blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

お見合いの会・・・にはならず

2010-12-05 20:36:23 | 休日
土曜の夜には、会社の先輩であるT氏から「出会い」の機会を作ってやるということで入善町にお呼ばれしていた。
いまだ独り身の私にとって、相手の顔も知らないうちから断る理由はない。
何度も飲みを重ねるうちT氏の妹さんとも面識ができ、そのつながりというのは以前にも書いた。

もともとその会も、T氏と妹さん、私と「お相手候補」の4人でやるものと思っていた。
ところがフタを開けてみると、妹さんのお友だちを中心に総勢10名程度の集まりになった。
もちろんその中に「お相手候補」もおられたが、お堅い感じにならなくて最初のうちはいいのかもと考えた。

結論から言えば、お見合いの会だったはずの集まりはグダグダのホームパーティーで終わり、私にも「収穫」はなかった。
もちろんお相手の女性にまったく非はなく、それは私も同様だ。
私自身も今回は他人の顔を立てる難しさを感じながら会場に来ており、あるいは彼女も同じような気持ちであったかもしれない。
一貫して目と目を見て話す場面がなかったから、こうなると最初から縁がなかったものとして割り切れる。
あえて収穫というなら、以前同じ会社で働いたことのある女性の先輩がカナダ人のダンナさんを連れてやってきて「えーっ!」という場面があって、むしろそちらのほうと盛り上がり連絡先を交換したことくらいだ。

何となくフィットしないものを感じながらモヤモヤしているうちに、ホストであるT氏から説教じみた話が飛んできた。
もともと「体育会系」を公言するだけあり、飲むと超の付く「上から目線」の物言いになる。
本来なら私とは相容れないはずなのだが、仕事中などは至って穏やかで質問をしてもいばることもなく親切に教えてくれる。
普段がそうだからこそ安心して付き合えると思って、できる限りは時間を取ってきたが、その日は直接私が攻撃を受け、さすがに私も反発して言い争いのレベルにまでなった。
公にアップしているものにどこまで書いていいか分からないが、女の口説き方も知らないのかなどとエラそうに語るわりには、いちばん大切にすべき人(=奥さん)とは別居中である。
本人は「姉妹と同時に付き合った」とか「嫉妬されて背中をハサミで刺された」などと過去の「武勇伝」をアピールしてはいるものの、だからこそ今のお寒い状況があることに果たして気はついているのだろうか。

こういう感じになると、同じ酒の量でも酔い方が悪くなる。
お店ではなく他人の家で飲んでいながら、ひさかたぶりに20分ほど動けなくなる時間帯があり大変迷惑をかけた。
上半身を冷や汗が流れるのが分かるくらい「ヤバイ」状態なのは酔いながらにも感じてはいたが、戻すようなことだけはしたくなく私なりに必死に耐えた。

その耐えている最中にT氏がいろいろと調子に乗ってけしかけたこともあり、少し楽になった次の瞬間、T氏に「もう付き合わない」と言った。
養育費その他の問題があるとはいえ、私よりもはるかに高給取りでありながら飲むと勘定はいつもワリカンで、回数と程度は考えなくてはいけないと常々思ってきたが、今回の件を機に当面距離を置かせてもらうことにしようと思った。

他のメンバーが2次会に消えていく中、私はクルマを入善町に残したままJRで富山まで帰り、お店一軒寄って入善での件を「こぼして」帰った。
今日の午前中にあらためてJRで入善まで行き、置いてあったクルマを持って帰ったが、非常にむなしい思いがした。
T氏と距離を置くことでしばらくは入善町に足を踏み入れることはなく、ひょっとすると昨日の時点で「思い出の地」になってしまったのかもしれない。

せっかく積み上げたものを壊してしまうことは気持ちのいい話ではない。
しかし、今のペースでいたずらに付き合いを重ねたら、本当に「自分がダメになる」と直感した。
だから、T氏を「ただの会社の先輩」に追いやってしまったことに後悔はない。
お見合い話を含め、肩の荷がスーッと下りたような感じだ。

どんなことがあろうと明日は容赦なくやって来る。
Life goes on. 人生は続く。
横たわるのはそのたった一つの事実だけだ。
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