40年近く前家内が腎臓病でそれもかなり末期になっているということを病院で告げられました。
それも名古屋の大病院でした。それまでは名古屋の近くの田舎で通院、入院治療を受けており治りますよと
言われていましたが、良くならないので検査に行きました。
それ以来本格的な闘病生活に入りました。治療法が一変しました。食事療法も加わりました。
3年後血液透析になりました。生死の境を潜り抜け何とか生還できました。
そのあたりから色々病院の指導を受けながら私が食事の担当をするようになりました。
とっても良い塩、たんぱく質、野菜の量が厳格に指示されました。結果は血液検査ですぐ分かります。
そういう意味では化学実験と一緒で分かりやすく楽しみでもありました。
徐々に透析のリズムにも慣れてきて私も仕事に復帰しながらの生活を続けました。
食の安全ということに関心が向いたのはこの頃からです。仕事で鶏卵場に自動制御の相談で行った事が
あります。そのとき鶏舎の裏に大量に捨てられている注射器、抗生物質に驚きました。
それが食の安全に取り組むキッカケとなりました。農林省のレポートを知りそれを見るようになりました。
農産物の実態が赤裸々に報告され、また国会での審議の経過が事細かにレポートされていました。
それまで政治家は余り内容も分からずに審議しているものとばかり思っていましたが、専門の私でさえ
化学式や名前を見ても分からないのに審議している姿に尊敬の念を抱くようになりました。しかし、10
年ほど前から農政は変わりました。牛乳の廃棄から始まって、中国の牛乳を輸入、毒牛乳、狂牛病と
次々に問題が発生する都度政治の関与が良くないほうに関与し始めました。
食の安全を確保するためには政治の制約を取り除かなくては出来ません。嫌なことですが関与せざる
を得ません。
しかし、余り声高には書かないようにしましょう。結果は数年も経てば分かります。
余生を静かに暮したい。
今日は食パンと相変わらずアップルパイばかりです。
素敵な生け花や切ない詩、曲などがいっぱい~♪こちらもどうぞ
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sugiura
らいちゃん
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