Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

カンテレクラスに新人!

2009-09-30 06:43:25 | カンテレ

カンテレクラスのSさんは視覚障がい者、今月のレッスンは頼もしい新人と一緒だった。
名前はハック。キリッとした姿でご主人様に寄り添っている。



7月までは、白い杖をおともに奥さまのM子さんと一緒に、電車を乗り継いで2時間近くの道のりを通っていらした。Sさんの付き添いだったM子さんは、初回が終わる頃にはご自分もカンテレに魅せられ、「先生、私もやりたい。音楽できないけどやりたいです」とふたりでカンテレを弾くようになって2年、いつも仲良くレッスンに。そして今月から道中仲間がふえて、今度は3人に。




ハーネスをはずすとフツウの(?)ワンちゃん。
カンテレを子守唄に薄目をあけてスヤスヤ。
この姿が愛らしい。


帰りました!

2009-09-29 07:08:39 | フィンランド

10日間のフィンランドお里帰りから、無事帰国。
今回は帰りの飛行機で帯状のオーロラが見えた。
ラッキー!

いつものように飛行機の中で時差調整し、成田についたときはすっかりいつもの日常に戻っている。早速約束があり、夕方からお出かけ。そして今日から仕事。



帰る日にお散歩したヒエタニエミ墓地で。
KUKKAさんのあげたクッキーを美味しそうに食べる野生のリス。


フィンランド、またね!

2009-09-28 01:18:56 | フィンランド

いよいよフィンランドを離れるとき。今回はいつもと違う旅、カンテレ演奏旅行。年代も様々な男女10人のグループツアーはワイワイガヤガヤ楽しかったし、本当に充実した満足のいく内容だった。旅をともにした皆さんに、ただただ感謝している。

フィンランドの友人たちとは「来年またネ」と再会を約束。会えなかった人たちには電話、「来年も来るでしょ?」「もちろん!」 日本に帰るではなく、今はちょっとフィンランドから消えますの気分。

最後は大好きな場所で、大好きなパン(korvapuusti)の食べおさめ、
そしてワインでキッピス(乾杯)。

フィンランドからたくさんの元気をもらって、日本に帰る。


みんな、元気!

2009-09-27 04:32:49 | フィンランド

明日はフィンランドを離れる日、その前日はダッシュでかけぬける大忙しの一日だった。

日帰りで、ヘルシンキから電車に揺られて1時間半、タンペレ在住のカンテレ奏者エバ・アルクラに会いに行く。3月生まれのフリーダちゃんのお祝い。愛くるしくかわいい女の子は俳優のパパ・アルットゥにそっくり。




ご実家の昼食のご招待を受け、ママの手料理を堪能。いつも食べきれないほどの美味しいお料理なので、今朝は朝食抜きで出かけて来た。





お喋りに花が咲き、あっという間に時間がたつ。残念ながら今回は泊まる時間がなく、今日も次の約束があるので、お名残惜しかったが、早めに失礼する。今度エバに会うのは1月の札幌、日本カンテレ友の会年次総会。そして6月、日本各地でコンサートとセミナー、ワークショップが予定されている。

ダッシュでヘルシンキにもどり、デザイナーの友人に会う。お腹がいっぱいすぎて、私はワインのみ。同年代の彼女は、会う度に仕事の範囲を広げ、大きく展開してたくましい。シングルで育てた3人の子どもたちも独立し、今は彼女の時間。次々と夢がふくらむ友人から元気をもらった。

その後、留学時代の友人に会う。彼女は学校の栄養士で、一緒に住んでいたときは毎日のようにフィンランド料理を教えてもらった。今日も気になるレシピを聞く。日本に帰ってすぐ、<食を楽しむ会>でフィンランド料理を披露するので、そのメニューの相談も。ロヒ(鮭)中心になりそう。

友人たちも私も、みんな元気なフィンランド。あと一日…


ぶらぶらと…

2009-09-26 11:52:29 | フィンランド

フィンランド旅行もそろそろ終盤。カンテレ仲間は8人目が帰国、一緒に帰国するKUKKAさんは北極圏のイナリに出かけているので、つかの間の私ひとり。いつもの気ままなフィンランド時間、「さぁて!」と頭のなかでヘルシンキの地図と行きたい所を即座に組み立てる。まだお土産を買ってなかったのでお土産や頼まれものさがし、私のもの、楽譜、<フィンランド料理を味わう会>の食材さがし…

ヘルシンキの街をぶらぶら歩き、この空気を感じるだけで元気がでる。両手いっぱいの荷物、もうすぐ8時、そろそろ周りが暗くなってきた。最後は遅い夕食用にフィンランドの伝統的なパンを2つ買っておしまい。ヘルシンキでは友人宅にお泊まり、ワインでお喋りの夜。


絶品、サーモンスープ

2009-09-25 12:16:02 | フィンランド

フィンランドにいる私のメニューはお魚中心。
今日のメニューは、
港の市場でロヒケイット(サーモンスープ)


パイステットムイック(モトコクチマスのからあげ)


この二品を食べずにフィンランドは語れないというお魚料理の代表格。屋台ふう野外食堂で、スウェーデンに向かう大型客船を眺めながらの食事は楽しい。

サーモンスープにも色々あり、家庭で食べる<お母さんのロヒケイット>がいちばん。このお店はいかにもフィンランド人という無口で無愛想なお父さんと、チャキチャキ元気なお母さんが作る家庭の味。大きなサーモンがゴロゴロ入っている。じゃがいもとにんじんをブイヨンでじっくり煮込み、ディルを散らしてできあがり。

他に食べたお魚料理。
サーモンや白身魚のグリルやムニエル、
ニシンの酢漬け…。

昨夜は30年来のフィンランド人友人と一緒に、



北極に近いイナリ湖で捕れたサーモンのグリル。


さっぱりしているが味がしっかりある種類で、口いっぱいにサーモンの味が広がり、美味しかった。

さて今夜は何を食べようかしら!


旅の友

2009-09-24 11:49:23 | フィンランド



カンテレ演奏旅行におともしている旅の友、3人。
私が日本から連れてきたAクマ、
AURINKOさんがヘルシンキの朝市で見つけたフィンランド国旗の愛らしいトナカイ、
KUKKAさんが北極圏で出会った立派な角の雄々しいトナカイ。
いつもはバッグを住みかに私たちにくっついてくる。
移動中の電車で、秋のフィンランドを眺めながら、のんびり一緒にくつろぐ。


向こうに見えるのはハメーンリンナのお城。


そして虹!


カンテレコンサート大忙し

2009-09-23 18:39:15 | カンテレ

ここはベテリ、民族カンテレ発祥の地域。今日はカンテレで走り回る。日本の曲を15曲用意して、5回のコンサートを予定している。


まず学校コンサートが2回、小学校と高校。






「日本のメロディは初めて聴いたけど、フィンランドに通じるものがある」と感想が届く。お昼は高校の給食をいただき(すごく美味しい!)、授業も見学。数学、コンピュータ、歴史、英語、音楽クラスはカンテレもあった。


その後、老人ホームへ。


ここは私がフィンランドへ来るたびに必ず訪れるところ。毎回、音楽療法や日本の歌コンサートをしているので、すっかりお馴染みさんを「今年も帰ってきたね」と笑顔で迎えてくれた。「今年はフィンランドの伝統民族楽器カンテレで日本の歌コンサート」と早くから楽しみにし、9人もの日本人が訪問することが話題になっていたらしい。認知症の人がカンテレにあわせて歌っている。無表情の人の頬が赤くなってきた。静かに涙している人、一生懸命私たちに何かを伝えたがっている人…、演奏している私たちにもジ~ンとくるものがあった。



演奏のあとは一緒にコーヒーを飲みながら交流のとき。日本から持参したクッキー片手に、英語やあやしいフィンランド語、そして身振り手振りと笑顔で楽しいひととき。お部屋を訪問したり、新聞取材やラジオ録音も・・・。


お世話になった2か所でホームコンサート、そして夜は教会主催。
インターネットでライブで聴けるというので、東京の友人に電話、「夜中の1時からなんだけど…」。



石造りのドーム型の高い天井の教会にカンテレの音色が優しく響く。客席には、隣町・カウスティネンに住むノルドグレン夫人(氏は作曲家、故人)のお顔も見える。私は30年ぶりの懐かしい再会。温かい雰囲気に包まれ、満足のいく演奏ができた。ゆっくり時間が過ぎていく、フィンランドの夜。


北極圏

2009-09-22 00:13:09 | フィンランド

昨日からロバニエミ。
鉄道最終地点で、ここには<世界最北のマクドナルド>がある。






北緯66度33分7秒をこえ、いよいよ北極圏に入る。




サンタクロースでも有名なところ。



クリスマスに届くようカードを投函したり、サンタクロースからの手紙を予約し、気分はすっかりクリスマス。


シベリウス公園

2009-09-21 14:40:08 | フィンランド

ヘルシンキに来ると必ず訪れるところ、シベリウス公園。
モニュメントはパイプオルガンのパイプをデザインしたもの。



いつもはシベリウスのデスマスクの彫像がある正面からみているが、この日は夕方で夕陽がまぶしく、反対側の西側に回った。キラキラ夕陽に映え、いつもとは違う味わい。




ここにくると、フィンランドに帰ってきたと感じる、
ホッとする和む場所。


ヘルシンキ・カンテレ歩き

2009-09-20 11:42:49 | カンテレ

その1
一緒に歩いていたはずのHさんとYさんの姿が見えない。ヘルシンキではいちばんの人通りが多いところ、暖かな青空に誘われてにぎやかな土曜日の午後のこと。しばらくして向こうで手を振っている、「カンテレ見てました」。「どこで?」「その入り口の像が…」。あわてて引き返す。あった! 魚の骨で作られたような小型カンテレ。いち、にいと数えると6本の弦が見える。



「知らなかったあ」 30年以上よく通るこの道、この大発見は大学の旧学生館の入り口。像が見上げるほど高いので、見落としていたらしい。


その2
岩の教会(テンペリアウキオキルッコ)の帰り道、古本屋さんのショーウインド。また後ろからの呼ぶ声に「今度はなあに?」と走る。飾られている本にカンテレと見える。スウェーデン語のタイトルで、サブタイトルにフィンランドの伝統的な詩とある。あいにく土曜日はお休み、手にとって見たかったとちょっと心残り。


ヘルシンキの街中にはたくさんのカンテレがある。大学博物館の天井絵やフィンランド文学協会の壁画、同じ旧学生館の音楽室や国立博物館にはカンテレを弾くバイナモイネンの絵、ヘルシンキ議員ホールの像。そして私が毎回必ず会いに行くカンテレは、国立博物館の古いカンテレとアテネウム美術館の絵。今回も演奏旅行の最後は、皆でカンテレを見に行こうと楽しみにしている。


カンテレ・フィンランド演奏旅行

2009-09-08 07:36:52 | カンテレ

9月18日~カンテレ仲間たちとフィンランド演奏旅行にでかける。メンバーで集まり、その準備と練習の日々。

コンサートは、学校(小学校、高校)、高齢者施設、地域センター、教会、数か所のホームコンサートなどを予定している。曲目は、日本の曲を15曲用意。10曲で基本形を固め、その他は状況に応じて演奏することになった。大型カンテレは輸送がむずかしいので、5弦と11弦にピッコロやバスを加えてのアンサンブルがメインになる。先日は曲とパート決め、楽器の担当を相談しながら練習、あっという間の3時間。そして次に会うのは成田のフィンランド航空の機内、「家でしっかり練習しましょう!」。

10名の参加者で、フィンランド初体験のメンバーが3人。もちろん観光やショッピングも旅程に入っているが、いちばんのお楽しみは、交流。ホームステイも経験しながら、皆でフィンランドを満喫したい。私もいつもと違ったフィンランド旅行になりそうで、ワクワクしている! あと10日、あァ~、待ち遠しい。


シベリウス公園