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雪の沢から木漏れ日の谷へ

2014-05-07 13:20:36 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 デオラリのピークを過ぎ、道は沢の中へと下って行きます。

 

 シャクナゲの巨木が、到る所で周囲に根を巡らせていました。

 

 

 見上げるアンナプルナ・サウスに雲が掛かり始めました。

 

 

 足元の水溜りに薄氷が張っています。

 

 

 マチャプチャレが歩を進めるごとに、大きさを増してきました。

 

 

 沢へ下るにつれて積雪量が増えてきます。

 

 昨日歩いたダラウンティ・コーラの谷筋と違い、森が深く、民家も殆ど見当たりません。

 

 

 11時少し前、ゴレパニを出発してから2時間程でデオラリのGHを通過しました。

 

 

 雪の積もる道が続き、傾斜のきつい場所ではトレッカーが渋滞を起こしていました。

 

 大阪市大の学生達に「スキーの要領で足を運ぶと転ばないよ」と説明すると、「スキーをしたことがありません」の返事が返ってきました。

 

 雪道を歩いたことがない人は、かなり苦労していたようです。

 

 

 暫く進むと、トレッキングルートから雪が消えました。

 


 尾根を一本隔てただけなのに、昨日のルートと違って、周囲に段々畑が見えません。


 道には敷石も施されていませんでした。

 

 そのような素朴な山道に、野の花が可憐に咲き揃います。

  

 

   左:プリムラ・エッジワースィ      右:プリムラ sp

  

 山道脇の笹薮に、雨期には水路となるであろう場所で、サクラソウが群落を作っていました。

 

  


 尾根と沢が複雑に入り組んだ地形は、夫々の場所毎に環境が変化し、多彩な植物を育むようです。

 

 

 日本の東北地方に見られる藪山のような谷に清らかな水が流れ、木漏れ日に導かれた山道が穏やかに続いていました。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 1

 

ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 2

 

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