「ムーの素」…放出のカタルシス、ムラリの解明

(登場人物)　　Ｅ＝エヴァノア　　Ｊ＝ヨハン


Ｅ
さて今日は『えの素』下巻の発売日だったわけだが…


Ｊ
いや、それ昨日だからさ。


Ｅ
むおおおん。昨日は酔ったまま寝ちまっただよ。


Ｊ
ああ、さいですか。まあそれにしても相変わらずよく笑わせてくれる本ではあるね。


Ｅ
うむ。この間は電車の中で危険な笑いを発しそうになって焦ったよ。相変わらず出しまくりというか何と言うか。


Ｊ
「放出のカタルシス」について話をする時、「えの素」にも言及すべきだったかもね。


Ｅ
ん～、確かにそれは「わかりやすい」けど、エロとギャグがあまりに近似のものとして認識されるのは俺の本意じゃなかったからね。菖蒲沢が何のためらいもなくしょんべんを垂れ流す(もはや「しょんべんキャラ」とでも言った方がいい)のと、感じている記号・結果としての失禁を同じもののように書くのは、そういう描写が増えているのに実感がない人にとって、誤解を招くと思って避けたんさ。


Ｊ
あーね。まあ確かにネタにしやすそうだからな。それにしても、エロとパロディの親和性という点では念頭に置く必要があるわな。ところで、放出というか解放のカタルシスと言えば、今「バキ」ではフニャチン状態になった克己がかつてないほどのペニセストと戦っているね。彼に何か一言。


Ｅ
God Bless U！


Ｊ
ありがとうございました。ゴッド・ブレス・ユーと言えば「ムーたち」だが、一巻に出てきたあの金髪のねーちゃんに最初ムラっときたのが気になるね。


Ｅ
金髪のねーちゃん？一杯いすぎで誰かわからんのだけど。


Ｊ
キャサリン、メアリー、ナンシー、アン、リンダ、アリス、サリー、ジョディ、エレン、エリザベス、マーガレット、マユミ、トモコ、メグミ、斜田さん、蓮城正子、森口由麻、リンドバーグ洋子、堀井もい以外のやつだ。


Ｅ
あーあの105Pに出てきたやつね。そりゃ多分吊り目で金髪だからじゃないの？


Ｊ
感覚的には金髪は関係なさそうなんだけどね…まあよくはわからんし、今となっては何も感じなくなったんだけど。


Ｅ
真相は闇の中、と。そうして忘れられていくものもあればその反対もあるわけで、この前突然「ココロ２」の先生(碓氷恭華)が当時ど真ん中だったことを思い出したよ。


Ｊ
あーね。まあポニーテールだとか姉系であることを思えば故なしではないな(イラストが影崎ってのも関係しているかもしれんが)。それにしても何でまたそれほどのクリーンヒットを忘れていたんだろうねえ。


Ｅ
おそらくは、自分の息子にアッパーを喰らったという物理的・精神的ショックによって記憶を喪失したんだろうな。鷹村さんが言ってた「第三の手」だっけ？あれの攻撃をまさか自分が受けるとは思わなかったよ。


Ｊ
「青は藍より出でて藍より青し」と言うではないか。知らぬ間に親を超えているものなのだよ。息子と言えば、こないだ粗大ゴミセンターに電話した時、予想に反しておねいさんが出てもんで、下の階までヤツがお邪魔しそうになって焦ったよ。長野行きの時に開発したモロッコでことなきを得たが、戻す呪文を忘れてしまったのよね。さてどうしようか…


Ｊ
呪文を使わなくても、洗わなければそのうち新しいのが生えてくるんじゃない？


Ｅ
ふむ、最近雨が多いことだし培養を開始しますかね。


Ｊ
ゴッド・ブレス・ユー