９月の日記８ 広島まほろば学習会 杉森神社での素読教室

９月８日

心配していた雨があがりました。

地面はまだ濡れていましたが、今日は素読教室で大勢の方が参拝されますので、いつもなら地面が乾くまで掃かないところを、えっこらえっこら清掃となりました。

 

時間を間違えて午前中にこられた方もおられ、せっかくだからと、深山峡、白龍湖、小田パン、鑑原食堂などをご案内し、時間つぶしをしてもらいました。

 

午前中は、スタッフの方と一緒に、総代さんも加わり資料組などのお手伝いをしました。

遠方からの参加者で、広い境内はびっしりと車で埋まり、なんとか３０台はとめられるもんなんだと感心しておりました。

 

素読教室では、まず、神楽殿で子供達の発表（教育勅語や本居宣長の和歌など）が行われ、参加者全員で「祓詞」も素読されました。

 

その後、正式参拝。拝殿はびっしりと埋まり、まずは、座礼の作法、指尖礼（１５度）、双手礼（座についたときの作法・お祓いを受ける作法４５度、祝詞奏上中の作法６０度）、合手礼（９０度・拝礼の作法）の説明をし、祭典。修祓、宮司一拝、献饌、祝詞奏上、玉串拝礼、撤饌、宮司一拝と行いました。

玉串拝礼では、広島まほろばの会代表者松田さんが大人代表として行い、子供代表として西条から参加の松浦君が行い、柏手の音高く全員で丁寧な参拝が行なわれました。

 

 

その後、再度神楽殿で素読教室。この時点で既に自分に疲れが・・・

教室では和歌などの素読に加え、杉森神社の標柱の素読。

 

さらには、河内町の挨拶言葉「お疲れでしょう」も素読されました。

普段、仕事関係で「お疲れ様」「お疲れさん」と言うことがありますが、河内では、挨拶で「お早うございます。お疲れでしょう！」と相手の状況を知らなくても、相手を労う言葉が交わされます。なんてすばらしい習慣なんだろうと思い、教材にしてもらいました。

 

予定時間を超えていましたが、「遠き山に日は落ちて・・・」なども合唱され、その後、参加者に用意した記念品（貝塚伊吹の枝を使用した書、クリアファイル、河内町テクテクマップ、河内町観光地図）を渡し、河内町の宣伝もさせてもらいました。

 

最期に、境内の森の散策。フクロウや猫バス、トトロなどに会い、自然と親しんでもらいました。ムササビ君に会えなかったのは残念でしたね。

 

そうそう、東京から共同通信社の取材があり、私が杉森神社の宮司に就任した経過、準過疎地での奮闘などお話を致しました。