朝生プロ野球問題を見た

 朝までテレビを見終わりました。本当の意味で現経営側の人間がいなかったので、議論が成立していない感はありましたが、今のプロ野球が制度疲労を来していて、改革をしなければならないという点では、皆さん同意されていた様子。問題は、どこを壊して制度改革とするのかです。

 「球団数、リーグ数を壊す」のか、「現在の収益構造を壊す」のか。

 どう考えても、後者を推し進めない限り制度改革にはならないのですが、現経営陣がしようとしているのは前者。そうじゃないでしょ、という話ですね。

 番組内で冷静にスポーツビジネスの視点から、問題を論じていた経済産業研究所研究員、広瀬一郎さんのインタビューが Sports - Business view に掲載されていますので、興味のある方はぜひ、ご覧ください。
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壮行会の小泉首相

 2つ前のエントリー「Jクラブ対海外クラブ」で、レッジーナと書くべきところをペルージャと書いていました。オレンジな生活のろくでもない生活のorenamaさんのご指摘で修正いたしました。
 大変失礼いたしました、そしてorenamaさん、ありがとうございました。

 昨日のサッカーU23のヴェネズエラ戦。ゲーム内容はともかく、気になったのは試合終了後の壮行会に出てきた小泉首相。一国の総理があんな所で、国家意識をむき出しにして観衆をあおる姿は、正直ゾッとしました。たしかにオリンピックは国を象徴しての大会なので、国家意識が表出するのは分かるのですが…。

 政治がスポーツに関わってくるのはうんざりです。
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がっぺー

 近鉄、オリックスの合併に続き、ロッテとダイエーの合併騒ぎも勃興し、プロ野球界はお先真っ暗。ファン無視の経営者の横暴はもううんざりです。
 経済界ではUFJをめぐる合併騒ぎが起こり、こちらも右に行くのか、左に行くのか。先の見えない騒ぎになっているようですね。

 そこで、私も考えました。合併案。
 日本野球機構日本野球連盟日本学生野球協会が合併するというのはどうでしょうか?

 連盟の会長、山本栄一郎さんは、以前からこの実現に向けてずいぶんと努力を重ねていらっしゃったそうですが、それでも達成し得ない日本スポーツ界の恥とも言える団体の乱立。

 野球界の(自称)偉いおじいさんたち、とくに日本野球機構の関係のおじいさんたちは、合併好きなんでしょ。ちょっと考えてみてもらえませんか?
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Jクラブ対海外クラブ

Rマドリード、市原に快勝 サッカー国際親善試合 (共同通信) - goo ニュース

 この試合、見ていないのですが、そうですか。レアルが勝ちましたか。まあ勝ち負けはどうでもよくて、5万人のファンが楽しめたのなら、それが一番ですね。レアルもチャンピオンズリーグの予備戦があるっていうのに、アジアツアーしている場合なのかどうか。ビエラが加入するかどうかも気になるところです。

 今年は、レアルだけでなく、バルサ、バレンシア、インテル、ラツィオ、レッジーナ、と欧州クラブの来日ラッシュ。ファンも幾分、食傷気味でチケットの入れゆきが芳しくない試合もあるそうで。ちなみに、私は4日のバレンシア対鹿島を観戦に行って、花試合を楽しむ一人になってきます。

 国内で海外クラブとの試合が見られるのも楽しいのですが、できればひいきのチームにはクラブごと海外へ出かけていき、貴重な経験を蓄積してもらいたいもの。私のひいきの名古屋は、若手中心のメンバーがこれまで2回、韓国遠征を行っています。それも彼らには結構な経験となることでしょう。

 しかし桁違いなのはレッズ。8月上旬にマンチェスターまで出かけていってボカやマンUと対戦することによる経験値は桁違いでしょう。

 ホームグランドだけで戦うのではなく、チーム全体で厳しい環境に身を投じることで、スキルアップはもちろんのこと、チームの団結力も高まります。また、オールドトラフォードで戦うレッズを応援できるサポーターにも大いに誇りになるはず。

 選手個人の安易な海外指向は正直、あまり好きではないのですが、クラブ単位でこのように海外へ武者修行に出るのは大歓迎。FC東京がスペインへ出かけていったこともありますが、これからもこうした遠征が増えるとJリーグもさらに活性化することでしょう。
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署名よりもストを

巨人選手会が署名活動へ ヤクルト、ダイエーも (共同通信) - goo ニュース

 これで合併阻止へ向けて選手会が署名活動を行うのは、近鉄、中日、横浜、ヤクルト、巨人、ダイエーの6球団となりました。しかしこの想いと行動は経営陣にまったく伝わらず、近鉄・オリックスの調印は今週中にも締結予定だとか。もはや署名活動をしている場合ではないのではないでしょうか。

 救世主のようにメディアで取り上げられている阪神の立場も、両者の合併、さらにはもう一組の合併を前提としたもの。日本のプロ野球は着実に破滅への道を歩んでいます。シーズン後には、全球団全選手による契約更改拒否という噂もありますが、選手会は一日も早くストライキの実行を望みます。
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湘南オープンウォータースイミング

Sports-Business Viewのインタビューで笹川スポーツ財団の浦久保さんという方が紹介されていますが、この夏、湘南で日本最大級のオープンウォータースイミングが開催されます。

ただの遠泳じゃない、ちゃんとした競技のスイミング。何でも5km以上25km以下にわたって自然の中を泳ぐのをオープンウォータースイミングというそうで(それ以上はマラソンスイミングだそうです)、今回のイベントでは、一流の人からエンジョイレベルの人まで、一緒に泳ぐらしくて何とも楽しそう。

Sports-Business Viewでは、漁師の息子もプールで泳ぐなんて紹介されていて、寂しいかぎりですが、これがマリンスポーツがもっと活発になるきっかけとなれば良いなと思っています。
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日ハム対オリックス観戦雑感

 東京ドームに、日ハム対オリックス戦を見に行きました。日ハムが東京を離れたこともあり、ドームへ行くのは今年初めて。やはりスポーツは現場で見るに限ります。

 夏休みということもあって、スタンドには子どもがたくさん。BBベアー(であってます?)と戯れたり、ファールボールを追いかけたり、試合を見ているのかどうかは分からないけれど、みんなとても楽しそう。日本中に一カ所でも多く、こんな場所があり続けられると良いのですが…。

 なくしちゃいけないものって、あるんですよね。絶対。
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豪雨被災地での活動を見て

 ネット上で記事を探したけれど、見つからない…。先日、テレビのニュース番組で見た話ですが、豪雨に見舞われた新潟県で被災地の方々のお仏壇を無料で清掃・修理してあげている仏壇屋さんがあるそうです。
 曰く、「仏壇はやはり特別なもので…、捨てるというわけにもいきませんので」とのこと。

 そりゃぁ、そうですよね。タンスや本棚が雨に浸かってゆがんでしまった。それは廃棄することになるでしょう。でも、お仏壇には家族の心がこもっています。私は仏教徒というわけではありませんが、お仏壇を大切にしようという皆さんの気持ちはよくわかります。
 そして、無料で修理してあげているという、その仏壇屋さんは素晴らしい。従業員の皆さん、お盆シーズンを控えてただでさえ忙しいのに、修理が加わりほとんど徹夜状態だそうです。

 ほんと、テレビのこちら側から拍手を送りたい気持ちでイッパイでした。

 スポーツにも、この仏壇と同じメンタリティってありませんか? 前にも書きましたが、車や家電、食料品ならば大好きなブランドが無くなると寂しいけれど、他のもので代用が効きます。でも、ひいきにしているチームの代わりなんて、どこにもありません。仏壇と一緒。ダメになったから、廃棄して代わりを用意しましょう、なんてわけにはいかないんです。

 だから、バファローズとブルーウェーブは合併なんかしたらいけないんだ。その前に、経営改善が図れる策をみんなで考えなくちゃ。

 そんな簡単なこと、何で近鉄やオリックスの方々、あるいは西武の堤さんにはわからないんだろう? あるいは分かっているけれど、野球なんてどうでもいいから、好きにしてしまっているのでしょうか。

 彼らがしていることは、文字通り「冒涜」です。
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ラルプデュエズ

 重厚でありながら力強く、地鳴りが響くようなヤン・ウルリッヒの走りが昨日のラルプデュエズにはありました。
 今大会、不調と言われながらも一昨日の果敢なアタック。そして昨日の渾身のペダリング。まっすぐに進路を見据える彼の目には、一流アスリートしか発揮しえないであろう、雄々しさを感じることができました。

 「総合は無理でも、せめてラルプデュエズは取ろう」
 そんな想いもあったのかも知れません。昨日のウルリッヒは、確実に、これまで彼を阻んできた壁の向こう側にいました。

 でも結局ランス・アームストロングにはかなわなかった。彼の夢、我々の夢は、バッソが第一チェックポイントを通過した直後、黄色いジャージが姿を見せたことで、あっさりと終了してしまいました。
 たしかにランスの走りもすごかった。ウルリッヒとは逆で、軽めのギアを高速で回していく様は、軽快そのもの。ウルリッヒが地鳴りならば、ランスは風と言えるかも知れません。

 持ちうる限りの全力、もしかしたら限界を越えたところまで力を発揮していたウルリッヒ。それでも王者には完膚なきまでに、叩きのめされてしまいました。

 王者とそれを追う者の対決。王者の完全勝利で終わりましたが、昨日は、破れ散ったウルリッヒがドラマの主役だったように思われます。

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辛勝スタート

 4年前はサウジアラビアを相手に4-1の快勝発進。
 今年は、オマーン相手に1-0の辛勝発進。

 日本代表は中国の地で、4年前に続きアジア杯を手にすることができるのでしょうか。何はともあれ、勝って大会のスタートが切れたことにホッと一息。

 ところで、加地がいつまでも右サイドのレギュラーでいることで、チームに悪影響は生まれないのでしょうか?
 一人でも味方に認められないプレーヤーがいては、チームの和は崩れやすいもの。力不足は彼の責任ではありませんが、代表のレギュラーにふさわしいレベルでないのだから、別の選手を試したもらいたいものです。
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アジアカップ

 EURO2004でギリシャが優勝し、ヨーロッパサッカーに新時代をもたらしたように、アジアでも新しい時代が訪れるのかも知れません。
 サウジがトルクメニスタンと、韓国もヨルダンと引き分けスタート。もちろん、アジア杯に対する各国の取り組み方姿勢に差もあるのでしょうが、日本がオマーンやタイ相手に苦杯をなめることも、充分予想されるような気がします。

 まあ、もちろんアジアサッカーに崩壊するほどの秩序が構築されていたのか、という疑問もありますが、今後、日本がアジアサッカー界の盟主として君臨していくためには、中堅国から強豪国へとのし上がった、この10年以上の努力が必要とされることでしょう。
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ハミルトン優勝

 The Openは、かつてJAPANツアーでも活躍したトッド・ハミルトンがプレーオフの末に優勝。メジャー初制覇となりました。

 コースレポーターの羽川さんも言っていましたが、こうしてJAPANツアーでしのぎを削った仲間がメジャーを獲るというのは、日本人プロにとっても大いに励みとなることでしょう。

 逆に、JAPANツアーを回っていた頃のハミルトンの心境はどのようなものだったのでしょう?
 「今、できることを地道にがんばろう」と思っていたのか、
 「ちっ、オレはこんなとこにいる人間じゃねーんだよ」と思っていたのか。

 心中は本人に聞いてみなければ分かりませんけれど、栄光に浴するような人はスポーツ界でもビジネス界でも、前者のような人であってほしいものです。
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いいとこ取りを許そう

 日本では大人になるとスポーツをしなくなると言います。国際的に見ても、活発にスポーツをする割合が低いとか。

スポーツライフ・データ2002笹川スポーツ財団より

 私なんかはスポーツが大好きですから、日本に暮らす人々がもっと盛んにスポーツに親しんでくれればいいと思いますし、Jリーグの百年構想なんかも、そんな環境を目指しているものでしょう。

 で、生じる疑問が「何で日本ではあんまりスポーツが盛んにならないのだろう?」ということ。調査結果における「時間がない」「環境がない」などの理由は想像つくけれど、どうもそれだけではないような気がしていたんです。

 そんな長年のモヤモヤを解消してくれたのが、今朝の朝日新聞土曜版、島田雅彦氏のコラムでした。

(前略)以後、私にとって習い事は、基礎練習を省いた「いいとこ取り」の形式に落ち着いた。(中略) 稽古(けいこ)から苦痛と退屈を間引き、快楽追求に徹するということ。


 日本ではスポーツをするときって、なかなか「いいとこ取り」ができないんですよね。週に2回以上、本格的にやろうと思った瞬間から「苦痛」と「退屈」が渦巻く「稽古ごと」の世界に放り込まれてしまいます。
 人間、30歳も過ぎたのに、素振りなんかしたくないって!!

 だから、気楽に満ちた月1回程度の草野球や競技性を追求しない「ジョギング」「ウォーキング」なんかが、人気スポーツになってしまうわけです。

 いかに庶民の「いいとこ取り」を可能にするか。それが、今後の日本スポーツ界にぶつけられた課題ではないでしょうか。
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スポーツ界における女性

 今日、スポーツにおける女性を考えるシンポに参加してきました。元競技者の方のお話をうかがうと、遠征用の大きな荷物を選手にもたせて自分は身軽に過ごしたり、打ち上げコンパ等で女子選手にお酌をさせるなど、まだまだ時代錯誤的な役員、指導者がいるとのこと。同じ男性として、情けない限りです。

 性別、人種、民族、国籍、年齢。
 そりゃーいろいろ違いはあるけど、どうして同じ人として謙虚に接することができないのでしょう。
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久万対ナベツネ?

 「2リーグ制維持」「交流戦の実施」「年俸減額制限の緩和」「ウェーバー制を見据えたドラフト改革」など、具体的なアイデアを含んだ阪神久万オーナー、野崎社長の発言は、非常に前向きで歓迎できるものを感じます。

 もちろん巨人戦の削減数が少なくてすむ等の打算はあるのでしょうが、球界が極度の巨人依存から脱するチャンスとなりそうな気配も含んでいるように感じます。

 ただ忘れてはいけないのが、今回の阪神経営陣からの発言は近鉄・オリックスの合併が前提になっているということ。これを阻止した上で、上記のような改革が行われなければ、あるいはさらなる改革が行われなければ、日本プロ野球の発展は見込めない気がします。

 しかしナベツネちゃん………、まるで級友に反旗をひるがえされた落ち目のガキ大将の様相ですな。

 ツールは今日もフランス人のモンクティエ。出身地での勝利だそうで、うれしいことでしょう。ボエックラーも、マイヨジョーヌを着つづけていますし、ますます面白くなってきました。
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