農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

就農希望者セミナー in 兵庫県

2011年03月23日 | 就農関連
こんにちは、将来、農業をしたいエダマメです。

前回、中高年危機について書きました。エダマメは、たぶんまだそれを乗り越えておらず、自分の人生は、これでいいのか、とよく自問します。そして、その答えの一つとして、農業をして生きていくことだと思っています。
なぜ、農業という道に惹かれたのかは、また今度、書くことにします。

さて、先日、兵庫県の就農希望者セミナー・相談会に参加して来ました。帰国後の初めての具体的な活動です。今回は、その感想を書きます。
10時~16時までに、兵庫県の県職員が新規一般の就農相談に乗ってくれるほか、農業法人(9社)のブースが出ていました。参加人数は、ざっと見積もって150人程。思ったより人数が多かったです。

特に、想像以上に若い世代(20歳台)の人間が多くいたように思います。就職活動の延長上のような形で参加しているようでした。日本で農業が流行っていると聞いていましたが、若者が最初から就農を視野に入れているとは思ってもいませんでした。全体の20%ぐらいは若者だったでしょうか。

その他は、定年後の方達、そして、私のような30~40歳台の方達が半々でした。最初に、新規就農相談カードというのを入口で渡されて、それを記入し、相談窓口に並ぶのですが、その相談カードに、まず、どんな農業をしたいか、どんな作物を育てたいか、そして、就農希望地、等の質問が並んでいました。

エダマメは、果物を作りたいと思っていましたが、正直、具体的にイメージができていなかったのです。でも、とりあえず、相談カードの質問で分からないところはブランクにしたまま、新規一般就農相談の窓口に並びました。

相談を受け持ってくれる県職員の方は、ざっと私の相談カードを見て、少しため息をついたように見えました。そして、「なぜ、あなたは農業をやりたいのですか?」と担当直入に聞かれました。

なぜ、農業をやりたいのか? 当然、聞かれるべきであろうその質問に対して、エダマメは答をまったく用意していませんでした。エダマメの中での相談会とは、就農にあたって、分からないことについて、こちらから質問する場所と思っていたのですが、まず、向こうから質問が来ました。 

「なんとなく」なんて答えたら、相談員はやる気をなくして、この相談はすぐに終わってしまうに違いない。せっかく神戸まで出てきたのに。後ろにも人は並んでいる。県の職員は、本気で就農しようとしているのか、冷やかし半分、もしくは就農をなめている人を見極めようとしている。

そんな中、ここはもう一から素直に言うのがベストだと考え、アメリカでの生活や、農業に興味を持った経緯を、詳しく説明し始めました。結果、エダマメについては、具体的な就農イメージはまだ持っていないが、本気だということが伝わったのだと思います。一人で一時間ぐらい(他の人は長い人でも30分程度でした)、その窓口担当の方を独占して、用意してきた就農にかかわる質問や、地方で暮らすということについての質問をすべてぶつけて、回答をもらって来ました。その上、あなたがやりたいらしい農業経営というものについても、その相談員の方が具体的にイメージしてくれ、ある農業法人の方を紹介してもらいました。

その農業法人の方も、今回の就農セミナーにブースを出展されていて、そこでもエダマメは、後ろの人にごめんと心の中で謝りながら、一時間ぐらい話を聞かせてもらい、就農前に、農業とはどういうものなのかということを知る土日だけの勉強会というものを紹介してもらいました。定員がある会費制の勉強会ですが、是非、参加しようと思って帰って来ました。(この勉強会は来月の末頃から始まります。また、始まったら、復習も兼ねて、どのようなことを習ったのか、ブログにざっと記録させておきたいと思っています)

今回のセミナーの教訓として、「人が足りなくなっている地方は農業をやる人を求めている」と思って、きっと今時、農業をやりたい人は引く手あまただろうと気軽な気持ちで参加したのですが、「地方は、本気で農業をやる人のみを求めている」ということでした。

もし、皆さんも就農セミナーに参加されることがありましたら、事前の下調べと、具体的な就農イメージ(年収はどれぐらい望んで、何を作りたいのか、どこの農地がいいのか、等)を固めてから、行かれることをお勧めします。

なお、「なぜ、農業をやりたいのか?」以外に絶対に聞かれることは、下記の2点です。
「いくら自己資金(貯金)はあるの?(これは数年間無収入もやっていけるのかの意味)」
「家族(奥さん)は賛成しているの?」
ご参考までに。
また、もし、就農活動をしている人がいましたら、ご一報ください。情報交換をしましょう。