気が付けば言うけど、北海道人の時代遅れの田舎者

気が付けば言うけど、北海道人の時代遅れの田舎者
　週末北海道いったけど、雪と流氷があっただけで、他はひどいもんだ、毎度。
　女満別という空港の荷物受取で、いまどき早いもん勝ちの百姓が、コンベアの前に陣取るなんて、聞いたこともないけど、そうなのだ。しかもこういうオバサンの荷物は出てくるのが遅い。
　遠くで見ていたが自分の荷物が出てきた。「すいません、荷物取りたいのですが」といっても、オバサンどかない。ええ？なんで。
「出てくる荷物があるなら、何で前もってコンベアの前に出ないんだ。先取りしている私が避ける必然性がない」
　というような顔して、こちら睨みつける。ああ、遅れているんだ、知性も、時代も。屯田兵から何も進歩していないと、もうお笑い。
　どうにかして、その次、スキーが出てきたが、またもや同じで、どかない。ひどいねえ。背中にガンガン当たるし、リックにも。
　そして毎度のレンタカーも、
「こちらの送迎車にどうぞ」
　というだけで、右手の荷物、左手のスキー、無視して、さっさと歩く。こんな未開人なんて、世界中にロシア人と北海道人だけ。「お荷物持ちましょう」とどうして言えない。
「ようこそ」なんて、絶対に言わないよ。
　わずかに２日間でもまだまだあるよ。
　レストランで「ワイン」というと、「いいワインがありますよ」てっきり十勝かと思ったら、甲府だって。んなもの飲みたいか？
　船も「今日は出港しないんですか」と。
「こんな強風で出られるわけないでしょ」
　予約してるんだから、せめて他の物言いあるのに、こいつらもう、野蛮人。
　食い物にしても、現地特産は安いかというと、高い。毛ガニもタラバも１キロ５千円とは、我が家の目の前のスーパーの３倍で、どうしてこう、北海道とはぼったくり。
　オーロラ号も、あるいは利尻、礼文のフェリーなんて、一回り３万円なら、東京～札幌往復の方が安いよ。
　ついに帰りの空港レストランで「握りのセット」とういメニューがあるが、もう話しかけるのも阿呆で、セットとは何だかもういい。一応頼むと、味噌汁付いてきた。んなものセットか。「味噌汁付き」と書け。
晩酌セットがある。ビール頼んで、つまみが３品盛り合わせが千円。それだけの話なのに、
「お飲物をこの中から選べます」　
　で、ビールか焼酎か日本酒か。そういうの、「選べる」というのか？
「おつまみが、この中から３品でますが」
　というから、選べばいいのかと、探していると、
「いえ、こちらで決めます」
「どう決まっているんだ」
「聞いてきます」
　馬鹿ですよ。この能率の悪さは、偏差値３０？
しかも空港では、搭乗待合室と書いてある。そんな待合なんかしたくないと、いかないと、時間切れ。
「搭乗口はどこだ」
「その待合室がそうですが」
　待つならホテルで待ってるよ。これ、私、変ですか。
　なんで北海道人はどこまでも、ひでえのか。ひでえは事実さ。不景気日本一。一度行けば２度と行きたくない。除雪しないで氷の上を歩かせる。ホテルも、駅も、レンタカーの駐車場も。雪かきできないか。当然だね。普通は何度も行かないよ。雪まつりだって、一度でもういい。沖縄には何度も行くけどね。要するにただの田舎者と思えば気も休まるが。