クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

痛快比較コマーシャル

2013-10-20 20:20:35 | なんでもレポート

こちらで見たTVコマーシャル。
夜のゴールデンタイムのTVコマーシャルは、
自動車メーカーのそれが花火のごとくドカンドカンと流れている。

その中の一つに、思わず膝を打つものがあった。
先ず車の後部座席に乗る小学生を、真横からドアガラス越しに捉える。
学校の制服を着こなした育ちの良さそうな男の子が、信号停止で横に並びこちらを見る。

もう一台の車の同じく後部座席に乗る同級生と鉢合わせ、
すると始めに登場した子がそーとソフトクリームを見せびらかしながら口に運ぶ。
最初のひと舐めをペロッと行こうとしたその時、信号が青に。
発進と同時にソフトクリームが口の周りにベッタリ。

その姿をもう一台の車の子が冷ややかな目で捉えて、
その子もそーっとソフトクリームを見せて美味しそうに口元に運ぶ。
そこでその子の乗る車の姿が映し出され自動車メーカーの名前が出る。

ソフトクリームを顔面で喰わえたこどもの乗る車は、
ウインドーラインのアップのみでどこの車なのかは分からない。

先ず思ったのが、親が送り迎えの運転手なら子供は助手席に乗るのではないか?
まあ後ろに乗り込むこともあるかもしれないと思いつつ。
それに最近の車は紫外線よけの色ガラスで、車室内が真っ黒でほとんど見えないのでは?
それでなくても食べずらいソフトクリームを走っている車の中で?

小学校低学年で制服にネクタイ、後部座席、自動車で送り迎えとなると、運転手付きの通学と想像できる。

そうなると顔面ソフトクリームの子供が乗る車の運転手が、信号グランプリをやった、とも考えられるが、
それだと単に荒い運転手というだけで、コマーシャルの意図とは違いそうだ。

発進加速をしている最中ですら、そーっとソフトクリームを口に運ぶことのできる、
上質な仕上がりの車ですよと言うのが、見せたい内容だと思う。

ウインドーラインしか見えなかった車がとても気になるところだが、
発進加速でソフトクリームを口元に上手く運べない車は、我々の周りには『幸い』ウヨウヨとある。
トルクコンバーターATの多くが、顔面ソフトクリームの発進しか出来ないのはご存知の通り。

加速Gをコントロールしようにも、準備としては、
思いっきり大口を開けてソフトクリームを迎え撃つしか方法は無い。

ということはウインドーラインの車は、日本車がまず当てはまる。
いや他に思いつく車がない、ある意味コンビニダイブを得意としているところなども符合する。
世界からもそう見られていることを、担当者は知っているのだろうか。

このコマーシャルが伝えようとしている内容と違ったらごめんなさいだが。
個人的には痛快なシーン。


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