Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

調性

2007-03-31 19:15:35 | 音楽
音大の授業で面白かったのが<和声>。作曲科にいこうかなと思ったこともあったので、音の重なりや展開にはもともと興味があった。その中で今でもありがたく役に立っているのは移調。課題は「バッハ・平均律1番プレリュード」の全調制覇。ハ長調の♪ドミソドミソドミを、♯と♭のすべての調で完璧に弾けるようになることが課題だった。

授業で話題になったのは「どの調が好きか」。まず♯系か♭系か、♯や♭はいくつか。私は基本的に♭系の響きが好き、♭は2つ以上だが3つの調は好きではない(つまり変ロは○で変ホは×、変イからは何でも○)。それは変わらないが、最近♯系もいいなと思うようになった。♯は3つ以上が落ち着く。黒鍵が多くなり複雑な音や曖昧な響きが感じられる調に魅力を感じる。



久しぶりに全調に挑戦。若い頃手が覚えたものはすごい、今でも弾ける! いちばん好きな調は♭系は4つの変イ長調、♯系は5つのロ長調が私の感性にピッタリくる。それにしても調性で音楽の印象がこんなに違うかと思うほど、音色と響きが違う。音楽の仕事にかかわっていると移調が必要になることが多々あるが、もとの音楽と雰囲気を損ねない範囲でかえるのはなかなかむずかしい、といつも感じている。

桜三昧

2007-03-30 20:36:29 | 音楽療法
桜、さくら、サクラ、SAKURA・・・



音楽療法室から見える桜並木。
今日の仕事場・老健デイケア(通所リハビリテーション)はこの満開の桜を見ながら
<♪さくら~さくら~(さくら)> <♪十~五夜お月さ~ま(花かげ)> <は~るの~うら~らの~す~み~だがわ~(花)>で思い切り 《桜三昧》
お昼は桜を見ながら、にわか 《お花見弁当》

老健からは3つの一般棟、認知症棟、デイケア、リハビリテーション科、リハビリ訓練室、音楽療法室、言語訓練室からこの桜並木が見える。今週初めはまだ咲いていなかったが、後半の暖かさで一気に開花。皆の話題はひたすら「桜」、そしてうっとり言葉もなく眺める桜。いながらにしての素晴らしいお花見。

窓の下も桜満開。


心躍る、美しい桜の季節に感動。
日本の春爛漫。

お弁当は美味遺産

2007-03-29 23:10:25 | グルメ
お弁当は日本独特の文化だそうで、こんなに手の込んだお弁当は世界に類をみないという。たしかに息子のお弁当はしっかり手をかけていた。栄養素を考え、見た目も大事と彩りにも気を使う。何よりむずかしいお年頃の、名づけて<コミュニケーション弁当>。成長期の大食いには勝てないらしく、口数は少なくても思い切り愛情のこもった(おしつけ?)お弁当は残さなかった。

フィンランドでもお弁当(もどき?)はある。留学時代私のお昼を心配して、朝食のテーブルでお母さんが自家製パンにハムとチーズをはさんだヴォイレイパ(サンドイッチ)を作ってくれる。朝とまったく同じメニューだが、ありがたいし嬉しい。デザートはお庭のりんごやいちご。おかずもなく日本のお弁当に比べたらかなり貧弱だが、やはり子を思う母の心は同じ。今でもお昼どきは列車で移動時というと、お母さんのヴォイレイパが登場する。

土曜日の仕事場は宅配のお弁当を取ることが多い。



皆でちょっと贅沢、そしてお弁当休みの日。3月は「春ちらし」、2月は「北海魚介弁当」と季節のお弁当だった。この季節のデパ地下はお花見弁当がいっぱい。色とりどりのおかず、工夫された桜に負けない美しい日本のお弁当。<美味遺産>とはいい表現、でも遺産というには早すぎる、まだまだ現役のお弁当時代。私も 毎日お弁当を作り、楽しむ。明日のお弁当はイタリアン、ほたてと海老のクリームパスタ。

♪から~す~なぜなくの~

2007-03-28 21:55:41 | 音楽療法
認知症フロアのTさんは歌が大好き。新しいことは入っていかないし文字の認識もできないが、自分の知っている歌をいつも明るく大きな声で歌っていた。ところがある日転倒し骨折、入院。病院から帰ってきたら、あの元気な歌声がまったくなくなってしまった。認知症が進んで言葉がなくなり、いつも「まんまんまんまん・・・」とつぶやいている。

ある日の音楽療法セッションで《七つの子》を取り上げた。「これって《七つの子》って題だったんだ」という若い介護スタッフの驚き声に、Aさんは「《からすの子》だと思った?」。その横でTさんが <♪から~す~なぜなくの~> と歌い始めた。明確な歌詞で手をたたきながら歌っている。見事に歌いきったTさんに皆で拍手、そしてそのままタイミングを続けて全員で一緒に歌う。嬉しそうなTさん、久しぶりに見るいい笑顔だった。

終了してから、私はもう一度Tさんと二人で歌ってみる。「ななつのこ」とはっきり発音し、もちろんまたしっかり歌う、これは決して偶然ではない。その日歌った他の20曲あまりは「まんまんまんまん・・・」だったが、どうして <♪から~す~なぜなくの~> は歌うのだろうか。それからスタッフたちも私も、Tさんを見かけると「《七つの子》歌おう」と声かけし一緒に歌っている。<♪から~す~なぜなくの~> と歌いながら「何か思い出あるの?」と聞いてもニコニコしながら歌うだけ。何かのきっかけになればと思うからこそ知りたい、Tさんの《七つの子》物語。

あれから1週間がたった。私の顔を見ると <♪から~す~なぜなくの~> と歌い始めるTさん。Tさんの中では、私=《七つの子》になっているらしい。Tさんに歌声が戻ったことが本当に嬉しい、音楽療法士の感動物語!


美しくなる努力

2007-03-27 21:15:30 | つれづれ・・・
お昼休みの話題は<美しくなること>、これが面白かった。

美しくなる=綺麗になることから。お化粧法、エステ、ダイエット・・・さまざまな話がでる。主婦が多い集団だから、なるべくお金をかけないところで一致。最近はリンパマッサージが流行っているとのことで、デザートタイムは皆で「小顔になる」に挑戦。それから3種類くらい教えてもらったが、覚えきれない。毎日続けて1ヶ月後には見違えるという。その他にはラップパック、湯船につかりながら顔をサランラップで覆う。きっと今夜は皆やってるはず。夜はホットタオルで顔を蒸す、朝は冷たいタオルで肌を引き締めてからお化粧する、ファンデーションはこうやってのばすと若返る。それからダイエット体操、食べ物、お水はこれ・・・、フーン皆よく知っている。

「充実していれば美しい。女の美しさは内面からあふれでる」と精神論を唱えている私には、話を聞いているだけで気が遠くなるような努力。毎日とてもできないから中途半端はやめておこう。ちょうど読んでいた小説は、生活臭溢れる主婦がまず高額エステで外側を変えることからはじめ、内側も変わりながら自信回復、自分の夢を手に入れていく話だった。女性に美しいことは必須。<適度な美しさと知性と豊かな感性をもつ賢い女性>が、私の憧れのいい女。やっぱり内側から私自身を磨こう。

<フィンランドの奇跡>って?

2007-03-26 19:47:36 | フィンランド
電車の中で。<フィンランドの奇跡>と大きく広告がでている。フィンランドにはすぐ反応する私、「何々?」と近寄って見ると進学塾の広告だった。それも息子が中学受験でお世話になった塾、この組み合わせに思わずにっこり。

フィンランドの教育が話題になって久しい。学力が世界一という結果がある。特に何という特別なことをしているとは思えないが、1クラスの人数が少なく(人口が少ないから当たり前?)、日本に比べたら考えられないほど手厚い指導。また義務教育が終了した時点で、高等教育に進学するか、あるいは職業教育を選択するかがはっきりしているから受験競争にはほど遠い。建築家のアンネリの子どもたちは、長女はデザイナー、次女は美容師、息子は大工と三人とも早くから職業を決めてそういう進路に進み、今はそれぞれが楽しんで仕事している。

教育の熱心さでいえば、はるかに日本の方がすごい。私ももれなくその親の一人で中学受験を経験。入った学校は東大志向だったので、大学受験は息子の希望を尊重しつつやはりちょっと気にしていた。日本はいわゆる詰め込み型教育、大学進学に向けた教育の傾向にある。フィンランドには日本のような塾や予備校はなく、国は大枠を決めるだけで各学校が独自の方針を貫き、他人との比較もない。生涯教育を念頭においた<自分でじっくり考える教育、それも楽しんで学ぶ教育>がフィンランドの特色かもしれないと思いながら、電車をおりた。


キーワード・音楽

2007-03-25 19:57:46 | 音楽
仕事で使う曲のアレンジを相談をしているときのこと。「最近、音楽がかわってきたんじゃない?」と友人に言われた。「どんなふうに?」と私。「今までとは違う何がまざっているような・・・、でも何かはわからないけど」。

バッハの<G線上のアリア>を弾く。<G線上のアリア>は フリューゲルホルンで聴いてから、ちょっとはまっている曲。まずクラシックの楽譜で、そのとおりに。静かなメロディーがスーッと身体の芯までしみこむような美しい音楽、私の大好きなバッハ。そして次に簡単なジャズアレンジの楽譜で弾いたら、友人が「わかった。これよ!」と叫ぶ。「クラシックにはない音楽の運びと崩し方、リズムと音の構成がまざっている」。ジャズアレンジは簡単~上級バージョンまで3種類の楽譜を、ほとんど毎日練習曲のように弾くほど気に入っている。賑やかすぎるものより、ひとつの音を即興的に丁寧に変化させていく音楽が好き。そういうシンプルなものほどむずかしい。<G線上のアリア>はまさにそれ!

あれからジャズを聴いている。《あれから》のはじまりは 昨年夏、 ジャズを聴くというよりジャズに挑戦で始まったきっかけ。幼少の頃から長いことず~っとクラシックにこだわっていた私が、違うジャンルの音楽も受け入れられるようになってきたし、また演奏しながら音楽を遊べるようになってきた。でもまだまだ初心者、違う音楽を自分の中に取り込むには時間がかかる。でもキーワード・音楽は人生の一端だから、きっと楽しめると思えるようになってきた。音楽=音を楽しむ以外の文字は見当たらない。

週末はジャズピアノ三昧。まず 松居慶子 <IN A MIRROR> 心地よい。癒しとは違うが、とがっていないやわらかな安らぎを感じるようなタッチ、自然体で聴ける音楽に感動。 そして<ベストジャズピアノ 100> ジャズピアノの醍醐味を味わった。


音楽療法士のひとりごと-苦労話

2007-03-24 21:48:36 | 音楽療法
高齢者施設の利用者さんから、「今度これ歌いたい」と50曲くらいのリストがきた。演歌とちょっと前の流行歌、「エッ、知らない」という曲ばかり。これは大変! とりあえず楽譜があれば初見でどんな曲でも歌えるので、早速楽譜をそろえる。音楽療法士のアンチョコは通称・赤本(アカボン)といわれている『歌謡曲のすべて』。

今日は私の歌の練習に付き合ってくれる? まず10曲の楽譜を持ってカラオケへ。私は「エッー、そこ違う!」と、歌ってくれる人は「楽譜どおりに歌われると歌いにくい」と、どうも違うみたい。音程もリズムも私の方が正しいけれど、そう、きっと何か違う。でもどこが違うのかさっぱりわからない。多分ひとつはタイやシンコペーションの感じ方で、私はしっかり数えてのばしたりきざんだりしているが(当たり前だけど)、その具合が微妙な半端さ。小説では「行間を読む」といわれるが、楽譜でいえば「音符間を感じる」ということかしら? 

最後の演歌はもうギブアップ、イタリア語のオペラアリアでも歌ったほうがずっと気持ちよく歌える。これは嗜好の問題? 私自身をもどすために「なにかステキな歌を歌って」とお願いして、本日のカラオケレッスンは終了となった。

桜の感性

2007-03-23 20:04:25 | 季節
今日読んでいた本にでてきた、<桜の感性>

日本人は独特な、豊かな感性があるという。その素晴らしい感性はどこにルーツがあるのか? それは四季折々かわる周りの風景、意識しなくても目に入る自然の色や様相から、そして特に春の桜だそう。日本人なら誰でももれなく桜の思い出がひとつふたつはあると思う。桜の季節は別れや出会いの頃、新しい旅立ちの頃。何より桜といえば、小学校の入学式では大きな桜の下で記念撮影、セピア色の思い出・・・。そういえば隣のあの子は、今どうしているかしら? また合格なら「桜咲く」、残念な結果なら「桜散る」のお知らせ・・・

<桜の感性> とはいい響き。
「桜=美しい日本」のイメージがある私の日本語熱が疼く。

この数日の暖かさで、桜が一気に咲き始めた。
電車の中からあっちにこっちに見える桜に忙しい。
春を感じて少し髪を切り、
それにあわせて私のセーターも桜色、この春新調した一枚。


最近のお弁当から

2007-03-22 22:43:28 | グルメ
<キッシュ+サラダ>

キッシュはきのこ3種とチーズ。大皿で焼いたキッシュはお弁当仲間におすそ分け。

<カレリアパイ+サラダ>

カレリアパイはフィンランドのパイ。ミルク粥をライ麦の皮で包み込んだもので、温めて卵バターをのせて食べる。気が向くと休日に大量に作り、冷凍しておく。

<ロースとビーフ+シーフードマリネ>

ローストビーフにはフィンランドの森のベリー類を添えて。シーフードマリネのサーモンもフィンランドから。彩りにブロッコリー、そして黒パン。ローストビーフは多めに作って、やっぱりお弁当仲間へ。

<チャーハン>

主食にお米はあまり食べないので、とても珍しいお弁当。

<ほうれん草とチキンのグラタン+イタリアンサラダ>

オーブンがないAさんの分も作る。

<サラダランチ>

今日のお弁当。サラダは、レタス、セロリ、きゅうり、人参マリネ、ブロッコリー、アスパラ、ミニトマト、スクエアチーズ、卵、海老、チキンのハーブづけ、スモークサーモンのリッチな中身、ドレッシングはぽん酢。デザートはキウイといちご。主食は自家製パンのはずが、忘れてしまった(帰宅したらすでに息子のお腹に)。でもしっかりサラダだったので、お腹いっぱいに。

<土曜日のデザート>

月に1~2回の出勤土曜日はデザート担当。この日はマロンケーキを作る。PT(理学療法士)のHさん、Wさん+ST(言語聴覚士)のSさん+MT(音楽療法士)の私はダージリンティーでデザートを楽しむ。リハビリテーション科の土曜日は基本的に休日で、3分の1の出勤。午前中はケーキを楽しみに、午後はケーキの余韻で仕事。ささやかなデザートはいい仕事をするための活力!

ベランダから楽しむ

2007-03-21 20:14:49 | つれづれ・・・
昨日ベランダから見た風景。

<朝>


今朝も寒いと思いながらお洗濯物を干していた。
ふと西を見ると、真っ白な富士山。
何度も何度も白を塗り重ねたような雪化粧、寒そう。
そして北へ目を追っていくと、今年こんなに真っ白なのは初めての、
ずーと向こうに小さく見える山々・南アルプス。


<夕方>


今日は早帰り。
いつもひと続きに見ている風景は、実は幾重にも重なる山々だったことを発見。
雲の隙間からの光線が面白い表情をつくる。


<日没>


家で見るのは久しぶり。
日の沈む位置に季節を感じる。
真冬は富士山より左側だったのに、今は富士山とは無縁なくらい右に寄ってきた。
ピアノレッスンにきていたIちゃんと、「きれい~」としばらくうっとり眺める。
至福のひととき。


我が家は14階建マンションの8階東南角。
東は東横線、南は神社、西は住宅街だからお邪魔なものがない。
ベランダは楽しい遊びの空間。

松葉蟹、美味しい!

2007-03-20 20:24:54 | グルメ
鳥取まで<蟹>を食べに行った山ちゃんから、立派な松葉蟹が届く。



この姿、食べるには惜しいくら美しい。
「でも食べちゃおう」

ポン酢? ゆずポン? と用意したが、蟹独自の美味しさで何もいらない。とにかくメチャクチャ美味しい! 無言でホジホジ、「美味しい!」  蟹味噌も「美味しすぎ」。美味しい以外の日本語が見つからない。「この残骸、どうする?」「お味噌汁にしよう」

群馬から境港まで一家ででかけた山ちゃんの気分がよくわかる、美味しい今夜だった。

千の風になって~カンテレ編

2007-03-19 21:41:15 | カンテレ
まだまだ旬の曲<千の風になって>、カンテレ曲にアレンジした。早速先週のカンテレクラスで弾いてみる。

10弦には音が足りないのでコードや歌でカバー、15弦以上はそのまま弾けるので、音をプラスしてアレンジ。でもシンプルなメロディーはあまりいじりたくないので、伴奏を加える程度。15弦、26弦、36弦・・・、それぞれの弦の数で少しずつアレンジを変えてみた。

それにしてもどうしてこんなに人気があるのか、<千の風になって>。
10弦クラスでのこと、「これって究極の演歌なのよ」とAさん。そう、そうなのよね。クラシック歌手が歌うからまるで正統派の歌、でも分析してみると演歌かも。きれいごとをいってるけど、演歌と言われればそのとおり。納得! 年配者に人気なのもわかる。このメロディー、2回聴いたら忘れられない。「一日中頭を駆け巡っている」という人が多いということは、日本人の感性にピッタリってこと? やっぱり演歌に違いない。

先週は水曜日から4日連続で毎日クラスがあったので、私の頭の中はすっかり「♪ふきわた~ってください~」。しばらくテーマソングになりそうな勢い。

<イタリア・ルネサンスの版画>展

2007-03-18 20:39:54 | お勧めの・・・
ルネサンス時代が好きな私が魅かれた展覧会 <イタリア・ルネサンスの版画> 上野の西洋美術館で開催されている。

上野は、その何日か前に <オルセー美術展> をみにいったら、チケット買った後に入場制限。「今日しかない」と列に並んで30分、やっと入場したら今度はすごい人で熱気ムンムン、息苦しいくらい。ドガ、モネなど有名画家の前は幾重にもなる人のかたまりで背伸びしてもみえないくらいなのに、版画や写真はガラガラで何故かとばしていく人が多い。日本人は有名な絵ばかりみる人が多い?

音楽畑の私は、「絵が描けないから音楽してるの」がいつもの言い訳。でも高校時代から師事している声楽の先生から「いい音楽を作り上げるのには他のいい芸術を味わうことが大事」と言われ、美術展には足しげく通う。絵画も好きだが版画や写真も好き。感覚的に《好き》とか《面白い》でそのまま受け止める。

オルセーとは桁違いの人の少なさ、おかげでゆっくりじっくりたっぷり楽しめた、<イタリア・ルネサンスの版画>。名前も知らない作家たちの作品が100点以上、古いものは1400年代のものもある。イタリア・ルネサンスは美術でも音楽でもクライマックスのひとつといえる時代。版画に音楽も感じながら、芸術を堪能した。

今頃、雪?  やっと、雪?

2007-03-17 20:05:14 | 季節
昨日は東京に初雪、3月16日。その前夜、渋谷で冷たいものが顔にあたる、「みぞれかな?」 横浜の初雪は1月20日。出勤途中、雪が舞っていた。雪が降ったら雪の歌と決めていたので、♪ゆ~きやこんこ、あられやこんこ と歌う。あとで写真を撮ろうと思ったら、そのときはもうやんでいた。

そして今日も雪が舞った。♪ゆ~きのふるまちを~ と歌う。冬の歌はとっくに音楽療法倉庫にしまっていたので、あわてて取り出す。

咲き始めた桜も、顔を出し始めた筍もびっくり! 
冷たい冬に逆戻りのこの数日、本当に寒い。