ目線で議論できないと思いました。まぁ逆に省庁側が高圧的になって同じ目線になってもいいのですが、これだけ官僚が批判されてる中でそういう態度を世の中に公開すると大ブーイングが起こる事が間違いないので・・・。
 そんな中で日本科学未来館の毛利衛さんの仕分け人に対する主張、反論はすごかったです。これも世の中に認められている民間人なので仕分け人と同じ目線で議論できたのが大きいと思います。あと超難関を潜り抜けた宇宙飛行士ですから本当に頭が良い方なんでしょうね。しかし、今日の報道を見ると予算縮減としか書いてなくてマイナスのイメージな感じがしますね。どちらかと言えば積極的な予算縮減でしょう。毛利さんも自分からは言えないから仕分け人に二重構造による体制による無駄を暗に突っ込んでほしがってた気がします。二重構造がなくなれば同じ予算でもより有効的に使えるのですから縮減しても実際は無駄がなくなっただけという事になると思います。いわゆる鍵を開けるだけで年収1000万以上・・・みたいな天下り役員を切るって事ですね。
 しかし民主党は次々と画期的な手法を繰り出してますが、一体、自民党は今まで何をしてきたのか・・・。ここまで対照的だと、まず徹底的に自己批判を繰り返して精神を叩き直さないと、このまま永久野党になる可能性もあるのではと思ってしまいます。それはそれで困るので頑張って欲しいものですが、思ったよりも長く野党にいそうな気がします。

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2 コメント

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興味深いですね (cam)
2009-11-16 10:05:20
事業仕分けのネット中継なるものが存在するのですね。見てみたかったですね。やり取りは生中継だったのですかね?
最近、私もネット中継を多くさせて頂いておりますがシステムも地上波の中継規模に比べ簡易でコストも比べ物にならないくらい低コストですので、色々な使われ方を皆様しておられますね。
今後ますます安易な中継が確立されることは間違いないので、市民中継なるものが個人個人のレベルで毎日あらゆる場所で行われることでしょうね。
Unknown (kubota)
2009-11-16 13:16:06
>camさん

こんにちわ、事業仕分けは↓で生中継されています。
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/live.html
ただ固定カメラの小さなサイズなのでどちらかと言うと生音声ですかね・・・。とても貴重な中継なので民間のプロの配信業者さんにマルチカメラで中継して欲しいですよね。重要な議題はNHKとかで生中継してもいい位だと思います。しかし最近、打ち合わせをしてたら本格に中継するにはネットの専用回線より衛星に飛ばした方が廉価だと言う事でした。NTTなどは時代錯誤もいいところですね・・・。