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ペナン 民族の坩堝

2011-03-04 21:16:25 | マレー半島 花の旅

 プラナカン・マンションを先へ進むとキング・ストリート寺院群が現れます。

 ガイドブックには、18世紀にペナンに定着した中国系の人々の多様性や、広東系寺院と客家系寺院の精密な内部構造などを見ることができると記載されていました。

 同じ様に見える中国系の人々も、どうやら均一の民族ではなさそうです。

 

 更に先へ進むと、通称ハーモニー通り〔Jalan Masjid Kapitan Keling〕の観音寺「中国語ではKuan Yin Temple」が見えてきます。この寺は基礎構造が1728年に設置されたペナン最古の寺院で、今の建造物は1824年に建立されていますが、現在でも中国系の人々の参拝は絶えることがないそうです。

 本堂前では信者が捧げた線香の煙が立ち込めていました。

 

 

                 

 

 この寺の境内で、小鳥を販売している人がいましたが、これはいったい何の鳥で、何をする為の小鳥なのでしょうか? 

 観音寺からハーモニー通りを南西方向へ進むと、ジョージタウン最古のヒンドゥー教寺院であるスリ・マハ・マリアマン寺院の裏門に出ます。この寺院の開基は1801年で、現在の建物は1833年に建立されたそうですが、門の上にヒンドゥー教の神々なのでしょう、見事な彫刻を見ることができます。

 正門へ廻り込みましたが、こちら側も見事な彫刻でデフォルメされておりました。

 

 

 ペナンの歴史を調べますと、この寺院が作られた時代はペナン全島で4万人ほどの人口だったようです。その内、約40%がマレー人、インド人と中国人がほぼ20%、アラブ人が10%弱だったそうです。

 同時代に中国の仏教系寺院とインドのヒンドゥー教寺院が相前後して建立された背景が目に見えるようです。

 

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