「福島県 社団医療法人養成会 かしま病院を改めて紹介します」
センタ―長 信岡祐彦
新しい地域医療研修先に、また超おすすめの病院が加わりました。
上野から特急スーパーひたちで約2時間、福島県いわき市のJRいわき駅に到着。市内には東日本大震災で被災された方の仮設住宅がところどころにみられます。新たな研修先として加わった「かしま病院」は、ここいわき市にある257床の地域中核総合病院です。
特徴は大きく3つあります。
1)オーダーメイドで希望の研修が可能
一般の入院、外来診療はもとより、在宅医療、高齢者医療、地域医療、救急医療、総合診療、外科系研修、人間ドックなどなど、およそ病院が持っていると考えられる機能のすべてがあります。研修項目としてどれを選択するかは本人の自由であり、目的をしっかりもっていけば自分で組み立てるオーダーメイドの研修が可能です。
2)充実の指導体制
理事長の中山 大先生(14回生、循内OB)、奥様の中山文枝先生(14回生、放射線科OB)、研修担当の石井 敦先生(22回生、総診OB)、みんな卒業生で指導は手厚く熱心です。さらに来年春から渡邉聡子先生(31回生、現在高知県地域医療学講座)がスタッフとして加わり、益々充実した指導体制となります。
3)研修実績がある
すでに臨床研修指定病院となっており、今年度から福島県立医大、昭和大学、東京慈恵会医科大学の地域医療枠研修先として登録されました。私が見学に行ったときも慈恵医大からひとり研修中でした。研修中の宿泊施設も完璧でした。
また家庭医療とその研修に力を入れており、福島県立医大地域家庭医療講座のいわき地区の地域家庭医療センター(平成23年度に設立)となっているほか、地域の開業医の方を対象として、同講座葛西教授による家庭医療生涯教育プログラム「実践家庭医塾」を定期開講しています。
研修先としては超おすすめです。候補のひとつとして考えてみてください。