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2021年遠征記:札幌ドーム ー1ー

2021-06-15 21:00:00 | ベイスターズ
このご時勢遠征は行けないだろうと思っていた開幕前。
蓋を開ければ名古屋ドームへ2回、仙台へ1回、そして今回の札幌と普段通り、もしかすると普段以上に遠征をしているかもしれない。
今回は北広島へ移転する前に一度は訪れておきたいと思っていた札幌ドームだったので念願叶った感じだ。
友人からの誘いがなければおそらくは行かなかった。背中を押してもらい決断ができた。
その友人はご家族での移動で札幌ドームでの観戦のみご一緒する形となる。

遠征での準備はまず往復の交通手段の決定と予約、そして宿の確保だ。
私は交通手段と宿がセットになった旅行パックを使うことが多い。
旅行会社によって微妙に価格が異なるからいくつかのサイトを同じ行程で検索し値段を比較する。
今回はじゃらんで予約した。
飛行機の場合はANAかJALの選択肢がある。マイルに拘泥しない為時間と値段を優先する。
今回の遠征は試合観戦が金曜日と土曜日の2試合。金曜日は昼の便を使うとしてさて帰りの便はどうしようか。
野球は試合の時間が決まっていない。故にどの便を使うかいつも迷う。
最終の便ならば余裕はありそうなものの羽田空港23時代到着と若干遅い。
では少し前の便はとなると値段がぐんと高くなる。飛行機は便により値段が変わる。
最大で5,000円近く異なるので選ぶ時はよくよく検討した。
そこまで高くならない便となると今度は早い。
試合を最後まで見られないかもしれない。よしんば見られたとしても帰りの時間が気になっておちおちと試合を楽しめないと思った。
値段も大切だが私にとってメインの目的、今回であればプロ野球観戦を満喫できない選択はどうしても選べなかった。
羽田23時か、5,000円アップか。
ふと土曜日も泊まったらどうかと思い付いた。
朝または昼の安い便で帰れば良い。日曜日だし昼に到着すれば荷解きもできて翌月曜日からの仕事に備える時間の余裕もある。スケジュールはそれが最適な気がした。
さて宿泊を一泊増やすことでどれくらい価格が上がるのであろうか。
フライト変更の加算金と天秤にかけるつもりであった。
驚いたことに価格はほぼ変わらなかった。いわゆるラグジュアリーホテルはグンとお値段が上がるものの私がターゲットにしている所謂ビジネスホテルは連泊プランが増えることでむしろ安くさえなった。
旅行パックはいつも不思議だ。旅行会社が団体旅行券として安く仕入れ、それを個別に売り捌く仕組みなのは分かるけれど一体全体その価格設定はどうなっているのか。
旅行パックの不思議価格により金銭的デメリットもないことが判明した為、2泊することに決めた。
次はホテルである。
ラグジュアリーホテルを好む贅沢者だが今回はやめる。
私の優先順位はまずは立地。
次に新しさだ。古いホテルの排水管から漂う匂いが嫌いだ。
1000円高くなっても新しいホテルが良い。
1000円を惜しんだが為にテンションを下げたくない。
そうやって地図やプラン内容、価格、全く考慮しないわけではない、を睨めっこして最終的にJRイン札幌北二条を予約した。
部屋はシャワーのみでバスタブがないタイプだが大浴場がある。
化粧水なども設置されているという。最近このタイプのホテルが増えている気がする。
私は好きだ。トイレと合わせたユニットバスで小さな浴室が付いている部屋より余程好ましい。
重要な立地だが札幌駅から歩ける距離、そして札幌ドームへのアクセスが楽なところに絞った。
結果は大変満足している。
部屋は綺麗でコンパクトにまとまっていた。窓からの景色は特段良くはないがひらけている。
前回の仙台遠征でも似たようなホテルに泊まり部屋も大浴場も満足したが唯一窓からの眺望だけは残念であった。
手の届く近さで隣の建物が立っており窓一面壁だったのだ。朝も部屋は薄暗い。
今回も見えるのは別のホテルの建物であったが広い道路を隔てており窓から外を眺めることもできる分だけで満足できた。
さて話を出発の時に戻す。
出発は金曜日の昼の便。有給休暇をとっていたから余裕がある。
余裕があると思うと途端に怠けたくなる性分で荷造りは早朝起きてやった。
結局睡眠不足で向かう。
空港まではバスが楽なのだけれど時間が難しい。余裕を持つと大分早い。
かと言って一本遅いと少し不安だ。道路状況は読めない。
結局は電車を使った。横浜まで出て京急で一本で行けるのだから大した苦労でもない。
電車は空いておりのんびりと座って行けた。
空港到着後、まずはマイル登録の為自動チェックイン機へ向かった。
予約したサイトからも登録できたのだがすっかり失念し気がついた時にはマイル登録できる期日を過ぎていた。
空港でつければ良いかと調べたら自動チェックイン機で可能だという。
しかし何やらエラーが出る。有人のカウンターへ行けとある。
仕方なく有人カウンターへ行ったがそこでもダメだった。
対応した人が言うにはマイルカードに登録された内容と今回旅行会社から送られた情報にアンマッチな可能性があるとのことだった。
ひどく恐縮した感じで伝えてくれるが元よりマイルにそこまでの拘りはない。
なんとかセンターに連絡をすれば半年以内であれば加算は可能と言ってeチケットの控えを渡してくれた。
気が向いたら連絡してみようとチケットを受け取り気を取り直して保安検査場に向かう。
私はこの荷物検査がどうも苦手だ。
小銭や鍵などはどうしたら良いのか、アルコール消毒スプレーは見えるように出したほうがいいのか。
アルコール消毒スプレーは行き帰りともにカバンから出しそびれたが何も言われなかった。
不審物は持ち込んでいないけれど警報がなったらどうしようかとドギマギする。
保安検査場は混んでいると相当時間がかかるから空港へ行く時間には余裕を持たなくてはいけない。
結局かなり空港で時間を潰すことになるのだが、そういうこともあって飛行機を使った旅行は好きではない。
やれ離着陸するからトイレ行くな、荷物は手前の座席の下にいれろだ一々制約が多い。
この年齢まで独身で気ままに生きてきすぎたからか制限されるのが嫌いだ。
上空から見る景色は好きであるけれどもどうしたって好きになれない。
ただ出発すれば早い。
飲み物が配られ続いてゴミを回収されてふと窓の外を見たら下北 半島であった。
特徴的な形が目に入る。
狭い津軽海峡を渡ればすぐそこは北海道だ。
あっという間に北海道上空となり新千歳空港に降り立った。
久しぶりの北海道。前回はスキー旅行だったのでひどく寒かったが、今回は逆にひどく暑い。
聞けばこの日の札幌は日本で一番暑かったらしい。
北の大地の涼しさを期待していたが裏切られた。
さて空港にいても仕方ないので札幌へ向かう。快速エアポートライナーで一本だ。
一本だが高い。
新千歳空港と札幌は距離があるのだ。
北海道の大地の広さを痛感する。
札幌に到着してすぐにホテルへ向かった。
地下鉄さっぽろ駅と大通駅の中間に位置する。改札からは7、8分。
暑い。本当に熱い。ここは北海道なのか。
街並みも至って普通だ。
信号機が横型ではなく縦型であることだけが雪国であることを忍ばせる。
ホテルは周りをビルに囲まれた小綺麗な建物であった。
チェックインして部屋へ向かった。フロントで化粧水などのアメニティをいただけた。
部屋はシャワーブースのみだが大浴場があり、そこにも化粧水、乳液など設置されているのはありがたい。
クーラーを強めにして少し涼んでから観戦に使うタオルをリュックにつめていざ出発だ。
地下鉄東豊線に乗って札幌ドーム最寄りの福住駅まで向かう。
本当はシャトルバスがあれば利用したかった。
地下鉄は景色を楽しめない。折角の旅行でもあるのだから風景を見ていたいのだが今回は仕方ない。
札幌の地下鉄は特別なところは何もなかったが優先席ではなく専用席であることは目を引いた。
駅に到着後札幌ドームへ向かう観戦者と思しき人たちが作る流れに乗れば迷わずつける。
地下鉄の駅を出てすぐはドームは見えない。
しばらく歩くとドームが見えてくる。
大阪ドームに似た銀色の外観が光っていた。
途端にワクワクする。重かった足取りが軽くなる。
今はあまり見なくなったダフ屋を尻目にズンズンとドームへ向かう。
ドームに到着すると道が二手に分かれていた。
札幌ドームは1塁側がビジター側であり、私のチケットも一塁側だ。
係の人に尋ねると右側へ行けと言う。
一旦屋内の通路を通り入口はさらに先であった。
暑さと長い移動で疲れたから早く席に座りたかったが流石に札幌ドームは大きい。
ハマスタに慣れた身には些かしんどい。
それでも漸く入場することができた。
体温測定と荷物チェックを通過し事前に分配してもらっていたチケットのQRコードをかざして入場する。
電子チケットはいいな、と思う。
ベイスターズは電子チケットを中止してしまった。
親会社がIT企業なのに紙のチケットのみだなんて残念である。
日本ハムは鎌ヶ谷の二軍でさえもずっと以前からQRコードでの入場ができているのに、と愚痴を言いたくなった。

長くなるので話を分けようと思う。本日はここまで。
金曜日にリーグが再開する前には完成させたい。

頑張れベイスターズ!今日も明日も明後日もこれからもずっと応援している!
[平良拳太郎投手復帰の道:9日目]



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