モディ・コーラの谷底へ降りて行きます。
白い雲の下、マチャプチャレが小さくなっていました。
農家の庭先で母と子が日向ぼっこをしています。
谷の中は夜明けが遅く、夕暮れが早いので、太陽の光が愛おしいのでしょうか。
フジウツギに似た、薄紫の花を見かけました。
しかし今図鑑を捲り始めると筆が止まりますので、謎解きは後の楽しみにします。
キュムヌ・コーラを挟んだ向かいの尾根の段々畑が、下部まで見えるようになってきました。
この畑は上部と下部に分かれ、各々の上下に集落があります。
他の地区は段々畑の上に集落がありましたが、下部の段々畑では、畑の中央に集落が位置しています。
現在地から見た写真 更に低い場所から見た写真
既に標高は1700メートル程ですので、チョムロンが仙台とすると、この場所は東京に該当する程の温度差があるはずです。
下り続ける道の横でセロジネ・クリスタータ(coelogyne cristata)と呼ばれる蘭が咲いていました。
咲き始めたばかりのようですが、到る所に大きな株を作っていました。
この株をそのまま日本に持って行けば、数十万円の値が付くかもしれません。
階段状に石が組まれた道を更に下って行きました。
とうとう、マチャプチャレが見えなくなってしまいました。
ヒマラヤシャクナゲが花数を増して、朝陽の中で樹を朱に染めていました。
チョムロンを出てから約1時間、9時頃にカエンカズラが咲くチィヌウ(ジヌウ)に到着しました。
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