セコイアの年輪にすっかり感心した後、軽い食事を摂りたいと、テラスレストランを覗いたのですが、中は満席。
入口で、数グループが席待ちをしていたので無条件にパスしました。
私は黙って待つのが、どうも苦手です。
そしてそのまま、その先の温室へと向かいました。
正直、たいして期待もしていなかったのですが、これが中々のものでした。
私は、美しく飾られた花よりも、数多くの植物の種類を見たいのです。
しかしこの温室は、花を美しく見せることを主目的とした構成に思えたので、さっと見て帰るつもりでした。
カクチョウランやクンシランは、私にとっては、特に珍しくもありません。
温室の最初のエリアは、鑑賞用の「美しい花」で飾られていました。
温室のホールには電子オルガンが備えられ、科学的に植物を観察する目的の施設ではなさそうです。
木生シダのヘゴを見せる為に、空間を贅沢に使っています。
いや、違うようです。
ヘゴを見せる為ではなく、熱帯の雰囲気を演出する部屋が用意されていました。
しかも、その周囲を、花に溢れた回廊が巡っていました。
しかし、ここまで徹底すると見事です。
広さも想像以上でした。
デュポンさん、どれだけの財をつぎ込んだのでしょうか。
アメリカの資産家の実力を見せてもらった気が致しました。
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