自分は20代の大半を家でひきこもって生活していた。
仕事が長続きしなかった。
今は何故自分がそうなっていたのか理由がわかる。
原因は幼少の頃にまで遡り、小学校、中学、高校時にも原因はある。
仕事が上手くいかなかったのは、成人してからの問題ではなかった。
28歳の時、自分があることについてとても大きな勘違いしていることに気づいた。
その時自分の中で変化があった。自己肯定感が上がったのだと思う。
自分は駄目な人間とばかり思っていたのに、そうではないと。
29歳の時に介護のアルバイトを始めた。
その時はまだ今と違いヘルパーの資格を持っていなくてもできる時代だった。
内容は筋ジストロフィー、脊椎損傷、脳性麻痺という重度障害者の介護だ。
アルバイト情報誌で見つけたのだ。
介護の仕事をするのも初めてだったし、今迄があまりにも散々だったので自分にも
できるだろうかと不安に思ったが、やってみようと思えた。
そこは民間の事業所と違い障害者が主体で運営しているNPO法人だった。