庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『ガッチャマンクラウズ』第五話

2013年08月13日 23時00分50秒 | Anime・特撮
「英雄のいない世界は不幸だ」
「違う。英雄を必要とする世界が不幸なんだ」

「大いなる力には大いなる責任を伴う」

今回のエピソードは、このような英雄に関する言葉を思い出さざる得ませんでした。
クラウズの中から、表に出て積極的に世界を変えよう、俺たちは英雄だという、言わば急進派が現れ、累自身が説得するも結局は相容れる事はなく、強制脱退を指示する事に。
累に対しては過激な事を言うそのメンバーが、プライベートでは優しいお父さんというのがなんですな。Xやギャラックスをプログラムしてしまうほどの天才である累ですが、さすがに人を見る目はいかんともしがたいか。こればかりは年齢を重ねて、さらに人に揉まれないと難しいでしょうね。この点で累をサポートできる人材がいれば良かったのでしょうが。しかし累の生い立ちはどうなってるんでしょうな。累は人間を人類、社会という総体で見ており、一人一人と向き合う事は嫌う傾向があるようです。いずれそこをベルクカッツェにつけ込まれそうですな。
しかし強制退会させられたメンバーが、腹いせにハンドレッドやクラウズの情報を公開したりしないのでしょうか。まあ累の事だから対策は考えているか。

はじめのコラージュコミュニティは貸し切りバスでオフ会に出発。いつの間にかメンバーになっていたのか、あるいはJJの予言に警戒したのか、パイマン、OD以外のメンバーも同行。前回ラストでガッチャマンとしての意欲を取り戻した丈さんや、うつつにも徐々に変化が現れてますな。
メンバーの前に決して顔を出さず、外に出る時も変装する累に対して、大人に対しても平気で口を利き、ネットだけではなくリアルの関係も重視するはじめと、この辺も明らかに対比して描かれてますね。

JJの予言通りトンネル崩落事故に巻き込まれるバス。累は再びクラウズを使用。
清音の指示を無視して被害者を助ける為に変身するはじめ。
そして相まみえるガッチャマンとクラウズ。
『ガッチャマンクラウズ』というタイトルが『ガッチャマンvsクラウズ』なのか、あるいは『ガッチャマン&クラウズ』なのか。
どうやら人間を見る目は確からしいはじめが累をサポートするのか、敵対するのか。そろそろ佳境に入ってきそうです。

1 コメント

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すごく面白いです。 (nisi)
2013-08-14 08:13:12
今期の作品の中で、一番先が読めないのがこの作品です。
私的には、MJPとこの作品が、今期一番楽しみかも。

・ガッチャマン
・MESS
・ギャラックス(累とクラウズ)
・ベルクカッツェ

の四つどもえかと思っていたら、

・欲の出てきたハンドレッド

も新たに出現してきました。
敵がMESSやカッツェだけでなく、
「災害や事故」である場合も多いですよね。
バトルシーンがなくても楽しめます。

まだまだ、悪意をもって、
「災害や事故」を引き起こす一般市民や、
ギャラックスを悪用するユーザーなども、
敵として考えられそうです。

ガッチャマンとしての活躍は少なめですが、
「善意の協力」を前提とするクラウズか、
「孤高の正義」を貫くガッチャマンか、
の競争になるのかも知れないですね。
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