blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

評論家はいらない

2011-09-15 20:10:39 | 日記
20名あまりの小勢であるわが部署にも、見渡せばいろんな人がいる。
大部分の人は目の前のことにとりあえず「向かっていく」気持ちを持っているが、ごくわずかそこに足らない人が複数いる。
簡単に言えば、口で言うだけのことが実践できない人たちである。

毎月15日名物とでも言うべきか、朝から入荷のトラックがひっきりなしに入ってきて、10時半の休憩までは息つくヒマもない感じだった。
外部入荷を担当するのは親方格であるTS氏を含めて3名ほどだ。
少ない人数でおびただしい仕事量を集中を切らさずにやっていると本当に疲れがドッと来る。

その10時半の休憩のときに最長老のOS氏がいろいろとチャチャを入れてきた。
チャチャを入れるのが商売のような人なのでいつもはあまり腹も立たないが、自らがまったく触らない入荷受付のことをあまりに言ってくるのでさすがにムカついた。
手伝う気持ちもない(手伝う能力もない)仕事をアレコレ言える神経にも恐れ入るが、どの仕事に対しても一応もっともらしい考えは持っていて会議などでも頻繁に発言はする。
皆があきれているのは発言が単なる評論にとどまっていて、行動がまったく伴わないことである。
評論家だからすべては他人事なのでモノを言うのも気楽でやたらに饒舌だ。
仕事をやらないヤツほど口数が多いという典型だろう。

現場仕事に評論家はいらない。
口より先に体が動いてナンボの世界である。
仕事が限られる中では、人のジャマをしない範囲で自分から「取りに行く」つもりでもないとやることがなくなってくる。
体が動かない評論家タイプの方々は体の動く他の社員に仕事を先に取られてしまうから、ボーッとしているか、時限性もないどうでもいいような仕事をするしかない。

OS氏のような再雇用の高齢者で、会社にいれてもあと一年が限界のような人はともかく、まだ5年から10年は会社員生活を残している人のそのような姿を見ると、極端な物言いにはなるが「悔いなく死ねるのか」という思いになる。

入荷受付の良きパートナーであるTK氏とは「チャレンジ」することの大事さを帰り際に話した。
チャレンジすれば失敗もするだろうが、成功することだってあるだろうし、失敗してもそれを糧に成長することもできる。
とにもかくにもチャレンジしなければ「進歩」は望めない。
何につけ野次馬根性で文句ばかり言っているだけではその人が進歩することはない。
評論家とそうでない人間のレベルの差は「行って帰ってくるほど」を超えて、しかも日々広がっていくばかりである。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-09-16 13:16:18
いつも興味深く拝見させていただいています。偶然、自動倉庫のお話がパラパラと続いておられたので、以下がお役にたてばと思います。
以前、弊社の完製品自動倉庫も同じような事が続き、以下のURLの会社にお世話になりました。
システムの更新を柔軟に廉価にやってくれて現場の方が助かった、いい会社だと言ってました。

URL:http://www.n-apt.co.jp/
わざわざすみません (管理人)
2011-09-16 21:41:53
ご訪問、また貴重な情報ありがとうございます。
私は木っ端の立場ですが、参考までに上役にも伝えられればと思います。