西遊記（３）

　今回は夢を与え現実を食べる獏の寺の話。

　しかし、ばかばかしいだけのこれまでとは違い、なんか考えさせられる内容。「夢は覚めるから夢。覚めなければそれが現実となる。」説得力のある言葉だ。悟空は、「明日になったら新しい夢を見つけられたかもしれない」と言うが、つらい毎日を送るよりも、あの足の不自由な人のように夢の中で生き続けるほうが幸せなのかもと思ってしまう。現実って、えてして辛いことが多いのよね。

　深津三蔵の長回しのセリフによる夢との決別。そして、「たとえ目に見えなくとも、声は聞こえなくとも、母を想う時、そこに母はいます」。うーん、いい言葉だ。

　三蔵の母親役で伊藤蘭が登場。久々に観たな。

　相変わらず、凛凛とじじいは何の意味があるんだ？


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