翌日の12日は全体ミーティングと石神井公園店の20周年のお楽しみの日だったのです。
お料理上手のスタッフが手作りのお料理を用意してくれ、シャンパンを開ける手はずだったのです。
中止せざるを得なく、前日用意してくれたお料理・・・どうしよう・・・
まずは昨日お伺いしたお客様にお電話。
皆様、スタッフが無事帰れたか心配して下さっていました。
「あんなすごい事になるとは思わなかったからもっと早く帰ってもらえば良かったのに悪い事をしたね。無事変えられましたか?あの揺れの中、動じず仕事を続けているんですよ。感動しましたよ。」
「あんな状況で皆さん冷静で落ち着いて対応して、割れものを片づけて下さり、ホントにあなたの所の人たちは素晴らしい。あの時居て下さって本当に心強かった」
「思わず手を握って・・・一人だったらと思うと本当にありがたかったです」
お客様のお話しをお聴きすると、スタッフのみんなはあの状況の中で・・・・なんて凄い人たちなの?!
思わず涙が出ました。
お一人暮らしの方にお電話、と思い掛け始めたら、次々にお客様の顔が浮かんで、声を聴くまで心配で掛け続けました。
歩き続けて・・・又はあきらめて会社で夜を明かして・・・大変な思いをして自宅にたどり着いた方も多くいらっしゃいました。
「お電話嬉しかったわ。こんな時は一人では生きていけない。そんな思いを共有できる仲間が大切。」そして、「皆さんは大丈夫ですか?御親戚などは?」 と一様に心配して下さいました。
お店に行っても食料が何も無く、どうしたら良いか・・・というお客様に福岡のミニメイドの店長がお米や野菜など至急送って下さるとのこと。
全国のミニメイドのお仲間から 「何か出来る事があったらいつでも言ってね」 との声を頂き、お客様もおっしゃっていた、一人では生きていけない、支援の声がどんなに勇気を貰えるかを実感しました。
仕事を抜きにして、人としての繋がりを感じました。
停電が続いていて心配していた実家から開通した、と母の肉声が聴け、これで暖かくして眠れると安心。
姪っ子からも “電気が開通した、食べ物、水もあり、友達と一緒”と メールが来て、やっと安心出来ました。
テレビで凄い状況の若林区、一報が入ったもののその後が気がかりでした。伯父一家も無事の一報は入ったらしいですがその後の音信はありません。
大切な友達、つい先月握手して別れたばかりなのに、どうしているか・・・・
お身内に安否不明の方がいらっしゃる方、さぞかし心を痛めておられる事でしょう。
テレビで映し出される映像を見ると胸が潰れそうになります。
日本という国がどうなってしまうのか、と不安になりますが、 “必ず夜明けは来る!” と信じて。
とりあえず、また朝に連絡がくるんでしょうか;
茨城と岩手に友達がいます。
なんとか今日連絡がついて、怪我なく無事だってわかりました。
ただ、食料と水がなくて困っているそうです。
テレビでは宮城が一番被害がひどいので
そればっかりですが、茨城と岩手もかなりひどく
物資が足りないけど、後回しにされているみたいです。
後のことは考えられない状況なので
今言えるのは、今を生き抜くって事だと思いました。
思わず号泣してしまいました。
みかゆりさんの言葉、“今を生き抜く” 重いです。
当たり前に思っていた日常がどんなに尊い事か突きつけられましたね。