信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2015/09 快晴の裏銀座を往く ~鷲羽岳~

2015年09月27日 | 北アルプス(南部)

こんにちは、信です。
裏銀座縦走(3日目)は雲ノ平山荘から。
超混雑の山小屋でしたが、すっきり目覚めることが出来、朝食をお弁当にしてもらって山行再スタートです。

結局、雲ノ平始まって以来の混雑で、定員70名のところ200名以上が宿泊したそうです。
18:00頃まで宿泊の人が来てましたから、受付の板場でも随分、人が寝ていました。
寒いし人が出入りするので、安眠は出来なかったでしょう。
大部屋でも屋根裏の梁に、頭をぶつける人が後を絶ちませんでした。

さてAM 4:30に起きだして、出発前の準備。




既にかなりの人が、山荘前で準備をしていました。
朝食の準備のため、スタッフも早起きしてAM 5:00前に電気が灯っていました。


目の前の水晶岳の上に朝焼け。


朝焼けが出ると天気は崩れると言いますが・・案の定、雲が多い朝になりました。
        

雲ノ平の真っ赤に染まったチングルマ。
朝露の雫がさらに美しくしています。


空も真っ赤に天体ショーの始まりです。


      

この美しい朝焼けも忘れることはないでしょう。


    

スイス庭園、赤牛岳も綺麗に染まっていました。


  

女王が赤く頬を染めています。


  

振り向くと黒部五郎も染まっていました。


  

薄紅色のチングルマ。


名残の岩桔梗。


すぐに水晶との谷に出ます。


その斜面の色合いが、美しく呆然としてしまいます。
    

女王 薬師岳も嫋やかな表情。


ほどなく祖父岳(じいだけ)分岐に出ます。
      

美しい水晶の稜線。


今朝は雲が多く、女王も雲に隠れてしまいます。
       

何かあったのか、県警のヘリが谷間を飛んでいました。
雲間に浮かぶ飛騨の笠岳、薬師に雲が棚引きます。
      


勇壮な黒部五郎。これだけ綺麗に見えるとは思いませんでした。


目の前に三俣蓮華。


そして盟主の登場です。


昨日も越えてきた祖父岳 2,825mの広い山頂を通過します。
    

とりあえず三俣山荘に行ってみましょう。


ここからの鷲羽の姿はイマイチ。


既に山頂にはかなりの人がいます。
    

昨日、撮れなかった花々。


チングルマが多いですが、白い苔も綺麗でした。
        

梯子を二段降ります。


  

昨日、焦って上がった祖父岳の斜面。


    

今日はどうもペースが上がりません。
鼻水が出て止まらず、どうも風邪気味のようです。


日も上がって暖かくなってきたので、ここで朝食にします。
    

お湯を沸かして熱いコーヒーをすすり、重い腰を上げます。
青空が広がってきました。


水晶の稜線もすっきり。
        

昨日、雲ノ平行きを決断した、岩苔乗越に戻ってきました。


ワリモの頂きを見上げながら、三俣山荘へ向かいます。
  

黒部源流への下り道。


まだチョロチョロした流れ。
    

でも降りるに従って・・


水の勢いは増していきます。
  

右側の祖父岳の斜面が綺麗でした。


その祖父岳の水も集めて、流れは豊かになっていきます。
        

花も綺麗でした。
ミヤマトリカブト-何とハクサンフウロ!-グンナイフウロ?-アキノキリンソウ-名残のクルマユリ
        

どんどん幅も広がってきます。



ここは圧巻でした。


美しい斜面が広がります。
  

まだ元気なミヤマキンポウゲ。


祖父岳からの道と合流したその先に・・
  

黒部源流標が立っています。


その周りの紅葉は・・




ただただ美しいの一言。


  

そして三俣蓮華のすそ野に広がる、美しいダケカンバの林。


ここも呆然としてしまいました。




後ろ髪を引かれる思いで前に進みます。
      

いたるところで足が止まります。


日の加減で色が鮮やかに変わります。


  

三俣山荘のテン場に着いてしまいました。
  

そして目にした、これぞ!鷲羽岳の姿。


三日目もいったんこれで終了します。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
でも裏銀座の山旅はまだまだ続きます。

おしまい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿