ナビは幹線道路のラウンドアバウトを外れ、市街地への道を告げました。
住宅街の細い一方通行を進むと、車は突然海岸を見下ろす小高い丘の上に出ました。
どうやらここがテンピー(Tenby)のようです。
海は引き潮です。
砂浜の先に見えるのはセント・キャサリン島(Ynts Catrin)でしょうか。
南へ、砂の海岸が穏やかな曲線を描いています。
昨日見てきた、ランズ・エンドと陸続きのイギリスの海岸とはとても思えません。
天候が悪く、写真のできが良くないので、実際の印象を正確に伝えられませんが、ゆったりと砂浜が広がる海岸は、まるで明るく陽気なイタリアの海を見ているかの如くです。
街に明るいパステルカラーに彩られた家々が並び、陽気な雰囲気を盛り立てていました。
先入観としての、イギリスのイメージを大きく裏切る装いです。
ノルマン人が、中世にヴァイキングの襲来に備え、断崖海岸に城壁を築き、入り込む湾に突堤を築いて、港にしたのがテンピーの町だそうです。
今は観光の町として人気を集めているそうです。
色彩豊かで、お洒落で可愛いい光景を至るところで目にします。
(写真が暗くて御免なさい)
城壁が囲む、旧市街の通りにカフェーやお土産屋さんが並んでいます。
こんな雨降る日でも、観光客がお茶を飲んだり、ウインドーショッピングにそぞろ歩く姿を目にしました。
お天気の良い日にもう一度、ゆっくり訪ねてみたいと思わせる町でした。
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