Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽療法クラスで紙芝居上演

2010-07-11 20:46:40 | 音楽療法

療育・子どもの音楽療法クラス で紙芝居をお願いした。クラスの対象は、知的障がいと軽度身体障がいのある発達障がいのこどもたちで、Aグループは学齢以下、Bグループは小学生以上。それぞれ新作も含めて2つずつ上演していただいた。



演者は女優の 松永り香さん。数年前、向田邦子の朗読会を聴いて「この人とやりたい」と閃き、何度かカンテレコンサートでご一緒している。大人向け朗読のほかに構成や脚色までこなし、親子や子ども向けには自作紙芝居に歌あり踊りあり・・・と活躍している。現在は子育て中なので大きな舞台はないが、どこでも舞台にしてしまう魅力をもっている。

盛り上がった音楽がおわりクールダウンしたところで、紙芝居。
(紙芝居はwebでみられます)
<おのまとぺったん~なないろ編>
http://blogs.yahoo.co.jp/matsumakiusatan2/24368038.html

新作<たべもの☆だいすき>
http://blogs.yahoo.co.jp/matsumakiusatan2

子どもたちの集中力がすごい。感情を表したり言葉の表現や発語が苦手な子どもたちが多い中、し~んと静まり返り、目がキラキラかがやき、吸い込まれるような雰囲気。「ぼく、にんじんすき」「さかな」と反応する子、言葉を発しない子は笑顔で気持ちをあらわしている。視覚的な絵だけではなく、聴覚的なお話にも集中している様子が感じられる。



音楽は比較的わかりやすい手段で能動的な要素が大きいが、紙芝居はまず受動的な要素がある。そして「聴く」という行為がこんなに能動的な要素をもつことに、私は多いに感動した場面だった。今度はクリスマスにお願いしようかしら!


松永り香さん
ホームページ
http://book.geocities.jp/makimakioneko/
ブログ
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/makineko489/view/20100712/1278883317

子どもの音楽療法
<東京YWCA発達支援プログラム~療育~>
お問合せ 東京YWCA国領



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コラボ (tajimak2)
2010-07-12 09:25:20
良い コラボが出来ましたね

生き物は 究極 光を求めるから
音楽や 印象深い絵や 言葉が
心に残るのでしょうね

治療の正しい道筋だと思います
皆さんの笑顔が 目に浮かぶようです
有難うございました (松永り香)
2010-07-12 09:39:19
こちらこそ、時間をいただけて有難うございました。
擬音語(オノマトペ)に反応した子供がいて、
やっっぱり言葉の音というものの力。
音、音楽、というのは、シンプルに入っていくのだなと思いました。
また音楽療法を続けている桑島先生。
二つのクラスでたくさんのことを学ばせていただきました。

私もtajimak2さん同様、
治療の正しい道筋だと思っています。

クリスマス☆
また年末にお邪魔させていただきま~す。

Unknown (suomiho)
2010-07-13 07:33:33
tajimak2さん
とにかく、楽しかった、面白かったです。
リ香さんのお人柄と才能が、子どもたちの心にあたたかいものを与えてくれました。
音楽とは違うものにふれることができ、とてもよかったと思います。

リ香さん
本当にありがとうございました。
子どもたちのキラキラ耀く笑顔と、集中力はすごいです。
子どもたちが、あんなにうれしそうにしている姿に感動しました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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